登山

※途中でサングラスを紛失しましたが、3ヶ月越しに登った方が発見して、わざわざ届けて下さいました。感謝すると同時に強く反省。

【概要】
・初日の出と富士山をいい感じに収められる山を探していて笊ヶ岳に決定。
・老平ルート。Googleマップ名称「笊ヶ岳登山口駐車場」⇄笊ヶ岳頂のピストン。
・日の出を見るので布引山頂付近にある平地（標高2600m弱）でテント泊。テントに荷物をおいて初日の出を撮影し、下山。

【天候】
・予報→12/30〜12/31雨、1/1晴れ
　初日の出は雨の後で綺麗に見られると予測して、雨の中登った。2000mくらいから雪に変わり、12/31夜中まで振り続けていた。
・雨の渡渉（川の中を渡る事）が最大の不安で最初から撤退を視野に入れていたが、雨量が少なかったからか、水位も流量も落ち着いていて、靴先が少し濡れたくらいであっさり渡渉できた。
・2000m超えくらいからは暴風が吹き荒れていたが、木に守られているためか、音が凄いだけで風はあまり強く感じなかった。

【登山道】
・技術的な難易度は高めだと感じた。特別な技術は要らないが、 石や落ち葉や根（+雪）が混在していて、雑に歩くと危ない。基礎的な地図読みや足使いができれば何とかなるが、狭くて急な道がずっと続くので、登りは体力、下りは集中力が必要。
・序盤は緩やかで長い（距離4.5kmで高さ約400m登る）が、渡渉（広河原）を境に以降はずっと急登（距離4.5kmで高さ約1600m登る）。急登に入ると落ち着いて休める場所が全然ないので、ガシガシ登るというよりは、バテないようにゆっくり丁寧に登り続けるのがおすすめ。

【雪】
・登りは2000m頃からだったが、下りはその日に降ったので1200mくらいまで雪が見られた。
・チェンスパorアイゼン必須。前爪は要らない。6本アイゼンだけ持っていったが、手強い凍結箇所などはないのでチェンスパのみで良かったし、雪石落ち葉ミックスが多かったので次行くならチェンスパのみ。
・登りは2400mくらいまで登山靴で行けた。下りは1200mくらいで外したが広河原まではずっとチェンスパが欲しかった。
・積雪は、布引山手前で膝くらいまでの所はあったものの、基本的に浅くて新雪でもズボズボ歩ける。下の地形に当たったり当たらなかったりする中途半端な深さ。

【景色】
・林道なので道中の景色は全くと行っていいほど見られない。
・笊ヶ岳山頂の展望はめちゃめちゃ良い。東を見れば、富士山、日の出、甲府盆地の街明かりが一望でき、西を見れば南アルプスの山々が見える。
・山頂は風が強く凍えたが、手の感覚が無くなっても粘り続けてしまうくらい美しい景色だった。

【テント】
・布引山頂すぐの所にある数張りできそうなスペースに設置。
・最低気温は氷点下6〜7度。雪→耐熱シート→リュックや衣類→寝袋。マット無しはキツかった。
・温まるために湯たんぽや紅茶を何度も作ったせいでガスが切れ、翌朝お汁粉が飲めなかった。

【その他】
・靴紐を結び直すのが億劫で、しばらく緩んだまま下っていたら親指の爪の付け根が内出血していた。ちょっと痛いかなくらいだったので放っておいたが、後からかなり痛くなったので反省。
　→追記：血で爪が黒くなり3ヶ月経っても1/4くらいしか綺麗になっていない。生え変わり遅いので足の爪は大切に…。

笊ヶ岳（ざるがたけ）は、山梨県と静岡県とにまたがる赤石山脈白峰南嶺の標高2,629 mの山。日本二百名山及び山梨百名山に選定されている。

【概要】
山名の由来は、ざるを伏せたような山容によるとされている。山頂は、大笊（主稜線上のピークで二等三角点がある。）と小笊（東側のランカン尾根上の小ピーク）の双耳峰となっている。山頂付近はハイマツ帯で、富士山、赤石岳、聖岳などの好展望が得られる。1911年（明治44年）12月1日に、中村清太郎が奥沢の谷から初登頂した。

【登山】
山梨県側の雨畑温泉からと静岡県の椹島からの登山道がある。白峰南嶺の稜線上に縦走ルートがあるが、踏跡が薄く利用者は少ない。保川沿いのルートは廃道化している。日帰りでの登頂が難しい山である。

