長場内岳
(2026年7月更新) 白神山地南部の山。能代市から見て北側にそびえる山々の中で藤里駒ケ岳の左側に見える双耳峰。古い地図によると東側のピークは乗鞍岳という表記がされている。 ネット上で公開されている登山記録が3件で2014年が最後だった。藪漕ぎとなる状態では山好きでないと目指さないだろうし、積雪期となれば20km近い長さとなるので誰も歩かないのは当然か。石井光造,1999「白神山地の山々」では当時の様子が紹介されている。 個人的に白子森・大仏岳・長場内岳を雪山の課題目標としていた。理由は特にないが人の無い山奥へ自力で到達したかった、なのでその内のひとつを崩せたのは嬉しい。また、ブログなどで紹介される先人が見た景色を実際に見て記録を残せたのは有意義なものになった。危うい箇所や予測してない状況などあったものの良い経験になったと思う。 写真はヤマレコの方(https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-7889644.html)にあります。 ■アクセス 国道7号から秋田県道202号に入り突き当りまで進む。 狭隘道路かつ最後の橋から突き当りまで700m悪路、最奥に民家があるため除雪はされている。 窓山溜池側からも来れるがこちらは前後にすれ違い場所がないので住民の車が来た場合大変。 除雪終点は広めにスペースがあった。 ■コース状況 ①岳林道・四十八滝林道(4.3kmまで) 歩く分には苦労する箇所はない、山陰で雪はよく締まっていた。 ②p606付近~p674 小ピーク2箇所が急で雪壁を乗り越えた。ブナの間から景色が少し。 後述する林道終点まで歩くよりは安全で良いと思う。 ③p674~p778 急坂はあるが歩きやすい。展望もそこそこ。 ④p778~山頂 焼山から長場内岳を結ぶ稜線の向こうから緩衝地域。 鞍部を抜ける南東に雪庇、北西はナデピラではないけれどやや急。 ⑤下山路p674~林道終点~4.3km地点 林道に近づくにつれ斜度が増した、日当たりが良く雪は腐ってザーザー。 林道は雪で斜面と一体化したトラバース道。 2箇所磨かれたような谷へのデブリルート、この区間は積雪期向きでないと思った。 ■他あれこれ 去年の神室山から見直している休憩や補給をきっちり行ったので下山後の疲労はだいぶ抑えられた。計画では移動8h+休憩1.5hだったが移動7hだった。用心して進んで鈍足だった区間も長かったものの計画した距離と実測に差はない。要所で15分休憩を挟んだのが効いて下山でペースダウンしなかったのかもしれない。 コース状況で書いた④⑤が過去一危機感を感じた。 ④はどこまでが地面、雪庇の迫り出しはどの程度か、雪庇の上を歩いてよいものか…経験の少ない自分には判断要素が足りなかった。ブナを結ぶ感じで進んだもののそれでもクラックを2度踏んだ。 ⑤は正直焦った。焦りもあってアイゼンを付けるorスノーシューを脱いでツボ足トラバースするという発想が浮かばなかったのは反省。今回で林道は絶対安全なわけじゃないのと、横着せず丁寧に対処する必要があると気づけた。また今後は地図を見て事前に避けられそうなのは勉強になった。 2枚履いているソックスの外側を1度交換した。これは去年の竜ヶ森でもやっている。長距離なので仕方がないかもだが他の人は湿り過ぎたりしてないのか調べておきたい。 カメラバッグ(ボディバッグ)でのカメラ携行を辞めた。カメラバッグはや揺れて体に当たるのがやはり気になる。ショルダーにマウントで装着orソフトジャケットで包みザックに突っ込むスタイルに変更。稜線上などで頻繁に撮影するようになったらショルダーに付ける。いちいちザックを下ろすのはそんなに苦じゃないので自分はこれで良いと思う。 厳し目に見て自分の経験より3段ほど難易度が上で見合ってなかった。何も起きず帰れたのは体力を満たしていたのとこの日の運が良かっただけと思う。人工物(最終カーブミラー)を見て安心するぐらいには緊張した。雪山は自力で安全確保できる手段を学ぶまで危険度の少ない場所にしようと思う。







