13:22
15.4 km
1929 m
虎穴の雪月花 焼岳西面-アカンダナ山
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 (長野, 岐阜, 富山)
2024年01月29日(月) 日帰り
大棚経由、焼岳西面。 焼岳南峰🏔️からアカンダナ縦走へ。 四季折々人気がある焼岳でも、日頃見ることができない角度がある。 このルートを初めて見たとき、その姿を想像した。 冬季バリエーションを通してこの景色を求めに、以前ブンタさんからご紹介いただいた山の民さんと共に、ノートレースの旅に向かった。 コンパクトに終わると思ったこの道のりは、想像以上に激しく、美しい世界だった。 --------------- 特筆すべきことは、この時期、中ノ湯・新中ノ湯ルート南峰VRではおそらくほぼ体験することはないだろうと思われる、活火山特有の地質にあり、 地熱により空洞化したシュルンドやツリーホールがそこら中を蝕む。 雪は深いものの、スノーシューをつけ、膝に達するようなラッセルはあまりなかったが、 全行程のおよそ7割を占める樹林帯では、特異地形に潜むトラップに進路を阻まれ、アニマルトレース誘引の罠と、ルートロスト必須の踏み抜きの連続となる。 林道以外の登り斜面全行程がほぼ急登となり、 前半は、圧雪が効かない新雪祭りと、シュルンドが這い回る森林限界を超えたクラスト斜面では、地熱ホールを2度踏み抜く。 後半のアカンダナへ向かう縦走では、溶岩ドームが作り出す樹海と、スノーモンスターと化した薮間に、極上のツリーホール祭りと踏み抜き地獄がさらに加わった。 終盤では、計画で定めたタイムリミットが近づき、最後の高々標高差100mに満たないアカンダナ山🏔️三角点への登り返しもまともに進める気がせず、 アカンダナ外輪山の尾根筋、またはその間にある谷筋の2wayで三角点を巻く試みをするも、樹海とツリーホールに阻まれる。 アカンダナ山手前の谷筋で、頭上をゆうに超えるツリーホールにうっかり滑り落ち、足場を雪で固めようともがくほど縦穴空洞が広がり、斜め下に引き込まれていくループに陥る。 雪中から出てきた根っこの切れ端らしき物体を掴んで力技でどうにか抜けた。 踏み抜きに手こずったロスでタイムリミットを気にする焦りにRFが雑になる。 GPSも見ずに歩きやすい進路を辿ったら、斜面による誘引地形で、気がつくと迂回進路の逆方向へ押し返された。 結局こっちの方が早いと、アカンダナ山頂🏔️への登り返しに舵を切る。 シュルンドだらけのアカンダナ山頂に辿り着き、最短直登コースから下山しようと思ってたが、緩み始めた雪層による雪崩が気になり、直登ルートを迂回、薮&樹林帯ルートを選択。 お互い、行程を甘く見積もってたのと、何度も遠回りもしたことで、計画に定めたリミットから1時間もオーバーして下山した。 --------------- 自然の厳しい面もあったが、 月明かりに浮かぶ焼岳と西面から臨む非現実的な夜明けの世界、 霧氷モンスターに囲まれたスノーフィールドと、白谷山の雪庇稜線から眺めるアルプスの雪稜まで、 最後まで絶景とアドベンチャーが尽きない、クレイジーなコースだった。 山の民さんの、言葉に気を遣っていただいた人柄にも触れて、感動を共有し、RFで共に戦ったこの旅は、思い出深い山行となりました。 恵まれた晴天と、ご一緒いただいた山の民さんとの巡り合わせに感謝です❗️ 最後に… 同じ足跡🐾辿っても圧倒的に踏み抜きが多かった、体重差15キロの大きさも思い知った💧 山の民さんズルい🤣🤣 ※行く人いないと思うけど、所々ルート外しているので、軌跡を参考にされる場合はお気をつけて ※写真多めです🙏
