タワ尾根・滝谷の峰・酉谷山・三ツドッケ

2023.01.21(土) 日帰り

活動データ

タイム

09:55

距離

21.1km

のぼり

1898m

くだり

1904m

チェックポイント

DAY 1
合計時間
9 時間 55
休憩時間
1 時間 16
距離
21.1 km
のぼり / くだり
1898 / 1904 m
3
10
55
17
17
15
27
20
30
56
17
26
24
13
9
12
45
1

活動詳細

すべて見る

数十年前の日原周辺の山はどこもスズダケで覆われていた。タワ尾根など元々登山道もなく、踏み跡と呼べるものさえなかったと思う。30数年前に滝谷を遡行してタワ尾根に登り着いたが、背稜方面へは藪の中を沢登りした者によると思われるかすかな踏み跡のようなものがあったが、反対方向はびっしりと藪に覆われていたように思う。もし、挑戦するとしても藪漕ぎで登るのは大変そうだから下りにルートを取るのが楽かと思われたが、ハナド岩付近から見るとウトウの頭前後が結構急斜面に切れていて、ザイルがないと下りられないのではないかとも思った。今のように地図アプリもない時代、単独で突っ込むには相当の覚悟がいると思ってそのままにしていたが、山歩きを再開してネットでタワ尾根踏破の記録が見られるようになり、いつの間にかルートが出来上がっていることを知った。それでも藪の中を踏み跡を探して歩くというイメージだったが、2年前実際に歩いてみると、藪はなく踏み跡もしっかりしていて、ピークには山名標もあり、モノレールが敷設されている部分もあったりして、背稜まで4時間ほどで着いてしまい、実にあっけなかった覚えがある。今回は、前回タワ尾根の頭(滝谷の峰)まで登らず酉谷山方面へ巻いてしまったのが気になっていたので、頭まで登ることを目的に歩いた。 タワ尾根へは、一石山神社本殿の鳥居横にある建物の脇を登るのだがちょっとわかりにくい。さらにその先、石垣の終わるあたりで右に尾根へ取り付くような明瞭な踏み跡があり、前回は道に“止め”の合図の木の枝が置かれていたにも関わらず、一般ルートでないという警告の意味だろうと勝手に解釈してそちらへ入り込んでしまった。左への道があまりにもはっきりとして緩やかだったので、仕事道の類と思ったからである。結果として登るにつれ急傾斜になり、足元も滑りやすく不安定で踏み跡も不明瞭になって間違いに気が付く次第となった。それでもかすかな踏み跡を追って左の方へ回り込んでいくと先ほどの道と合流することができた。今回は本来の道を歩く。一石山までは足元の悪い所もあるが、途中赤テープなどの目印もあり、石段やロープが設置されていたりして遊歩道のように整備された痕跡がある。 水源林道(背稜縦走路)から頭までは急斜面が続くがわずかに踏み跡もあり、さほどの距離でもないので一気に着いてしまう。頂上は日当たりも良く草の生えた小平地となっているので、ここで昼食とする。稜線北側にはわずかだが雪が残っていた。以前、天祖山方面から歩いて来た時は一気に下ったような気がするのだが、雪で踏み跡もわからないし下手に乗っかると滑りやすそうだったので慎重に下る。このあたりが一番踏み跡も薄く、急斜面で地形も複雑なので迷いやすい所かもしれない。

