立山
立山・雄山・浄土山
(富山)
2022.07.02(土)
日帰り
7月の月一山行、立山周遊。
例年になく、短い梅雨が明けた。熱波の日々。6月末とは思えない酷暑だった。立場的にも熱中症予防に気を使う毎日だった。
そんな中、私はもう一つ別系統の思考を巡らしていた。山やさんとしての思考…梅雨明け直後はしばらく晴天が続く、夏空のアルプスの高山帯に行きたい❗と。
そして今回は明瞭に立山に行きたいと思った。室堂へのバスの車窓から見られる大日連山や剱、雄山の景色が頭に浮かんで仕方がない。仕事の疲れはあるが、思い止みがたく、7月に入った今週末に行くと決めた。
立山室堂は学生時代毎年訪れていた。剱の八峰で岩登り合宿をするため、雷鳥沢を登って剱御前から剱沢を下って真砂沢を拠点とした。毎日長次郎谷を詰めて八峰・源次郎・本峰・チンネと、剱の岩稜に遊んでいた。その後社会人となってからは2度ほど訪れた。1度は今は女房となった彼女を連れてきたが、室堂だけで帰った。2度目は13年前に家族で来て雷鳥沢でテント泊した。晴れた一日に雷鳥沢を登って剱御前まで行き、剱岳を見せた。この時に撮った家族写真は今でも私の親の所に飾ってある。この時はそのまま下山したので、一つも頂上は踏んでいない。というわけで、立山(雄山・大汝山)の頂上を踏んだのは、32年前1990年の立山から薬師岳方面へ南下した縦走の途中で通過したのが最後である。すごく親しみがあり、いつでも来られるつもりでいただけに、とても意外であった😲 ちょうどいい機会なので、雄山から剱御前・雷鳥沢へ周遊することとする😀
夜中1:30に家を出て富山県の富山地鉄立山駅を目指します。東海北陸自動車道、北陸自動車道ひた走り、AM6:00頃立山駅に到着した。当日切符を購入し、7:10のケーブルカーに乗ることができた。仕事疲れのせいか、今回は非常に眠い。東海北陸道のどこかのPAでも仮眠したし、室堂行きのバスの中でも大半眠っていた。
8:00過ぎに室堂に到着。準備をして出発。ヤマップの開始時刻は8:18だった。
晴天❗😀 朝の太陽が眩しく輝き、残雪豊かな山々が映えます。なかでも目指す雄山がひときわ大きく聳えています。一の越までの道はまだ雪が多く残り、照り返しでなかなか眩しいです。
40分ほどで一の越。黒部側の展望が開け、北アルプス中心部の大パノラマが広がります。餓鬼から笠までの峰々がほぼ全てが見えています。中でもやはり槍穂は高く目立つ。谷の下には碧い水をたたえる黒部湖。好天に感謝😀
ここから一気に300mの急登。喘ぎながら登ります。しかし、途中で標高を確認しょうとヤマップを見るとGPSが止まっていることが判明。雄山神社まで様子をみたが復帰する様子がない。10:00少し前に雄山神社到着。社務所でバッチと息子への御守りを購入。その後、ヤマップを一旦終了し、再度活動記録をスタートさせてから3003mの雄山頂上の社に登りました。本年最初の3000m峰😀 薬師から白馬・剱まで北アルプスのほぼ全域が見渡せます❗でも私にとっての今回のメインはやはり大汝山ピークの3015m。早速向かいます。
10分かからずに大汝山のピークに到着。本邦最北の3000m峰の頂上に32年振りにやって来ました。何となくの記憶と一致して嬉しかった😄 本日の最高所、展望は言うまでもない。360°の大パノラマ❗当然写真を撮りまくった。少しでも3000mの空気に触れていたくて、ここで昼食・大休止。意外にも人はまばらだった。大汝山まで来た人も、また雄山側に戻って行く人が多く、周遊する人は少ないようだった。
昼食を終えて富士ノ折立方面に歩き出す。すぐに標高3000mを下回ってしまった😑 でも、真砂岳、別山、剱へと向かう稜線の縦走路はとても美しい❗
しかし、昼食を食べ方シャリバテは解消したはずなのに足が重い。歩くのがダルい。とくに登りになるとバテているのを実感する。やはり疲れと寝不足は否めない。下りも登りも緩慢な動きとなった。立山の谷側には次第に雲が出てきた。縦走中は曇り始めたので、暑さはなかったのだがスピードは上がらなかった。気力もなくなってきて、真砂岳は頂上をとったが、別山は巻いてしまった😑
別山乗越から見ると、剱は立山側は雲に覆われていたが黒部側は晴れていて、本峰から八峰、剱沢、背後に白馬連峰が見ることができた。13:00剱御前に到着。やはりここからの見る剱岳は最高である❗深く切れ込んだ剱沢から一気に立ち上がる鎧のような岩峰の迫力は凄い❗
少し休んで下山にかかります。懐かしい雷鳥沢を下ります。半ばまで下った頃、大粒の雨が降ってきた😲 急いでレインウェアを着用。久しぶりの雨具着用である。鬱陶しい😑
雷鳥沢の下部はまだまだ雪に覆われていた。アイゼンを持って来なかったので、ストックとキックステップで下った。この時期の雪なのでグサグサで歩くのは問題なかった。しかし、雨が強くなり鬱陶しさは増した。
雷鳥沢キャンプ場を過ぎると室堂までは登り返し。ずっと階段でとってもバテた😖 ヘロヘロな体力・気力で15:10頃に室堂のターミナルに到着した。ちょうどいいタイミングでバスに乗ることができた😅
今年最初の3000m峰で、32年振りの登頂。好天と大展望。身体・気力に鞭打って来た甲斐があった。次にここを訪れる時は剱岳に登る時である😉
※実際の活動記録は8:18発なので、6時間51分となります。