藤里駒ヶ岳

出典: Wikipedia

藤里駒ヶ岳(ふじさとこまがたけ)は、秋田県山本郡藤里町にある標高1,158mの山。この地区の地名から太良駒ヶ岳(だいらこまがたけ)とも呼ばれる。 【概要】 秋田県北部、青森県との県境近くに位置し、白神山地の南東部にあたるが、世界遺産の範囲には入っていない。山頂からは岩木山・白神岳などを望むことができる。気象条件がかなり良ければ、岩手山・鳥海山・男鹿半島・北海道なども見られる。 火山であり、ふもとに火山灰も積もっているが、歴史的な噴火等の記録は残っていない。 駒ヶ岳という名前は、馬の形に見える残雪期のネガ型の雪形に由来する。この馬の雪形の見える時期がちょうど田植え期と重なるため、農民は駒ヶ岳の雪形で田植えの季節を知ったという。右の写真では左向きの1頭の馬を見ることができる。この馬の形は年ごとに違い、2頭の馬の形を見ることができる年や、馬の形がそれほどはっきりしない年もある。 明治時代に最初にカメラをもってこの山に登ろうとした2人の若者が遭難し行方不明になる事件があった。そのため、駒ヶ岳には姿を写そうとすると怒る神様がいるという迷信ができた。現在では、何人もの登山者によって写真に残されている。(中略)

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掲載されている山

藤里駒ヶ岳, 冷水岳

  • 藤里駒ヶ岳

    標高 1158 m

    藤里駒ヶ岳(ふじさとこまがたけ)は、秋田県山本郡藤里町にある標高1,158mの山。この地区の地名から太良駒ヶ岳(だいらこまがたけ)とも呼ばれる。江戸時代の絵図ではカセ内嶽やカセナイ、駒岳と記されている。 秋田県北部、青森県との県境近くに位置し、白神山地の南東部にあたるが、世界遺産の範囲には入っていない。山頂からは岩木山、白神岳などを望むことができる。気象条件がかなり良ければ、岩手山、鳥海山、男鹿半島、北海道なども見られる。 火山であり、ふもとに火山灰も積もっているが、歴史的な噴火等の記録は残っていない。 駒ヶ岳という名前は、馬の形に見える残雪期のネガ型の雪形に由来する。この馬の雪形の見える時期がちょうど田植え期と重なるため、農民は駒ヶ岳の雪形で田植えの季節を知ったという。右の写真では左向きの1頭の馬を見ることができる。この馬の形は年ごとに違い、2頭の馬の形を見ることができる年や、馬の形がそれほどはっきりしない年もある。 明治時代に最初にカメラをもってこの山に登ろうとした2人の若者が遭難し行方不明になる事件があった。1人の若者の遺体が発見された場所にはその後遭難碑が建てられた。その後、駒ヶ岳には姿を写そうとすると怒る神様がいるという迷信ができた。現在では、何人もの登山者によって写真に残されている。 1970年代に駒ヶ岳の周囲の森林は次第に伐採され、その跡が目立つようになっていった。少年自然活動の一環として少年たちとこの山に登った写真店経営者の鎌田孝一は、少年の駒ヶ岳山頂から発した「自然って遠いんだな」という一言にショックを受け、自然保護を志した。この活動は、自然破壊の象徴的存在だった青秋林道建設を途中で止めさせ、白神山地の世界遺産登録に結びついた。 2013年現在、伐採された駒ヶ岳周辺の山々にも次第に樹木が伸びてきて、伐採跡も目立たなくなってきている。 駒ヶ岳周辺は昔から人間に利用されていて原生林はほとんど残っておらず、また白神山地の世界遺産登録当時は周辺にかなりの伐採跡が残っていたため、世界遺産の範囲には入らなかった。

  • 長場内岳

    標高 946 m

    長場内岳(おさばないだけ)は、秋田県藤里町に位置する標高945mの山である。南側山麓に、藤里町と西側の能代市の境界を走る林道が伸びており登山口となる。長い林道歩きと積雪期以外は藪漕ぎを余儀なくされる登山ルートだが、稜線付近には美しいブナの森が広がっており、山頂には一等三角点が設置されている。白神山地は1993年に屋久島と共に日本初の世界自然遺産に登録されたが、この長場内岳の稜線から北側が、その登録エリアとなっており、登山口近くには世界自然遺産の案内板も設置されている。南側斜面にある四十八滝を源流に長場内川が流れ出しており、素波里湖を源流とする柏毛川に注いでいる。

  • 小岳(こだけ)は、秋田県山本郡藤里町にある山である。標高は1,042.3m。山頂には三等三角点「小岳」が設置されている。 白神山地は山頂が高い樹木に覆われ見晴らしは決して良くない山が多い。しかし、小岳は山頂部が低木で覆われており、山頂からは白神山地の遺産地区や岩木山が一望できる。根深誠は、この小岳を白神山地では天狗岳に次いで眺望の良い山としている。青森県との県境の山のように見えるが、山頂部はわずかに秋田県側に入っている。 小岳は古くからマタギらにより登られており、山頂に置かれた江戸時代の古銭を青森のマタギが持ち帰ったとする記録もある。青森のマタギはこの小岳に対して、藤里駒ヶ岳を「大岳」と呼んだ。

  • 尾太岳

    標高 1084 m

    尾太岳(おっぷだけ)は白神山地にある山の1つで、山頂は青森県西目屋村の美山湖から南に8kmにあり、三等三角点「尾太」(標高1083.52)が設けられている。 北麓には江戸時代から昭和期にかけて隆盛した尾太鉱山がある。 緩やかな山が多い白神山地のなかでは特徴的な山容で、山頂が三角形に鋭く尖っていることから「白神山地のマッターホルン」と称される。 南方には、青森県と秋田県の県境となって東西に伸びる1000m級の稜線がある。尾太岳はそこから北へ分かれて伸びる稜線上にあり、そのなかのピークには南から尾太岳(1083m)、薬師森(995m)、弁天森(980m)などと名がついている。 西斜面はなだらかで、山裾を流れる大沢川の源流(朝日股沢)にそって崖がある。東の陣岳(1049m)との間には湯の沢川が険しいV字谷を作っており、崩壊地形や岩の露出した急斜面を多くもっている。山体はおおむね凝灰岩で、ところどころに安山岩や流紋岩の貫入がある。この貫入のまわりには鉱脈が分布しており、谷底に尾太鉱山の入口がある。 西の大沢川、東の湯ノ沢川はどちらもまっすぐに北流し、美山湖(目屋ダム)で岩木川の本流に注いでいる。 湯の沢川に沿って県道317号が走り、南へ向かうと釣瓶落峠(標高710m)で秋田県藤里町へ通じる。かつては県道317号に沿いに尾太鉱山の鉱石を運ぶパイプラインが走っていた。 尾太岳の8合目から9合目にかけてコメツガやキタゴヨウマツからなる針葉樹林帯になっているのが、植生上の大きな特徴である。白神山地はブナに代表される落葉広葉樹林帯であり、白神山地のなかで尾太岳だけがこのような針葉樹林をもっている。 江戸時代には尾太鉱山の金属精錬のための木材燃料を供給する山になっていたが、昭和40年代に「尾太岳県自然環境保全地域」が設けられ、ブナ林の保護が行われている。

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