雲取山・鷹ノ巣山・七ツ石山 登山口にある一石山神社
登山口にある一石山神社
雲取山・鷹ノ巣山・七ツ石山 登り口はここ(建物の右側)から
登り口はここ(建物の右側)から
雲取山・鷹ノ巣山・七ツ石山 この先で右側尾根上に向かうような道が分岐するが、左側を行くのが正解。前回はここで間違えて苦労したが、結局上の方で強引に左の方へ踏み跡を見つけて進めば本道に合流する。
この先で右側尾根上に向かうような道が分岐するが、左側を行くのが正解。前回はここで間違えて苦労したが、結局上の方で強引に左の方へ踏み跡を見つけて進めば本道に合流する。
雲取山・鷹ノ巣山・七ツ石山 先ほどの分岐から分かれた本来の道。一見尾根から外れていきそうだが、すぐに折り返していく。
先ほどの分岐から分かれた本来の道。一見尾根から外れていきそうだが、すぐに折り返していく。
雲取山・鷹ノ巣山・七ツ石山 急傾斜の所に石段が設けられている。遊歩道の名残かな?
急傾斜の所に石段が設けられている。遊歩道の名残かな?
雲取山・鷹ノ巣山・七ツ石山 写真ではわからないけど結構な急斜面が続く
写真ではわからないけど結構な急斜面が続く
雲取山・鷹ノ巣山・七ツ石山 樹間越しに燕岩が見える
樹間越しに燕岩が見える
雲取山・鷹ノ巣山・七ツ石山 支尾根上に出た所にちょうどいい休憩場所がある。
支尾根上に出た所にちょうどいい休憩場所がある。
雲取山・鷹ノ巣山・七ツ石山 途中、切り落とされた古い指導標があったので寄ってみた。
途中、切り落とされた古い指導標があったので寄ってみた。
雲取山・鷹ノ巣山・七ツ石山 コンクリ製の階段があったので、さらに先へ行ってみる。
コンクリ製の階段があったので、さらに先へ行ってみる。
雲取山・鷹ノ巣山・七ツ石山 階段はさらに続いていたが、朽ちている所もあり、前後の道も足元不安定で、下れなくなったら困るので先へ行くのはあきらめた。
階段はさらに続いていたが、朽ちている所もあり、前後の道も足元不安定で、下れなくなったら困るので先へ行くのはあきらめた。
雲取山・鷹ノ巣山・七ツ石山 稜線(一石山の一角)に到着。ここから尾根は幅広く緩やかになる。
稜線(一石山の一角)に到着。ここから尾根は幅広く緩やかになる。
雲取山・鷹ノ巣山・七ツ石山 一石山
一石山
雲取山・鷹ノ巣山・七ツ石山 ここが、かつてあったミズナラの大木への分岐点と思われる。右に入る道は大分埋もれかけている。
ここが、かつてあったミズナラの大木への分岐点と思われる。右に入る道は大分埋もれかけている。
雲取山・鷹ノ巣山・七ツ石山 人形山付近の平地
人形山付近の平地
雲取山・鷹ノ巣山・七ツ石山 落ち葉に埋まった緩やかな稜線を行く
落ち葉に埋まった緩やかな稜線を行く
雲取山・鷹ノ巣山・七ツ石山 樹間越に六石山
樹間越に六石山
雲取山・鷹ノ巣山・七ツ石山 金袋山山頂付近
金袋山山頂付近
雲取山・鷹ノ巣山・七ツ石山 金袋山の標示
金袋山の標示
雲取山・鷹ノ巣山・七ツ石山 あまり見られなくなった東京都の紋章。今見られるイチョウマークはシンボルマークであってTの字をデザイン化した物であり、イチョウではないそうです。
あまり見られなくなった東京都の紋章。今見られるイチョウマークはシンボルマークであってTの字をデザイン化した物であり、イチョウではないそうです。
雲取山・鷹ノ巣山・七ツ石山  篶坂ノ丸山頂付近
篶坂ノ丸山頂付近
雲取山・鷹ノ巣山・七ツ石山 「篶」という字が難しいですが、「スズダケ*漢字」で検索すると出てきます。その字をコピーペイスト
