活動データ
タイム
15:06
距離
11.6km
のぼり
1245m
くだり
1247m
チェックポイント
活動詳細
すべて見る2月2,3日の1泊2日で八ヶ岳赤岳に挑戦してきました。 まさに天と地の2日間になりました。 思えば赤岳には 3年前の1月末に初登頂 2年前の1月末は強風のため登頂断念(え⁉️⁉️また悪天候❓😳 赤岳サバイバー😱 https://yamap.com/activities/1535973) 夏に1度と秋に真教寺尾根&県界尾根で1度 1年前の正月に登頂(正月登山 第2弾‼️今年も挑戦 冬の赤岳❗️ https://yamap.com/activities/2937316) 今回、厳冬期真っ只中初めての2月の挑戦です❗️ 思いが詰まった涙なしでは語れない山行になりました。この思いを文にするため、長文失礼致します🙇♀️ 【ルート】 ☀️1日目☀️ 赤岳山荘駐車場〜(南沢)〜行者小屋〜(地蔵尾根)〜地蔵の頭〜赤岳天望荘〜赤岳〜赤岳天望荘(泊) ☀️2日目🌪 赤岳天望荘〜地蔵の頭〜(地蔵尾根)〜行者小屋〜(南沢)〜赤岳山荘駐車場 【詳細】 ☀️1日目☀️ この日はアイスキャンディフェスティバルとあって、朝3時過ぎで駐車場はほぼ満車🚗なんとかあと2、3台というところで駐車。仮眠して出発です。 朝から気持ちのいい晴れで、フェスティバルのお陰で人の入りも多かったです。数日前に鬼ラッセル程の積雪情報を耳にしていましたがトレースバッチリで南沢も安心でした😊 爽やかな沢音と足元の氷混じりの雪❄️木漏れ日眩い青い空の下、最高のスタートです❗️ チェースパイクで歩きましたが途中から雪増えてアイゼンでも良いくらいでした。 地味に長い南沢。途中の赤嶽神社で安全祈願したり、小屋泊なのに重いザックに悩まされながら小休止をしつつ歩きました😊 行者小屋に着いた頃には程よく疲れていました😅 遅めのお昼休憩。30分のつもりが気づいたら1時間経っていて慌てて出発💦 ヘルメットにハーネス、登りやすくするためダブルアックス、雪崩を考えてビーコンにスコップ、ゾンデ...お昼を食べて重くなった身体が更に重く感じました😅 地蔵尾根から先もトレースバッチリです。この日は天気が良くて風もほぼ無く八ヶ岳のあちこちに人が入ったようで大賑わいでした😊 地蔵尾根の急登はキツいキツイ💦人によって感じ方は違うと思いますが私はここが苦手です😭上手な方はスイスイ登られて行きますが、ビビリな私は安定の苦戦😢これでも前来た時よりは少しずつ慣れてきてるかな...。 トレースバッチリでステップなんかも出来ていて、奇跡的な微風日和なので身体が揺さぶられる事もなく歩けました😊 高度を上げるごとにだんだん酸素が薄くなるのを感じ息が上がります。鎖も埋まっていて危険箇所も多数あります。 相方さんの心強いサポートで登ります。少し暖かいくらいの気候ですがお陰で凍りやすく、ピッケルを持つ手の手袋が凍ってピッケルにくっつく😅 半ベソでなんとか地蔵の頭に到着❗️😭 ここから先も奇跡的な微風でした。強風なだけで危険度が数段階アップするので有難い好条件でした。 過去、強風にさらされなかった日は無いのでこの日はとても安心しました😊 天望荘までついた頃、時間的に厳しいかなと悩みましたがウェルカムお汁粉を一飲み頂き、優しい小屋番さんに一言告げて、気分が滅入る前に山頂アタック‼️ 諦めずに前へ進みます。ここも風が弱くひたすらキツイ登りでしたが頑張れました。 一箇所、大岩を巻く所が狭くて危険でした。 ヒーヒー言いながら頂上山荘へ。ここから赤岳山頂まで両側切れ落ちのナイフリッジみたいな箇所がありますが、前日までのレポート通り踏み固められていてナイフリッジではありませんでした。 ここで3年前吹き飛ばされて死ぬ思いをした事があるので、思わずニンマリ😂 山頂は風がありましたが大絶景❗️😆✨ 山頂標識が一つ無くなっていたのが残念でした。 禁断の汗冷えをして寒くなってしまったので足早に下山。 天望荘に着いた頃には夕陽間近だったので、私はザックを背負ったままひと息つく間もなく撮影へ😅 阿弥陀岳に沈みゆく夕陽と照らされた横岳がなんとも言えず綺麗でした✨☺️ あぁ明日もこんな風ならなぁ...真っ暗だけど風強くなる前に今晩帰っちゃいたいなぁ...なんて心の中で考えてました😅 バイキング形式の夕ご飯をおわかりしながら満腹まで食べて、暖かい小屋で至福の時☺️ マッサージチェアに優雅に座ったり、寝転んだり...🎶 テントみたいにお手洗いに行くにも寒い雪の上を歩いたり完全防寒したり、夕ご飯作るにも手間がかかったり...そんなこととは無縁の、まさにここは天国✨✨✨ 夢を見ているのかと幸せなまま眠りにつきました☺️ ☀️2日目🌪 昨日とは打って変わって予報通りの強風。