お花畑の雨飾山(2020年8月3日)

2020.08.03(月) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
8 時間 33
休憩時間
2 時間 10
距離
11.5 km
のぼり / くだり
1127 / 1300 m
3 15
2 44

活動詳細

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唐松岳から下山し、 白馬から大糸線で南小谷駅下車。 南小谷駅から村営バスで40分くらいで最終、雨飾高原下車。(我々しか利用者おらず) 坂を上がって、5分くらいにある雨飾荘に宿泊。 夕食時間を過ぎての到着の為、お風呂に入らず、すぐ夕食。 お値段だけあって、食事は大満足。岩魚のお刺身がおいしかった。そばもあり、苦しい。温泉もいいのでまた、来たいと思えるお宿。 今回は登山プランで朝食はなく、菓子パン(メロンクリームパン、あんぱん)とお昼用お弁当つき。 明朝、手荷物は預かってくれ、キャンプ場登山口まで、送ってくれた。 この日は曇りで湿気がすごく、荒菅沢に出るまでかなり暑かった。沢を越えると、急登。しばらくすると眺望が広がりそこからずっとお花畑。唐松岳でみた、シモツケソウ、ウツボグサ、オオバギボウシが満開。 笹平もさらにお花畑がひろがり、黄色の菊みたいなのがたくさん。斜面にもお花だらけ。7月末頃は、もっと綺麗だっただろう。梅雨だったけど。 本題はここから。 10時前に頂上につき、お昼を食べていると、下からオーイと叫ぶ声。しばらくして、女性の声も。何かあったのだろう、と思いながらも、様子は見えないし、約30分くらい頂上にいた。それから、下山し始めると、頂上にいた女性の人が慌てた様子で降り始めた。 すると、ちょっと降りたところでおじいさんが倒れていた。 頂上の手前で追い越ししたおじいさんだった。 もう、手のひらが紫、爪も白い。意識もなさそう。 若い女性が大町警察署に電話してくれていた。 頂上にいた女性は、このおじいさんの友人で先に頂上に上がっていた模様。でも、聾唖の方だったため、騒ぎに気づかなかったのだ。 そこに、たまたま看護師の方が上がってこられ、速攻で心臓マッサージを始める。他にも、これまた学校の先生がいて交代で行われた。 もう、脈もない模様だったが皆、必死にされていた。 私は、友人の女性の方から男性の情報をきいて、電話してくれてる女性に伝達するくらい。心臓マッサージ1、2回習ったけど、すぐに動けなかった。 曇りだったため、ヘリが飛ぶかわからないとか、いつヘリが来るかわからないとか、何の指示もないとか、そんな状況にみんなイライラし始めていた。 多分、30分から1時間の間でやっとヘリがきた。短時間だったのかもしれないが、その時は、ほんと安心した。 遭難者救助後、心臓マッサージをした先生二人が、同行者の女性に付き添って下山。直ぐに心臓マッサージに取りかかった看護師さんといい、ほんと、頭が下がるばかり。 我々は、駅に向かう村営バスの時間があるので先に失礼した。 最終的におじいさんは、亡くなられた。外傷は見られなかったので、それ以外の原因だろう。 今回は改めて事故が起こったときの初動について学んだ。 暑い日が続くので水分補給に気をつけようと思い、雨飾荘に下山した。

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