「篶」という字が難しいですが、「スズダケ*漢字」で検索すると出てきます。その字をコピーペイスト
雲取山・鷹ノ巣山・七ツ石山 樹間越に天祖山。手前の採石場が無残な姿をさらす。
樹間越に天祖山。手前の採石場が無残な姿をさらす。
雲取山・鷹ノ巣山・七ツ石山 ウトウの頭手前の登り
ウトウの頭手前の登り
雲取山・鷹ノ巣山・七ツ石山 ウトウの頭。樹林の中で展望もない。
ウトウの頭。樹林の中で展望もない。
雲取山・鷹ノ巣山・七ツ石山 頭からは急で足元の不安定な下りが続く
頭からは急で足元の不安定な下りが続く
雲取山・鷹ノ巣山・七ツ石山 こんな感じの所
こんな感じの所
雲取山・鷹ノ巣山・七ツ石山 同じく
同じく
雲取山・鷹ノ巣山・七ツ石山 鞍部は日当たりのいい草地になっていて、頭よりもここの方が休憩するにはいい所。
鞍部は日当たりのいい草地になっていて、頭よりもここの方が休憩するにはいい所。
雲取山・鷹ノ巣山・七ツ石山 尾根へは直接取り付かず、左へトラバースして小尾根に突き当たる付近で右上に登っていく。よく探すと踏み跡らしきものがあるが不明瞭。
尾根へは直接取り付かず、左へトラバースして小尾根に突き当たる付近で右上に登っていく。よく探すと踏み跡らしきものがあるが不明瞭。
雲取山・鷹ノ巣山・七ツ石山 モノレールが現れる
モノレールが現れる
雲取山・鷹ノ巣山・七ツ石山 モノレールと並行して歩く
モノレールと並行して歩く
雲取山・鷹ノ巣山・七ツ石山 天祖山、昔あった立岩はもうない。
天祖山、昔あった立岩はもうない。
雲取山・鷹ノ巣山・七ツ石山 モノレール終点
モノレール終点
雲取山・鷹ノ巣山・七ツ石山 芋の木ドッケ付近
芋の木ドッケ付近
雲取山・鷹ノ巣山・七ツ石山 雲取山
雲取山
雲取山・鷹ノ巣山・七ツ石山 背稜縦走路着
背稜縦走路着
雲取山・鷹ノ巣山・七ツ石山 タワ尾根の頭(滝谷の峰)へはここを登っていく。
タワ尾根の頭(滝谷の峰)へはここを登っていく。
雲取山・鷹ノ巣山・七ツ石山 何となく踏み跡がついている
何となく踏み跡がついている
雲取山・鷹ノ巣山・七ツ石山 同じく
同じく
雲取山・鷹ノ巣山・七ツ石山 酉谷山が垣間見える
酉谷山が垣間見える
雲取山・鷹ノ巣山・七ツ石山 タワ尾根の頭(滝谷の峰)
タワ尾根の頭(滝谷の峰)
雲取山・鷹ノ巣山・七ツ石山 急に雪が出てきた。踏み跡が分からないので適当に降りた。中途半端な積雪で足元不安定。
急に雪が出てきた。踏み跡が分からないので適当に降りた。中途半端な積雪で足元不安定。
雲取山・鷹ノ巣山・七ツ石山 稜線上を行く
稜線上を行く
雲取山・鷹ノ巣山・七ツ石山 稜線上の小平地。ここで以前昼食を摂った。なかなか快適な所。
稜線上の小平地。ここで以前昼食を摂った。なかなか快適な所。
雲取山・鷹ノ巣山・七ツ石山 縦走路合流地点。正面の木に赤い印がある。
縦走路合流地点。正面の木に赤い印がある。
雲取山・鷹ノ巣山・七ツ石山 下りてきた所を振り返る。縦走路は左から合流する。
下りてきた所を振り返る。縦走路は左から合流する。
雲取山・鷹ノ巣山・七ツ石山 行福のタワ分岐点
行福のタワ分岐点
雲取山・鷹ノ巣山・七ツ石山 酉谷山
酉谷山
雲取山・鷹ノ巣山・七ツ石山 山頂から遠く丹沢山塊
山頂から遠く丹沢山塊
雲取山・鷹ノ巣山・七ツ石山 大岳山と御前山
大岳山と御前山
雲取山・鷹ノ巣山・七ツ石山 酉谷山を振り返る
酉谷山を振り返る
