【BC】乙妻山
高妻山・戸隠山
(長野, 新潟)
2025.03.09(日)
日帰り
先週は鍋倉でザラメを滑りながらもう春だな、なんて思っていたところに、最後?の寒波が到来。
今回は、数年前、とあるYouTubeで高妻山の奥にある乙妻山の滑走動画をみて以来、山スキーで行きたいと思っていたこちらの山。
スキー2シーズン目で行けることになるとは!
今シーズン何度か滑った佐渡山や黒姫山と同じく大橋の駐車場からスタート。
6:00前に着けば停められるだろうと思いきや、そんなことはなく、数百メートル行ったところのスペースに駐車。そのあと来た車は路駐でした。
佐渡山の取り付きまでは見慣れた景色。そこからさらに進んでコル部分に乗り上げる。
そこからは100m弱ほどを下ることになるが、我々はシール付けたまま下ることにした。(滑走モードで下ってる人もいたので人それぞれ)
下りきると先行者がおり、ラッセルのお礼を伝えた。
高妻山への尾根取り付きからカリカリでなれないクトーを付けて登った。所々クトーの横部分のみでなんとかひっかけている、という状態で非常にいやらしい雪質だった。
ブーツアイゼンも持ってきていたので、最悪シートラで登っても良かったが、緩いところもあり、結果、スキーのまま登って良かったと思う。
なんとか稜線まで出ると、目の前には真っ白で雄大な高妻山。夏には見られない景色を見上げながら歩みを進めていく。
途中で、中妻山を巻くことになるが、これもまたいやらしい斜面と雪。日射の影響を受け、いつ雪崩れてもいいような感じなので、間隔をとりながら進んだ。
隣に見える斜面は大規模な雪崩跡を確認したが今日落ちたのか昨日落ちたものかは判断できず。
この後ドロップする斜面を右手に見ながら山頂までラストスパート。どうやら私たちが一番乗りかと思いきや先行者のトレースとシュプールがある。
朝は強かった風も、山頂ではほとんど無く、のんびりと休憩することができた。後ろから、スキーヤーとボーダー2パーティも続いてきた。
ここまでくると人も少なくありがたい。
山頂標識はというと、掘り起こす気満々でいたのに予想以上に難しく…早々に断念。
ドロップポイントまで戻るといつの間にか青空が広がり、快晴の下、ドロップ⛷
日射の影響でどうかと思ったが、最後までパウダーを楽しめた!
なんといっても広い!!そして、長い!!地形的な難しさもそれほどなく(何度か転んだけども)、今シーズンイチ楽しめたと思う。
そのあと登り返して佐渡山の乗越まで戻り、佐渡山の斜面を滑ろうかとしたが、思いの外、凹凸あったのと、靄がかかり視界悪化のため、おとなしく登ってきた尾根を滑っておりてきた。が、私にはこれが核心だったな笑
念願の乙妻滑走、総じて素晴らしい山行だった!
雪質でいえば、鍋倉には劣るものの、山スキーの内容としてはNo.1と言っても過言ではない気がする。
高妻山って、登山だったら敢えて冬に登ろうとは思わないが、非常にいい山だったのでスキー問わず冬もおすすめしたい。同日、高妻滑走していたパーティもいた⛷️
乙妻から堂津岳に足を伸ばしてもよい…
ここは、家から1時間かからずこれる最高の山域。毎年何度でも通いたい。
そして、なによりこの寒波が1番の誕生日プレゼントとなり最高の週末を過ごせた✌🏻🎁