蒼天焼岳 ラッセル天国
槍ヶ岳・穂高岳・上高地
(長野, 岐阜, 富山)
2024.12.10(火)
日帰り
・トレースがあったのは、森林限界をちょうど超え始めるP2037付近の広場まで。そこから先は完全な更地
・スノーシューの沈みこみは、膝上、膝下、ときどき腰ラッセル、総じて膝の可動域が埋まる深さ(50~55センチ)。
頂上直前までくるとさすがに浅くなってきたが、ツボ・アイゼンでは歩く気分にならないくらいは沈む。全体を通してアイゼンピッケルの出番無し。
・〈装備〉スノーシュー:MSRライトニングアッセント22インチ、体重75k、ザック重量14.5k(スノーシュー込)
・南峰の頂上少し手前で地熱で空洞になったと思われる踏み抜きあり。北峰の山頂周辺は空洞だらけ。
・雪が降るタイミングによるが、中ノ湯温泉へ向かうつづら折りの林道は凍結で転倒しやすい。不安ならチェンスパある方が歩きやすい。
---------------
今回は登山できる時間が少ないので、短い距離でラッセルできるところ、と考えてたら、無性に焼岳へ登りたくなった。
前回の冬シーズンで、西面台地-アカンダナを縦走したので、
定番ではあるがまだ歩いたことがない、中ノ湯から下堀沢の右岸に沿って、「冬季限定」南峰へ直登するルートへ行ってみよう。
森林限界を超えてからの焼岳南面の雪景色が楽しみだ。
前日に確認した時点では、冠雪後の登頂記録が途絶えているみたいなので、いいラッセル訓練ができそうだとワクワクしながら、いつものごとく夜勤上がりでそのまま直行。
登山口たどり着いたら、トレースがしっかりあってちょっと拍子抜け💧したけど、
病み上がりで寝不足だったし、樹林帯のRFは面倒だと思ってたので有難く使わせていただきました🙏
ちょうど森林限界の近く、焼岳の眺望が見え始める広場のあたりでトレースが終わる。
ここから本番ということか。
下山後に、前日登られた方のレポートが上がってたので見てみると、腰まで埋まって悪戦苦闘されている様子が伺えた。
まさにそんな感じで、腰まで埋まるのはRF次第、部分的ではあったが、大体は膝上までずぶずぶ沈むので、一歩一歩格闘しながら進む。
下堀沢出会付近からは銀世界の絶景❄️❄️
まだちょっと積雪が浅いのか、ブッシュが所々顔をのぞかせてはいるものの、
なだらかに流れる斜面と、下堀沢や南面を覆う雪原で真っ白に染められる世界。
徐々に顔を出してくる白山などの絶景ホイホイに捕まり、ラッセルと併せてダブルパンチをくらって足が中々進まない。
南峰登頂後、子供を迎えにいく時間に余裕がありそうだったので、北峰へ寄り道。
昼前から曇り始めるので、山頂ではあまりゆっくりせず、早々に撤退しました。
誰も歩いてないスノーフィールドに足跡をつけて歩くのはとても楽しかった。
名峰に囲まれる焼岳は眺めもよく、積雪期に歩けるルートも色々ありそうなので、困った時の焼岳として、また何度でも遊びにこよう😊
---------------
駐車場:坂巻温泉、朝5時から。受付に1000円払ってゲートを空けてもらう。中ノ湯温泉(朝6時~)は四駆スタッドレス限定。