活動データ
タイム
11:59
距離
26.5km
のぼり
2491m
くだり
2707m
チェックポイント
活動詳細
すべて見るこの山域は、これまで何度か訪れたが、いずれも部分的な縦走とか峠越えばかりだった。今回再訪するにあたり、面倒だから全部縦走してやろうと思ったのだったが、思いのほか手強かった。 九鬼山までは快調に登れた。黄砂が来るということだったので、展望はあまり期待していなかったが、午前中はほとんど影響を感じられなかった。快晴・微風の山日和!久美山から上野原に向かう未知のルートも道ははっきりついているので順調に進む。しかし、そういう時に限って落とし穴に嵌まりこんでしまう。遅沢山手前から動物除けと思われるフェンスが現れるのだが山頂を越えても続き、それに沿って下っていたらいつの間にかルートを外れていた。同じことが鈴ヶ音峠手前でもあり、油断しているとルートを間違えやすい地形のようだ。(詳細は写真参照)2度ルートを間違えたことで30分くらいロスしただろうか。これが後々大きく響いてくる。 大桑山の先で、規模は小さいけど岩稜に出くわす。昔なら岩の上をすたすた歩いて行っただろうけど、今はバランス感覚に自信が無いので右手の方から、岩稜を手掛かりに使い、足掛かりを確認しながらロープを頼りに通過した。左側にロープが設置された巻道もあるが、急傾斜でかなり下まで降りるようだし、登るのも大変そうで時間がかかりそうだったからこれでよかったのだろう。久しぶりに岩場を思い切りよく歩けたので少し自信が復活した。 倉岳山から下りる途中、前回は途中から変な道に入り込んで手古摺ったので、今回はその場所を再確認。道が左右に分岐する所に赤テープがありそこで右に曲がればいいのだがその方向に倒木が横たわっているので何となく敬遠したくなる。左側の道も右と同じくらいはっきりしているので何となくそちらへ行ってしまいたくなるが、少し進んだところから道が曖昧になって来る。それでも無理やり下っていくと滑りやすい斜面に引き込まれてしまう。右側の道は倒木を通り過ぎると楽な道だった。 立野峠から寺下峠までは平凡で中だるみするような道が続く。矢平山を登るあたりからロープが設置された岩場が現れ、こんな所が御前山を下るまで随所にあってなかなか手強かった。 今回は、日没までに御前山の山頂に立つのが最低目標だったが、前述の時間ロスもあり新矢野根峠を下るあたりから暗くなってきて、沢に下りた時にはすっかり真っ暗になってしまった。しかし、こういう時に限ってヘッドランプが役に立たない。日没までに下山できると過信し、充電状況の確認をしなかったのが原因。最初は弱々しい光ながらもなんとか道が見えたが、岩場の登りにかかる頃にはすっかり役立たなくなり、予備のペンシル型手持ち懐中電灯に頼ることとなった。御前山は登りも下りも岩場が多く、特に下りはロープの設置された急な岩場が続くのだが、そんな時に片手が自由に使えないのは非常に不便だった。この下りで足を踏み外したりして2,3回は滑って転んでしまった。なかなか終わらない急な岩場の道を下りながら、近いうちにこのルートを明るいうちに歩き直さねば・・・と思った。まあ、次に登るならいっそ逆コースでどこまで行けるかやってみるのも面白そうだ…などと考えながら駅を目指す。 総括:標高千メートル以下の山だと思って少し軽く見すぎたかもしれない。距離はそこそこだが、累積標高差が2500mもある。地形も複雑で、同じような尾根筋や山が入り組んでいるし、分岐する道も多い。岩場の急登や悪場が次々と現れるのも計算外で、特に御前山などは標高400m何某だから簡単に登って下りられると思っていたが、予想が完全に外れた。
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