金峰山（表参道から）

何度も登った金峰山、登山口も瑞牆山荘、廻り目平、大垂峠、何れからも登りましたが、唯一残っていたコースが表参道コースです。修験道が盛んなころは、この表参道に全国中から修験者が集まったそうですが、現在は登山口にたどり着くのが大変で、マイナーコースとなっております。 昨年、林道から登山口取付きまでを下見しており本日、表参道から金峰山決行しました。 甲府市森林浴広場に駐車して造林記念碑までは、林道と防火帯をつなぎ合わせて、たどり着きました。造林記念碑の道を挟んで正面から表参道のトレイルになります。水晶峠を越えて御室小屋跡まではよく手入れされた、気持ちの良い登山道が続きます。 御室小屋跡から金峰山頂までは標高差500メートル以上、鶏冠岩や片手回し岩を経由して五丈岩に至る非常に厳しい修験の道となります。途中、きれいなシャクナゲの花に癒されました。 金峰山は時に瑞牆山とダブルヘッダーで登る人（自分も）もいて、取付きやすい印象を与えていますが、表参道を登ってみて金峰山は本来、とても厳しい山である事実を認識しました。山頂以外、往路復路とも誰にも会わない静かな山行となりました。