笊ヶ岳・布引山・生木割山

山梨

静岡

笊ヶ岳（老平ピストン・テント泊）

ともがら

2ヶ月程前に悪沢岳〜赤石岳を周回した際に尖った形の双耳峰が見えて気になっていたのが笊ヶ岳でした。最近になり、日本二百名山であり山梨百名山の四天王の一つでグレーディングも7Dとハードな山らしいというのを知り、これはチャレンジしたいと思い行ってみました。
前半は沢沿いの急斜面のトラバース道で地図では何故か破線ルートなのですが、行ってみて分かりました、沢から登山道までの高さが数十メートルはありそうで踏み外したら墜落しそうな細い道が延々と続き緊張を強いられます。しかも落ち葉がフカフカかつところどころツララが落ちて登山道を埋めており、足を滑らせれば奈落の底…怖くてこの調子では今日は山頂まで行けないかも、と思いながら慎重に慎重に進みました。
その先渡渉点を過ぎると急登区間ですが、その渡渉点は暗かったこともあり渡れる場所を探すのに苦労しました。急登区間は急登ですが、特に危険は無くホッとしつつひたすら登ります、とにかく登ります。
急登が始まって少し進むと一瞬富士山が見えて、元気出ましたがその先は急登の終わる布引山の手前までずっと森の中…ずっと森の中。布引山手前で景色が開け、南アルプスの絶景が見えますが、その先再び笊ヶ岳まで森の中…。チェーンスパイクで進みます。雪はまだ深くはありませんでした。
そして遂に笊ヶ岳山頂、今度こそ南アルプスの山々と富士山の絶景満喫です。悪沢岳、赤石岳、聖岳、光岳、北岳、間ノ岳、仙丈ケ岳、塩見岳・・雪を纏った山々の姿はどれも美しいです。
小笊ヶ岳の往復は藪で通り道は狭いけどちゃんと枝がカットされて歩くスペースはありました。展望の少ない小笊ヶ岳から笊ヶ岳へ戻り、再び絶景を楽しみ昼食のカップ麺を食べて下山開始。
登りで遅れてしまい今回も急ぎ目下山…落ち葉対策でチェーンスパイクは付けたまま下ります。フカフカ落ち葉にもツララの絨毯にもチェーンスパイクは良く効き、安心して下りることができました。
ハードな山でしたが山頂からの景色はとにかく素晴らしかったです！誰ともすれ違うことなく山頂の絶景独り占めでしたが、前半の沢沿い急斜面トラバース区間は滑落したら春まで発見してもらえないかもしれないので行きも帰りも気を抜かず慎重に進む必要があります。

布引山・笊ヶ岳・小笊ヶ岳

trotro

天気予報は晴れだけど
どこの山も爆風💨
どーしようか悩んで決まらない😅
小池先生に相談🙌
そしたらこのコースは
『風は山頂以外は樹林だから
　大丈夫だと思うよ』って
笊ヶ岳から布引山はゴーゴー凄い風の音‼️
でもホント大丈夫でした〜😁👌

小池先生は厳冬期に２日かけて登ってる
crazyだわ🤭

VRランカン尾根
倒木いっぱい乗り越えてちょっと藪
長い急登
枯葉と雪で疲れたー笑
今日もありがと山でした❤️

ランカン尾根から笊ヶ岳、布引山周回❄️

kozue

週末の天気予報が抜群だったので南アルプスの展望台に足を伸ばしました。笊ヶ岳は前々から行きたいと思っていて、本格的に冷え込むと凍結により危険箇所が増えるとの情報もあったのでタイミングとしてはばっちりでした。
色々悩みましたが、とりあえず最初は一般登山道のピストンで、せっかく行くなら山頂からのアーベンとモルゲンが見たかったのでテント泊に決定。
駐車場&テン場のキャパが心配だったのですが、この土日で少なくとも雨畑から入山したのは私含めて2組だけでした。しかももう1組がkaikaireiさんとqurousagiさんのパーティ！山頂でお話を聞けばランカン尾根のさらにマイナーな支尾根から取り付くルートとのこと…私とはレベルの違う山行をされている方達ですが、気さくに話しかけて頂き、果ては夕食までご馳走になることに。お二人との交流にいろいろ刺激を受け、ますます山に対するモチベーションが上がりました。この場を借りて改めて、ありがとうございました！


笊ヶ岳　テン泊

茄子

お昼頃に天気が悪くなる予報なので
急いで登ったら、まっしろけ🥲
小雪混じりの風があり寒くなってきたので
急いで下りたら、すっころび🤣

笊ヶ岳　178/200名山

まいゆー

山梨百名山の四天王のひとつ笊ヶ岳（ざるがたけ）に1泊2日テント泊で行って来ました。老平駐車場からの高低差は2100mあり出来るだけ軽く仕立たいと思いつつもテン場は雪が積もっている為、持物は吟味を重ねても17kgになってしまった（途中広河原で500ml補水を含む）
登りは桧横手山を通るルート、下りは小笊ヶ岳を経て周回することが出来たが、破線のランカン尾根は噂に違わぬ難ルートだった。
ヘルメットで突っ込む!　興味本意だけで行かない方がいい!　などと書かれていたレポも有る様に、こちらから初めてのブラックスタートはやめた方がいいと思った。
土質で苔質でホールドのない急峻に始まり、1100m付近は藪に覆われ、YAMAPルートとダウンロードした軌跡の両方をいくら探しても道が無くかなり消耗した!!!　最後にスネまで埋まる落葉の激下り（片側キレ落ち）でスベりまくり神経使った。