雲取山・鷹ノ巣山・七ツ石山 七跳山分岐点
七跳山分岐点
雲取山・鷹ノ巣山・七ツ石山 尾根道
尾根道
雲取山・鷹ノ巣山・七ツ石山 七跳山
七跳山
雲取山・鷹ノ巣山・七ツ石山 稜線上を行く
稜線上を行く
雲取山・鷹ノ巣山・七ツ石山 同じく
同じく
雲取山・鷹ノ巣山・七ツ石山 ピークの上だが山名は記されていない
ピークの上だが山名は記されていない
雲取山・鷹ノ巣山・七ツ石山 さらに稜線を進む
さらに稜線を進む
雲取山・鷹ノ巣山・七ツ石山 何やらピークの上
何やらピークの上
雲取山・鷹ノ巣山・七ツ石山 縦走路に合流
縦走路に合流
雲取山・鷹ノ巣山・七ツ石山 表示はされていないが、ここがハナド岩分岐点。岩まで10m位
表示はされていないが、ここがハナド岩分岐点。岩まで10m位
雲取山・鷹ノ巣山・七ツ石山 ハナド岩からの展望
ハナド岩からの展望
雲取山・鷹ノ巣山・七ツ石山 同じく
同じく
雲取山・鷹ノ巣山・七ツ石山 ハンギョウ尾根分岐点。ロープが張られ通せんぼしているが、入っている人も結構いるようだ。
ハンギョウ尾根分岐点。ロープが張られ通せんぼしているが、入っている人も結構いるようだ。
雲取山・鷹ノ巣山・七ツ石山 左、三ツドッケへの分岐点
左、三ツドッケへの分岐点
雲取山・鷹ノ巣山・七ツ石山 尾根道
尾根道
雲取山・鷹ノ巣山・七ツ石山 三ツドッケ三角点越しの大岳山
三ツドッケ三角点越しの大岳山
雲取山・鷹ノ巣山・七ツ石山 大岳山と御前山。真ん中の峰は三ツドッケの内の一峰か。
大岳山と御前山。真ん中の峰は三ツドッケの内の一峰か。
雲取山・鷹ノ巣山・七ツ石山 川苔山と本仁田山。左端は蕎麦粒山、右端は大岳山。
川苔山と本仁田山。左端は蕎麦粒山、右端は大岳山。
雲取山・鷹ノ巣山・七ツ石山 雲取山と芋ノ木ドッケ
雲取山と芋ノ木ドッケ
雲取山・鷹ノ巣山・七ツ石山 先ほど見えていた三ツドッケの内の一峰への登り。最後の登りだが、疲れた身には結構堪える。
先ほど見えていた三ツドッケの内の一峰への登り。最後の登りだが、疲れた身には結構堪える。
雲取山・鷹ノ巣山・七ツ石山 一杯水避難小屋前のベンチで休憩
一杯水避難小屋前のベンチで休憩
雲取山・鷹ノ巣山・七ツ石山 1388m.ピーク手前でロープに沿い右へ下りる
1388m.ピーク手前でロープに沿い右へ下りる
雲取山・鷹ノ巣山・七ツ石山 滝入の峰付近の斜面をトラバース。この付近、道が細く両側が切り立っていて緊張する。
滝入の峰付近の斜面をトラバース。この付近、道が細く両側が切り立っていて緊張する。
雲取山・鷹ノ巣山・七ツ石山 こんな感じが続く。落ちたらかなりヤバそう。
こんな感じが続く。落ちたらかなりヤバそう。
雲取山・鷹ノ巣山・七ツ石山 この付近は道が崩れかけている。そのうち崩壊しそう。
この付近は道が崩れかけている。そのうち崩壊しそう。
雲取山・鷹ノ巣山・七ツ石山 末端にある通行注意の表示。危険地帯終了、ヤレヤレ!
末端にある通行注意の表示。危険地帯終了、ヤレヤレ!
雲取山・鷹ノ巣山・七ツ石山 この付近から足元の不安もなくなり、一気に下る。
この付近から足元の不安もなくなり、一気に下る。
雲取山・鷹ノ巣山・七ツ石山 最奥の廃屋。手前に水道施設がある。
最奥の廃屋。手前に水道施設がある。
雲取山・鷹ノ巣山・七ツ石山 下山口にある古い道標
下山口にある古い道標

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