和歌公園から章魚頭姿山

2019.05.05(日) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
1 時間 29
休憩時間
19
距離
3.6 km
のぼり / くだり
204 / 204 m
5
4
16
16
2
4

活動詳細

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 龍門登山のため、前日に故郷・和歌山入りしました。少し時間があったので、懐かしの和歌の浦へ。和歌の浦の最高峰は章魚頭姿山と書いて、「たこづしやま」と読みます。章魚はタコ🐙のことで、山の名はタコの頭の姿の山ってこと。確かに、タコが頭を少し持ち上げた姿とよく似ています。別名の高津子山は、明らかにあて字でしょう。  かつてはこの山の頂には「和歌の浦の展望台」と呼ばれる丸い建物があり、ロープウェイが麓と山頂を結んでいました。幼稚園児だったころ、ここに来て、展望台の写生をしたのを覚えています。画用紙をバイトのお兄さんの所へ買いに行くという「御遣い」を、思いっきり緊張しながら成し遂げたのもここでした。そんな懐かしい場所なのですが、もうずいぶん前にロープウェイが廃止になり、展望台も撤去されたようです。  章魚頭姿山へのルートはいくつかありますが、少し歩き甲斐があるのが今回歩いた和歌公園から登るルートです。尾根の北東端から山頂へと、基本尾根筋を登っていきます。ただ、尾根に忠実に沿うことはなく、少し距離を置いた立派な舗装道で導いてくれます。

和歌山市 和歌公園の遊歩道入口。
和歌公園の遊歩道入口。
和歌山市 潮騒の小径というそうです。
潮騒の小径というそうです。
和歌山市 石垣の色に注目。紀州特産の「青石」が使われています。緑色を呈するため緑泥片岩とも呼ばれ、古来から紀州では石垣、門柱、庭石、石碑、石畳など広く用いられているのです。
石垣の色に注目。紀州特産の「青石」が使われています。緑色を呈するため緑泥片岩とも呼ばれ、古来から紀州では石垣、門柱、庭石、石碑、石畳など広く用いられているのです。
和歌山市 オニタビラコ(キク科オニタビラコ属)
オニタビラコ(キク科オニタビラコ属)
和歌山市 この丸い葉の白い花は?
この丸い葉の白い花は?
和歌山市 マルバウツギ(ユキノシタ科ウツギ属)のようです。縁取りのある白い花弁が特徴的。
マルバウツギ(ユキノシタ科ウツギ属)のようです。縁取りのある白い花弁が特徴的。
和歌山市 見晴らしのいいところに出ました。和歌山市街方向です。
見晴らしのいいところに出ました。和歌山市街方向です。
和歌山市 茶色いビルの左に、和歌山城が小さく見えています。
茶色いビルの左に、和歌山城が小さく見えています。
和歌山市 おもっきり拡大。
おもっきり拡大。
和歌山市 山頂が見えてきました。
山頂が見えてきました。
和歌山市 ムラサキカタバミ(カタバミ科カタバミ属)
ムラサキカタバミ(カタバミ科カタバミ属)
和歌山市 和歌浦大仏というそうです。
和歌浦大仏というそうです。
和歌山市 山頂が近づいて来たところでタツナミソウの群生が見られました。海浜性の、コバノタツナミのようです。
山頂が近づいて来たところでタツナミソウの群生が見られました。海浜性の、コバノタツナミのようです。
和歌山市 コバノタツナミ(タツナミソウ科タツナミソウ属)
コバノタツナミ(タツナミソウ科タツナミソウ属)
和歌山市 広場に出ました。あの先の建物が、現在の展望台。
広場に出ました。あの先の建物が、現在の展望台。
和歌山市 展望台に登って、周囲の眺望を確認します。
展望台に登って、周囲の眺望を確認します。
和歌山市 新和歌浦方向。長い砂洲が「片男波」。その向こうに和歌浦湾。「和歌の浦に潮満ち来れば潟を無み葦辺をさして鶴鳴き渡る」山部赤人。万葉集。
新和歌浦方向。長い砂洲が「片男波」。その向こうに和歌浦湾。「和歌の浦に潮満ち来れば潟を無み葦辺をさして鶴鳴き渡る」山部赤人。万葉集。
和歌山市 生石ヶ峰870m。紀州の名峰の一つです。
生石ヶ峰870m。紀州の名峰の一つです。
和歌山市 その左手には堂鳴海山。奥高野の山も少しだけ見えています。ちょうど堂鳴海山の左から見えているのは、紀州最高峰・龍神岳1382mあたりです。
その左手には堂鳴海山。奥高野の山も少しだけ見えています。ちょうど堂鳴海山の左から見えているのは、紀州最高峰・龍神岳1382mあたりです。
和歌山市 龍門山756m。明日登る予定の山です。別名・紀州富士。
龍門山756m。明日登る予定の山です。別名・紀州富士。
和歌山市 ぐるっと一周、パノラマで。西~北~東~南。マリーナシティも見えてます。
ぐるっと一周、パノラマで。西~北~東~南。マリーナシティも見えてます。
和歌山市 展望台の下に、三角点があります。
展望台の下に、三角点があります。
和歌山市 二等三角点「出島」、標高は136.6mです。
二等三角点「出島」、標高は136.6mです。
和歌山市 下山は、和歌浦天満宮方向へと下りました。
下山は、和歌浦天満宮方向へと下りました。
和歌山市 本殿。重要文化財です。慶長九年(1604年)の建築だそうです。
本殿。重要文化財です。慶長九年(1604年)の建築だそうです。
和歌山市 楼門。この石段にも紀州青石が使われています。
楼門。この石段にも紀州青石が使われています。
和歌山市 この楼門も重要文化財に指定されています。こっちは慶長十年(1605年)築。
この楼門も重要文化財に指定されています。こっちは慶長十年(1605年)築。
和歌山市 牛さんと楼門
牛さんと楼門
和歌山市 鳥居まで下ってきました。
鳥居まで下ってきました。
和歌山市 下には御手洗池。鳩がいっぱい寄ってきました。
下には御手洗池。鳩がいっぱい寄ってきました。
和歌山市 ニワゼキショウ(アヤメ科ニワゼキショウ属)小さいですがアヤメの一種です。日当たりのよいところで咲きます。
花の色も白っぽいものからピンク、薄紫までいろいろあります。花びらは6枚で、花のあとは球状の実がなって、小さな種をまき散らします。
ニワゼキショウ(アヤメ科ニワゼキショウ属)小さいですがアヤメの一種です。日当たりのよいところで咲きます。 花の色も白っぽいものからピンク、薄紫までいろいろあります。花びらは6枚で、花のあとは球状の実がなって、小さな種をまき散らします。

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