18:11
27.5 km
2307 m
12年ぶりのザックで挑む飛騨沢ルート。槍ヶ岳、心身ともに試された山旅
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 (長野, 岐阜, 富山)
2026年06月19日(金)〜20日(土) 2日間
MYOGしたザックで颯爽と……という計画は、完成が間に合わずあえなく撃沈。結局、物置から12年ぶりに引っ張り出した旧友のようなザックを背負って、槍ヶ岳を目指してきました。 初日は晴れ。久しぶりのテント泊で張り切って食料を詰め込みすぎた結果、ザックの重さに林道歩きの時点で早くも「登頂できるのか?」と不安がよぎります。 槍平小屋を過ぎたあたりから、案の定、太腿がピキピキと悲鳴を上げ始めました。塩分不足かと思い梅干しを口にするも改善せず。ところが、こまめな休憩と、なぜか「バウムクーヘン」を摂取すると状態が落ち着くことに気づきました。今回、この組み合わせには本当に助けられました。 千丈分岐から千丈乗越にかけては、地図上の等高線を見て「これなら楽勝」と踏んでいたのですが、重いザックと足の攣りに阻まれ、かなりの時間を消耗。それでも槍ヶ岳山荘に着いてからは、売店で補給をしてアタックザックへ。 軽量化した途端、まるで背中に羽が生えたかのような感覚。手足をかける場所が明確で、穂先までは問題なく登頂できました。「ハシゴで下を見ない、下を見ない……」と念仏のように唱えていたのはここだけの秘密です。山頂からの眺めを独り占めできた時の達成感は格別でした。 テント場は4〜5名と非常に静か。テントを開ければ目の前に槍という、最高の特等席を獲得して眠りにつきました。 2日目は昼から雨予報でしたが、運よくご来光を拝むことができました。 上りの道中、滝谷の増水リスクを教えてくださった御二方、本当にありがとうございました。おかげさまで早朝5時に下山を開始でき、増水前の滝谷を無事に攻略。さらに道中では雷鳥の姿も拝めました。 下山時は「1時間おきの休憩」と「炭水化物」を徹底したおかげで、足が攣ることもなく白出沢まで。その直後に雨が降り出したので、あの時のアドバイスがなければ滝谷で足止めを食らっていたかもしれません。 金曜日に滝谷から槍平小屋までの道中でアドバイスをくださった方、長靴で爆速下山されていた方、本当にありがとうございました。おかげさまで無事に、槍100周年の記念Tシャツもゲットできました! 今回身に染みたのは、やはり体力と装備のバランス。荷物を軽くするべきか、もっと体力をつけるべきか。答えは「どちらも」ですね。 まだまだ精進が必要だと痛感した山行でしたが、最高の思い出になりました。