Qちゃんお誘いありがとう🤣‼️
大変記憶に残る山行となりました。

笊ヶ岳周回ランカン下山

sam1553

去年フォロイー様にリクエストして参考レポをあげてもらい、ようやく行けました。お世辞にも良い道ではなく正直テン泊ちょい雪山仕様でギリギリでした。
いや～疲れた。。
吊り橋～取りつきまでがテープはあるけどルートが少し解りづらかったです。

白笊～中ノ宿吊り橋からピストン～

とっくん

北は天気が悪いので、直前に行先を南に変更。
友達が笊ヶ岳と笹山を提案し、私がぽろっと雪がなかったら縦走出来るねと言った。
私としては、もう雪があるから難しいねの意図だったが、友達は南はまだ雪が少ないから行けるねととってしまったらしく、どんどん具体的に話が進む。
レポ見た感じそこまで難しいルートではなさそうで、雪も上はあるがそこまで多くなさそうということで決行となった、アルプスではもう初冬の11月最終週。
元々2日で4000ｍ40ｋｍをテント背負って歩くという、無雪期でもハードな南アルプスのマイナールートをこの時期に歩くという意味を、後で思い知ることになる。

雨畑の老平駐車場に車を1台デポした後、奈良田駐車場へ移動し、スタート。
笹山までは破線だが、夏季に歩いたことがあり、道は意外と分かりやすく、ピンテもある。
ただ、眺望もない樹林の急登をもくもくと2000ｍ登る、根性のルート。
雪がないところは、体力的にはキツイものの、特に問題なし。
2000ｍほどから登山道上にも雪が出てきて、2200ｍほどからほぼ雪が繋がったが、まさかのトレースがあった。
思ったより雪があるが、一人分でもあると全然違う。
雪も固くなく、ツボのまま登っていき、山頂まであと一息というところで、先行者さんに追いついた。
日帰りで笹山ピストン予定とのことで、トレースのお礼を言って先行する。
笹山手前は雪が深くて膝上まであったが、ずぼずぼ沈みながらもまもなく笹山南峰に到着。
ここは周囲が木に囲まれていてテント泊にはいいが、眺望は今一つ。
一方、少し先の北峰は、富士山や目指す笊ヶ岳、荒川三山、塩見岳、白峰三山が見渡せる絶好の眺望スポット。
風は多少あるが予報よりは弱く、絶景を楽しむことが出来た。

先行者さんは下山され、ここから先はトレースは期待出来ない。
先頭を交代しながら進んで行くが、稜線上は景色はよく雪は少ないものの、樹林は雪が増え、膝上な所もしばしば。
思ったよりある雪にペースが上がらず体力も使うが、2200ｍほどまで降りると雪も減り、このままほとんどなくなるのでは？と期待した。
奈良田越から先は林道になり歩きやすいと思っていたら、崩落箇所が多い。
特に、この日の終盤にあった所は崩落が激しかった。
途中までトラバースして行ってみたが、先は危険。
読み込んできた軌跡は尾根上を巻いてるみたいで、一旦戻って巻くことにする。
トレースもあったので崩落手前で左の樹林に入ったが、そこもあまりよくないトラバースで、トレースも迷ったものらしく途中で消えた。
上を見ると登れそうだったので、先行して枝を掴みツボのまま雪を蹴りこんで、ほぼ直登で尾根に強引に登って見ると、尾根上にしっかりした踏み跡があった。
確実に取りつきは間違ってるが、なんとか崩落を巻くことが出来た。
後でレポを確認すると、巻いてる人とそのまま突っ切った人と両方いた。
今後崩落が進むと、難度が上がるルートかもしれない。
日が短くなって暗くなってしまったが、その後大きな林道崩落もなく、18時頃伝付峠に到着。
水場の水も出ていて、Uさんお手製の美味しい夕飯を食べ、思ったより雪あって時間かかったねと反省しつつ、就寝。

二人でテントをシェアしたので夜は寒くなく眠れたが、朝はテントが凍り付いていた。
二日目は昨日とは違って固めの雪でトラバースが多い道だったので、出発早々チェーンを装着。
天上小屋山までは、ツボだと危ないトラバースが時々あるものの、斜度は比較的緩やか。
生木割山を過ぎ、崩落地のちょっと先でピンテとトレースに惑わされて一回ルートを外れたが、GPSを確認して修正。
笊が近くなると雪も増えたが、生木割山から先はトレースがあった。
一旦下った後、結構急な斜面をひーひーしながら登り返して、ようやく笊ヶ岳に到着した。

