木曽山脈一撃(茶臼山〜木曽駒ヶ岳〜空木岳〜越百山)
木曽駒ヶ岳・空木岳・越百山
(長野)
2025.06.12(木)
日帰り
北アルプスはまだ残雪が多いので、「中央でも行ってみっか!」という割と軽いノリで、中央アルプス主脈稜線縦走の旅へ。
未踏の区間も織り交ぜたかったので、あえての福島Aコースinで茶臼山から越百山までを一撃。
▶︎道の駅日義に車を駐車
ここから7kmほどロードを走ってコガラ登山口へ
【コガラ登山口〜茶臼山】
渡渉ポイントがあり、増水時は渡れない。
今回も増水して、渡れるところはないかとウロウロ探してみたものの、結局ワイヤーのところしか無理そうだったので、念のために持ってきてた装備を駆使して安全確保し、気合いで渡渉。
登山道は全体的に藪っぽく、マダニがいました。
(服にくっついていた)
【茶臼山〜木曽駒ヶ岳】
一部残雪がありますが、登りで使うなら装備は要りません。下りでも、チェンスパが軽アイゼンあれば行けるでしょう。
雲海が綺麗で写真が弾む🤳
木曽駒は誰かいるかと思いましたけど、誰にも会いませんでした。
【宝剣岳〜檜尾岳】
宝剣山荘に立ち寄り。
小屋番さんが居られました。
作業に出かける直前で、水だけ購入。
宝剣岳はゴリゴリの岩場なのでヘルメット着用。
高曇りで風が強く、少しヒンヤリしてました。
極楽平辺りの稜線歩きは最高に気持ち良く、檜尾岳のロケーションも最高でした。
【檜尾岳〜空木岳】
猛烈な眠気に襲われて、ちょっと寝ました。
仕事終わりの徹夜登山の弊害です。
熊沢岳辺りから眺める檜尾小屋が、なんか可愛くていい感じ、癒されます。
東川岳から見る空木岳は、ラスボス感あります。
木曽殿山荘もまだ営業していません。
疲れてきてペースダウンしました。
【空木岳〜南駒ヶ岳】
今回の旅で初めて人に会いました。(小屋番さん以外で)
人に会ったのが嬉しくて、思わず喋りすぎて足を止めてさせてしまいました。
南駒ヶ岳は初めてでしたが、ロケーションが良くて好きになりました。
【南駒ヶ岳〜越百山】
仙涯嶺の手前に2箇所、いやらしい雪渓のトラバースがあります。
斜度がキツイので、チェンスパでは太刀打ちできないでしょう。
前爪のあるペツルのレオパードというアイゼンを使用しましたが、本来の使い方とは少し違うのでオススメはしません。
テムレスして指ピッケルしながら、慎重に蹴り込んで突破しましたが、けっこう時間かかったし、緊張感で疲弊しました。
「日没までには下山」という目標でしたが、雪渓のイレギュラーでヘッデン下山が確定。
ここまで絶好調だったのに、越百山で盛大にガスりました。おかげで心残りなく下山開始です。
【下山〜その後】
越百山の下りは、けっこう長かったです。
登山口に降りてもダムまでけっこう林道歩くし、「長ぇな!」とぶつくさ独り言が出ました。
伊奈川ダムから国道19号線辺りまでは、距離にして約11km。スマホの電波もなく、里に出るまで街灯もない。
補給食がほぼなくなって、残りジェル1本。
下界の集落にある自販機を見つけるまで、エネルギー切れにならないよう、最小限の出力で走ったり歩いたりでした。
国道19号線に出てセブンイレブンでやっとこさ補給して一命をとりとめました。
須原から日義まで25km。
走れなくはありませんでしたが、眠気とケツ擦れが限界に達して、ロード走での車回収を断念。
朝まで須原駅てビバークして、電車で車停めてる辺りまで戻りました。
徹夜登山はパフォーマンスが悪いのと、補給計画が甘かったことなど反省点がたくさん。
次に活かします。
中央アルプスの主稜線は、景色も最高でほんとに気持ち良かったです。