伯耆大山の山岳医療パトロールで知り合った友だちが遠くから遊びに来てくれました。 西に大山パトあれば東に山パトあり。 東の山パトと言えば、編笠山と権現岳。編笠山ヘアテンドしてほしいという友だちを、昨年からパトロール範囲に含まれるようになった権現岳にもアテンドしました。 冬季小屋をありがたくも使わせてもらいましたが、小屋内の狭いスペースに4人用の巨大テントがど真ん中にドンと張られていたため、お願いしてスペースを拠出し、ツェルトを被って就寝。未明には氷点下15度くらいまで下がりましたが、ツェルトの断冷効果抜群で結構よく寝られました。 2日間、素晴らしいお天気でした。 赤岳周辺に比べるととても静かで、改めてこの山域の良さを感じることができました。
朝方、自宅から最寄駅まで歩いている途中、標高550mにしてこの気温。
富士見駅で友だちにピックアップしてもらい、富士見高原登山口駐車場に着。既に結構混んでいるが、ほとんどが日帰りで編笠山と思われます。
出発!念の為ショートロープをモチました
結構しっかり雪
堰堤前から編笠山の展望。観音平からだと、山頂直下まで編笠山が見えないのですが、こちらからは結構見えることが多いです。
山頂直下まで樹林中心なのは観音平からと同じ。
南アルプス!北岳、甲斐駒、鋸、仙丈。
編笠山と南八ヶ岳の連々
FUJISAN!
青年小屋の方へ降ります。高曇り。ギボシと権現がよく見えます。
毎度お馴染み、青年小屋の青トタン。
夏に比べると岩が少なく歩きやすい。
青年小屋。冬季はもちろんおやすみ。正面玄関改修済み。
冬季小屋にお世話になります。
友だちが持ってきてくれた鍋セット。
いただきます!
締めのラーメン
締めの締めのかに雑炊。。。ならぬチーズリゾット風でクリーミー。
翌朝、6時時点では権現は猛烈な風。
編笠。
次第に静かになったので、出発。
森林限界を超えると、穏やかなギボシと権現がお出迎え。
前日以上に澄んだ南アルプス。
北ア全貌。
冬権現は初なので、なかなか予測が難しかったですが。おそらく最上に近いコンディション、ありがたや。
ギボシに向かっての登りかかり。夏はザレの急登ですが、冬は雪で埋まっており、思ったより登りやすかったです。
ピッケルを的確に使用して登る。
ギボシ。擬宝珠ってすごい名前だよな。
FUJISAN!
我ながら赤いなあ。。。
ギボシのトラバースに入ります。ここから核心部。
鎖はでてたりでてなかったり。一歩一歩確実に。
時々振り返り。
キレット方面と赤、横、中、阿弥陀。
ギボシを巻き終わって核心通過、あとは権現のみ。
あとちょい。
すぐそこ。
登頂!
三ツ頭方面。
最高点に乗った。
最高点から赤、横、中、阿弥陀。
最高点からギボシ。
最高点から南アと中ア。
最高点から三ツ頭、天女山方面。
後ろ髪引かれますが、降ります。
編笠が再び近づく。
青年小屋まであとちょい。
戻って帰り支度。小屋内に雪の破片が結構残っていたので、ほうきで払って後片付け。お心付けをし、戸締まりをして下山開始。
昨年何度も上がってきた観音平方面は踏み跡なし。
小屋の皆様、ありがとうございました!また来年度もお願いします。
西岳回りで帰る予定でしたが、時間が押しているので再び編笠山へ登り返し。
いいお天気。
編笠山頂から見えるこの景色、好きです。
さっさとおります。
前日に比べて一気に融雪が進みました。
この活動日記で通ったコース
編笠山 往復コース
- 06:45
- 9.1 km
- 1202 m
- コース定数 27