笊ヶ岳周回　2023-8-20〜23

南ア南部にハマりつつある今日この頃。先月の青薙山に続き、今月は笊ヶ岳に行ってきました、伝付峠から青薙山まで巡る極上の天上ルートで計画👼。 林道経由して2泊3日の行程なので、緊急用も含めて食料4日分を準備。ザックは水以外でもすでに20kg強。 水場豊富な南アルプス、ルート上では給水計画が立てやすいとはいえ、これに稜線ではMAXで3Ｌは水をプラスするので、なかなか肩にくる💦 この際、せっかくなので東俣林道を起点の沼平ゲートから終点の二軒小屋まで歩く事にする。５月に赤石岳に行った時に椹島までは歩いたのでイメージはできてるつもりだった。 実際歩いてみると、正直、椹島からのプラス10kmはなかなか身体にこたえた💧 やはり、ドMな人以外は自転車かフォレストバスを利用するのがオススメだろう、、、。 初日は二軒小屋までは27kmの林道ウオーキングでスタート🚶。 林道自体は給水箇所が豊富にあるので、１Ｌ程度の水を注ぎ足しながら進む。椹島ロッジから先は、途中、林道工事をしている箇所もあり、工事関係者の案内に従い進ませてもらう👷。 休業中のオシャレな二軒小屋の軒先を借りて昼休憩をして、腹ごしらえ。ちなみに二軒小屋は休業しているので水、トイレはありません。水は二軒小屋の１kmぐらい手前にある林道沿いの沢で給水するのが便利でいいと思います💡。 休憩後、伝付峠を目指す。ここでアミノゼリーを１本ドーピング。伝付峠への登山道は手入れも行き届いており、非常に歩きやすい。途中から遠雷が聞こえ、伝付峠に上がると、あっという間にガスに包まれてしまった。伝付峠下の水場は水量十分。とても美味い。伝付峠の展望台からの景色はガスに覆われイマイチでした。落雷が怖かったので、展望台はやめて峠の出合い付近で幕営する。晩酌をしながら１日目が終了⛺。 ２日目は所の沢で幕営予定。伝付峠から行くと途中に笊ヶ岳手前の水場もあるが、寄ると時間が厳しくなるのでスルー。伝付峠で３Ｌ汲んで担いでいく。初日の林道ウオークが足に効いたようで身体がやたら重い💦。 途中で女性2人組のクライマーとスライド。今回南嶺エリアに入ってから初めて人を見かけた。結局、南嶺エリアで見かけたのはこの御二方だけでした。 それにしても身体が重い。アミノゼリーをこの日は３本ドーピングしてもなかなかペースが上がらず、すぐに息が上がる。昼ぐらいにやっと笊ヶ岳に到着。その頃から小雨が降り始める。ガスガスの為、富士山も見えず、小笊もうっすら見える程度。よく見る定番の写真はまた次の機会にしよう。まだまだ先は長いので、今回は小笊はキャンセルして先を急ぐ事に。雨は降ったり止んだりを繰り返し、所の沢に着く頃には一旦雨は上がる。所の沢は水量豊富でまさにオアシス。本日は貸し切りだった。水場横の一等地で幕営。 夕方は晴れ間もありましたが、夜になると雨脚がかなり強くなる。晩酌をしながら２日目終了⛺。 夜中、激しくうちつける雨音で目が覚める事もしばしば。 3日目は夜半の激しい雨はおさまったが、朝から小雨が降り続く。テントや装備品も水を含んで重量増し増し。消費した食べ物の分で軽くなるはずが、ザック重量が初日と対して変わらん気がする、、、。 一旦、所の沢越まで戻り、まずは稲又山を目指す。ガスと雨に包まれた神秘的な山の中を楽しみながら進んでいく。 小雨は時折止み間もあるが、稲又山に到着後は小雨も降り続くようになる。 前回幕営した青薙山を過ぎたくらいからは小雨だった雨もかなり激しくなり、レイン着るも役に立たず、全身、靴の中までずぶ濡れに。 赤崩は今回も全景が見えず、次回の楽しみに持ち越しだ。 人気の池の平リゾートも本日は誰もいないようだ。池の平産の南アルプスの天然水でミネラル注入し、激しい雨で滑りやすいザレ場に気をつけながら下降する。 青薙山登山口に降りたち、林道に出ると徐々に雨も収まり沼平ゲートに着く頃には晴れ間がでてきました。 下山後は白樺荘で温泉に浸かり３日分の汚れを洗い流す。温泉入った後は、食堂でワサビおろし蕎麦を食べて帰路につきました。つ～んとして美味しかった😆 今回の核心部は、まさに初日の27kmの林道ウオーキングか。初日に林道ウオークをもってくるか、初日に池の平から上がり青薙山から伝付峠へ攻めるかは、とても迷いましたが、元気なうちにアスファルト道を攻略したかったので、今回は初日に歩いておきました、結果、晴れたのは初日だけだったので、山中はほぼガスと雨の中で過ごす事になってしまったが、しっとりした南嶺エリアを満喫できたので、まぁ、それも良し。 伝付峠〜青薙山の登山道は多少ケモノ道が錯綜している所もありましたが、全体的に手入れして下さってあり、ピンテ、ペンキ、道標等の目印も適度にあって歩きやすかったです。ただし、一旦、入山するとエスケープするにもそれなりに体力や装備が必要になるので、行かれる方はしっかりした準備で入山する事をオススメします。 終始、ガスや雨に恵まれ、眺望はイマイチでしたが、静かでしっとりした南嶺エリアを楽しめた充実の山旅でした✨ 今度は逆回りでまた来よっと🙆。