金山町

金山町(かねやままち)は、山形県北東部にある町。最上郡に属する。 町域の4分の3を占める森林からの金山杉と、白壁を用いた「美しく古びる」を目指した金山型住宅、また石造りの大堰と呼ぶ農業用水路には錦鯉を放流するなど、景観施策に意欲的な町として複数の町並みコンクールにおいて受賞実績がある。

このエリアについて

掲載されている山

  • 竜馬山(りゅうばさん)は山形県最上郡金山町有屋にある山。標高520.8m。駒ヶ岳、明神ヶ岳とも呼ばれる。 町の中心部より町営バスで有屋方面に向かって10分ほどの、宮と言う集落の真正面にそびえている。上半分が断崖絶壁の岩肌をさらけ出すその姿は、誰の目もを引く。伝承によれば、神室山の修験が禁止されたことに山の神が怒り、大水を発生させた時に出来たものだという。 下の部分には、古くからの祠があり、さらに神秘さが感じられる。竜馬山には12神が鎮座しているとされ、竜馬山中の様々な自然造作物を神の化身として崇拝してきた。有屋地区では、今でも、金山まつりに合わせて、12神に参る「御山駆け」が行われている。 領主からの庇護も篤く、鮭延城主鮭延秀綱から社領を寄進され、江戸時代の新庄藩では戸沢氏の祈願所とされ、6月28日の例大祭には、新庄藩主の代参が行われるほどであった。当時は不動明王を祀る不動堂があり、竜馬山の別当寺は、今も金山町内に現存する「万宝院」であった。 地元の人に信仰されたひそかな霊山ゆえに、登山道の整備などはあまり行われておらず、自然のままになっている。 金山町は山形県の中でも深部に位置し、山に囲まれていることから、山に関わる伝説、言い伝えが根強く残っている。 特に知られているのが、上半身が白竜、下半身が馬という怪物が棲んでいた伝説があり、町に生まれた者なら誰もが知る言い伝えである。その姿はとても恐ろしく、何十年かに一度、竜馬山から天空高く飛び上がる姿が目撃されるとい。

  • 薬師山(やくしさん)は、山形県最上郡金山町の中心部にある山。標高436.7m。 地元では「やぐっさん」と呼ばれる。 新庄市と金山町の境にある上台峠からピラミッド状の3つの山を眺めることが出来る。西から薬師山、中ノ森(415m)、熊鷹森(390m)であり、金山三峰と呼ばれる。国道13号で上台峠を降り、金山町中心部への視界が開けるにつれて、薬師山の正面からの姿が見える。頂上から下、向かって右側の部分が大きくえぐれた、奇妙だが大変特徴的な山容である。 南山麓の飛森集落付近の国道沿いに登山口がある。比較的登りやすい山で、途中でえぐれた様子も見られ、頂上には古い薬師神社がある。頂上からは金山町を一望でき、町の案内書などでは、ここからの景色が掲載されている。 山頂には一等三角点が設置されている。 1878年(明治11年)、イギリス人旅行家のイザベラ・バードが金山を訪れており、『日本奥地紀行』の中で金山三峰を指して「日本のピラミッドである」と著している。

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