朝から小屋の窓がガタガタ鳴っていて、昨日の奇跡的穏やかさから一変。風速20m超えは常の赤岳に戻りました😅 分かってはいたものの、怖ーい風音🌪 朝食バイキングもおかわりして食べて小屋の窓から朝日を見るというなんとも優雅な朝でしたが、天国もここまで...。 小屋番さんの「風が強いのでお気をつけて」の優しい声かけに、「は〜い、ありがとうございました!」なんて呑気に返事していたのも束の間...😅 小屋から一歩出たそこはまさに地獄でした。 晴れて視界は良好ですが、立っていられない程の強風🌪なんだか今まで来た時より更に強く感じました。場所によっては旋風で渦のように吹き荒れています。ここ本当に歩けるの?ってくらいです。 風が弱まるタイミングを見極めて進むにしても、そんなタイミング一瞬で、5歩進んでは耐風姿勢ってくらいでした😱 地蔵の頭に着くまでも本当に命懸け。 お地蔵様にしがみ付かないと吹き飛ばされます😱 ここから先、昨日はトレースバッチリだったのに吹き上げられた細かな雪と重い湿った雪で、トレースはすっかり無くなっていました。吹き溜まった雪でかなりフカフカ。体を揺さぶる強風で最悪のコンディション💦 やっと地蔵の頭だと思ってここからはどうだっけ❓と下を見ると、巨大な白い三角形...これが昨日通ってきた道❓ 吹き溜まった雪でまるで姿が変わっていました。 上手な方はスタスタ下りていかれましたが、私みたいなポンコツは恐怖で身が固まってしまいます。 相方さんの指示通りに従いたいのに、抑えていた恐怖心がむくむくと顔を出し始め、次第にパニクります😱 パニックだけはダメだと自分に言い聞かせていたのに、過呼吸ぽくなり容易く死の恐怖を感じました。 バックで降りるも踏み抜き地獄の雪に苦戦😭😭 一歩間違えれば間違いなく谷に引き込まれる緊張の連続で、地獄の底に突き落とされた気分でした。 実際、2回くらい踏み抜いて滑りました..。 風向きがコロコロ変わって巻き上がった雪が全身にぶち当たります💦 止まればすぐに冷えを感じます。 登りの安定な道が嘘のようです。 全身全霊で一生懸命、大袈裟かもしれませんがいつ死んでもおかしくない状況の中、もがきました❗️💦 なんとか進み、ありったけの力を出しました。喉はカラカラ、休む暇もない過酷な環境でした。 CT1時間くらいのところを、踏み抜き地獄と私のポンコツのせいで3,4時間かかりました...トホホ 私みたいなダメなやつ他にいないだろうなと...。 途中の大斜面的な所では、昨日はなかった表層雪崩の痕がありました。下りている間もコロコロと小さい雪玉が落ちてきます。ん?これって私が落とした?な訳ないか...とすると... 見上げれば上から落ちてきていて、今にも崩れそう😱 ここは危ないから早く下りようと相方さんに言われましたが、早く下りたいのに手も足もパンパンで思うようにいきません💦 最後の階段をクリアした頃には本当にヘロヘロで、本当に生きていることを痛感しました。 地蔵尾根下るまでに5、6回泣きました😫 無事に降りてきたことに驚きました。大袈裟ですが本気で何度も諦めかけました...。 相方さんに助けられて、まさに命の恩人でした😭 樹林帯に降りるまで緊張の連続で、樹林帯についた時、目の前の木々がニコニコ笑って祝福してるように見えました❗️ ここから先は安心で行者小屋まで生きている喜びを感じて次第に気分が晴れました☀️ 嘘のような穏やかさに心が救われました。己の弱さを痛いほど感じてきて、ズタボロでしたので食欲や正気を取り戻すまでに相当時間がかかりました...。 行者小屋で休んでいると、大同心を登攀されてきた方々と、地蔵尾根ですれ違った方、皆ホッとされていました。あまりの強風で引き返された方もいて、相方さんがお話してましたが、私はもぬけの殻で人と会話がままならない状態😂 今なら冷静に思い起こせるけどかなりヤバかったです😂 食欲も無く喉を潤しても体に染み込まず、もしかして私死んでる?と思うほど...。 南沢の下りは何とも穏やかで、ここでやっと故障から修復状態へ。 なんだか寒くて寒くて仕方なかったので、ふたりで行動食をちょっとずつ食べました。 私を命懸けで守って導いてくれた相方さんも、流石に疲れていて大変な迷惑をかけてごめんなさいしました🙇♀️ 南沢はそれ以降スタスタ下り、無事下山❗️😊 下りは強風と雪の悪さで今までで一番死に近い登山でした。辛くても命懸けでとにかく歩くしかないので、必死に下りて来て、死ななかったんだ!私生きてるんだ!!と本気で思いました。 いつか私も、サッと行って山頂でランチ、サッと帰ってこれましたみたいなスマートな山行、出来たらいいのにな...なーんて...☆彡 🌈おわり🌈
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