千畳敷→三ノ沢岳→檜尾岳→空木岳
木曽駒ヶ岳・空木岳・越百山
(長野)
2025年10月17日(金)〜18日(土)
2日間
秋風の稜線を行く:千畳敷から空木岳へ
山では秋が深まる10月半ばに、千畳敷から空木岳までを単独で歩きました。
初日は穏やかな晴天に恵まれ、中央アルプスの稜線歩きを存分に楽しめました。
翌日は一転して強風とガスに包まれ、厳しい行程となりましたが、変化に富む山の表情と、静かな稜線で過ごす時間を味わえた2日間でした。
Day1 千畳敷〜檜尾小屋
朝7時20分、千畳敷ロープウェイ駅を出発しました。天候は快晴で風も穏やか、稜線歩きには理想的な条件でした。
稜線に出てからの三ノ沢岳は近いようで遠く、往復には時間がかかりましたが、中央アルプスを一望できる位置にあり、素晴らしい景色を堪能できました。
宝剣岳から檜尾の稜線はおだやかで、素晴らしい眺望もあり、稜線歩きの醍醐味を感じられる場所だと思います。
13時過ぎに檜尾岳に到着しました。山頂からは宝剣岳や空木岳まで続く稜線がくっきりと見え、達成感を味わえました。穏やかな山頂付近にポツンと建つ小さな檜尾小屋にはかわいらしさがあり、印象に残りました。1日を通して天気は安定しており、ガスに包まれることもなく、避難小屋に到着した後はのんびりと穏やかな時間を過ごせました。
Day2 檜尾小屋〜空木岳〜菅の台バスセンター
翌朝は日の出とともに出発しました。稜線に出ると終日強風が吹きつける天候で、日の出こそ見られましたが、瞬く間に周囲はガスに包まれ、真っ白な世界に一変しました。
ハイマツを左右に大きく揺らすほどの風にあおられながら、熊沢岳、東川岳を経て木曽殿山荘へ向かいました。アップダウンは続きましたが、道標は明瞭で迷うことはありませんでした。
途中、雷鳥に出会えたことが特に印象的でした。毛は冬に備えて白く生え変わっており、季節の移ろいを感じさせました。
木曽殿越から空木岳への急登では、変わらず強風と視界不良に見舞われました。予定よりも遅れて山頂に到着しました。ここでようやく登山者の方に出会いました。稜線は土曜日でしたが、それまで誰にも会わず、風の音だけが響くモノクロの世界でした。
本当は仙涯嶺や越百に向かいたい気持ちもありましたが、天気がさらに悪化する予報もあり、下山を開始しました。
下山は樹林帯に入り風が弱まり、足取りも安定しました。登山口には14時過ぎに到着しました。総行動時間は約9時間、標高差は約2,600mの下りでした。悪天候下でも落ち着いて行動できたことが、今回の大きな収穫でした。
帰りの寄り道
ごはん:明治亭登山口店
評判の食事処ということもあり、ボリュームたっぷりで美味しく、大満足でした。