長い道のりを経てたどり着いた笊ヶ岳山頂は、まさに特上の南アルプスの展望台！
聖岳に赤石岳、荒川三山、間の中盛丸山や大沢山。
GWに縦走した、南アルプスの名峰たちが、目の前にずらり。
塩見岳や蝙蝠岳、白峰三山、鳳凰もよく見える。
小笊ヶ岳の背後の富士山も、迫力。
苦労の甲斐があった！来てよかったねと喜び合うが、苦難はまだ先にあった。

笊ヶ岳からぐっと下った後の友引山への登り返しがキツい。
そして、その後沢に出るまでは、急降の連続。
上の方は固い雪の着いた急斜面で倒木も多いし、雪がなくなると唐松の落ち葉が滑りやすい。
さらに降りると、降り積もった落ち葉が深くてラッセル状態。
落ち葉の下が見えず、隠れた石で滑ってUさんが足首を捻ってしまったのは、標高1500ｍ付近。
折れてはいなさそうで、何度かやったところらしく、自分でテーピングをしてなんとか歩けるとのこと。
先導しつつ後ろを確認しながらゆっくり降りていくが、沢まで下った時には薄暗くなっていた。
二人とも明日仕事で無断欠勤したくない、これが社会人のツライとこで、出来ればこの日のうちに下山することになった。
幸いテントはあり、無理そうなら最悪ビバークして、明るくなってから一人で電波のあるところまで降りて助けを呼ぼうと腹をくくり、先へ進む。
渡渉は緊張したが、なんとか渡渉点を見つけられた。
そこから沢沿いに降りていき、林道になる。
これで楽勝とならないのが、南アルプスの林道。
崩落箇所や、壊れかけの橋、凄く揺れる梯子や吊り橋とまだまだ続く障害物競走。
道がコンクリートになるとかなり歩きやすくなり、なんとか駐車場にたどり着いた時には本当にほっとした。
その後、帰りの運転で力尽き、家にたどり着いたのは午前5時だった、、、。
Uさんの足首は骨は大丈夫で、捻挫ということでした。

 
初冬の笹山～笊ヶ岳縦走。
思ったよりあった雪や崩落した林道、雪や倒木で分かりにくくなった道、そして終盤で落ち葉で隠れた石による同行者の負傷、、、中々の試練続きで、情報の少ない南アルプスのマイナールートをこの時期に歩くことの大変さを思い知りました。
しかし、笹山や笊ヶ岳山頂からの南アルプスの名峰たちの雄大さは感動的で、富士山もとても美しかったです。
特に笊ヶ岳山頂からの景色は、大変だっただけに格別。
雪を纏ったアルプスの山々はやっぱり素晴らしい、でも安全は忘れずに、改めて思った山行でした。

後になって気が付きましたか、私も友達も、これで山梨四天王踏破でした✨

黒河内岳（くろごうちだけ）は、山梨県と静岡県とにまたがる赤石山脈白峰南嶺にある山。北峰（2,733m）と南峰（2,717.6m）からなる双耳峰で、三角点は低いほうの南峰に設置されている。

【概要】
黒河内岳は赤石山脈の主稜線の、間ノ岳から農鳥岳方面へ派生する尾根（白峰南嶺）上にある。この枝尾根は南の太平洋近くまで延びている。別名を笹山（ささやま）と呼ばれるが、実際はハイマツ帯であるためササは生えていない。山梨百名山のひとつに選定されている。

布引山（千挺木山）

このランドマークを通る活動日記

笊ヶ岳（老平ピストン・テント泊）

布引山・笊ヶ岳・小笊ヶ岳

ランカン尾根から笊ヶ岳、布引山周回❄️

笊ヶ岳　テン泊

笊ヶ岳　178/200名山

笊ヶ岳周回ランカン下山

白笊～中ノ宿吊り橋からピストン～

初冬の笹山〜笊ヶ岳テン泊縦走⛺

このランドマーク付近の写真

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布引山・笊ヶ岳・小笊ヶ岳

ランカン尾根から笊ヶ岳、布引山周回❄️

笊ヶ岳 テン泊

笊ヶ岳 178/200名山

笊ヶ岳周回ランカン下山

白笊～中ノ宿吊り橋からピストン～

初冬の笹山〜笊ヶ岳テン泊縦走⛺

布引山（千挺木山）

笊ヶ岳（老平ピストン・テント泊）

笊ヶ岳　テン泊

笊ヶ岳　178/200名山