活動データ
タイム
10:17
距離
17.1km
のぼり
1526m
くだり
1526m
チェックポイント
活動詳細
すべて見る《アプローチ》 車=25分(トムラウシ温泉東大雪荘-短縮コース登山口) 《登山コース》 4:39短縮コース登山口-5:43カムイ天上-7:11コマドリ沢出合-8:00前トム平-9:24/9:36トムラウシ分岐-10:00/10:19トムラウシ山-10:40トムラウシ分岐-12:26コマドリ沢出合-14:01カムイ天上-14:57短縮コース登山口 (グレートトラバース風に) 9月2日、random walkerら4人のパーティーはトムラウシ温泉東大雪荘にいた。この日の舞台は北海道遠征の2座目、日本百名山のトムラウシ山(標高2,141m)。短縮コースを歩いても、コースタイムで往復10時間以上かかる長丁場だ。前日に雌阿寒岳に登頂し、一行の士気は上がっている。果たして、彼らは手つかずの花畑や湖沼など大自然が残る北海道の名峰を踏破できるだろうか。 東大雪荘から車で林道を走ること25分、一行は短縮コースの登山口に到着した。数頭のエゾシカに見送られて登山開始。1時間余りでカムイ天上に到達すると、右手奥に目指すトムラウシ山頂が見えた。さらに1時間、カムイサンケナイ川右岸を尾根伝いに登っていく。 いったん標高差100mの急坂を下り、その先のコマドリ沢出合で沢を渡り、沢に沿って再び高度を上げていく。森林限界を超えた辺りでキューキューという鳴き声を耳にした一行は、ほんの一瞬、岩場を走るナキウサギの姿を捉えた。ナキウサギは、日本では北海道だけに生息する絶滅危惧種だ。 前トム平では、山頂までまだかなり距離があるように見えた。岩場をさらに進むと、眼下に水辺と岩峰が入り組んだトムラウシ公園。至るところにチングルマが群生している。開花時期に来たら、さぞかし壮観だったろう。一行がテン場のあるトムラウシ分岐で休憩していると、random walkerがシマリスを見つけた。彼がスマホのカメラを向けた瞬間、シマリスは飛ぶように姿を消してしまった。 スタートから5時間20分、一行はガレ場の急登を登り、ついに山頂に到達した。雲が多く、大雪山系の山々や十勝連峰を遠望することはできなかったが、それでも溶岩が織りなす独特の景観は素晴らしかった。ここまでの道のりは長かったが、random walkerは疲れが吹き飛ぶように感じた。 山頂に約20分滞在すると、一行は下山を開始した。トムラウシ分岐と前トム平の近くで簡単に腹ごしらえ。時間に余裕があったので、一行はゆっくりとしたペースで下山した。唯一の失敗は、random walkerがぬかるんだ登山道で足を滑らせて転倒したことだった。 翌日、一行は十勝ダム、道の駅夕張メロード、道の駅サーモンパーク千歳に立ち寄った後、千歳空港から小松空港へと向かった。random walkerは北海道を代表する名峰2座に登頂したことでとても満足し、遠征に誘ってくれたドクターTに心から感謝した。しかし、北海道にはまだ登りたい山がいくつか残っている。次に北海道遠征が実現するのはいつだろうか。前人未踏の挑戦は続く。
メンバー
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