ブチギレ高山病・横尾⇄槍ヶ岳ピストン

2022.08.12(金) 3 DAYS

活動データ

タイム

35:49

距離

38.6km

のぼり

2012m

くだり

2011m

チェックポイント

DAY 1
合計時間
31 時間 26
休憩時間
19 時間 23
距離
28.5 km
のぼり / くだり
1851 / 1737 m
4
44
52
41
59
25
12
3 14
20
38
1 24
13
35
33
DAY 3
合計時間
4 時間 22
休憩時間
1 時間 46
距離
10.0 km
のぼり / くだり
160 / 274 m

活動詳細

すべて見る

使用ギア テント:The Free Spirits Gemini シュラフ:NANGA 300 ザック:70L 「台風が来るかも…」 しかし「長野は山に阻まれて台風直撃しない説」を聞いたことがあったので決行。 ま、行って無理だったら撤退すればいいだけですしね。 当初「1日目は殺生か、最低でもババ平までは行きたいな」と考えていたが、彼女が高山病につき、断念。か、上高地で高山病…だと…? 槍沢ロッジが営業していないことも決め手となり、予定変更して横尾でストップ。 横尾山荘テント場にテント張って醤油ラーメン食べて昼過ぎには爆睡かましました。 これで終わればただのキャンパーです。 我々は登山愛好家につき1日目はまだ終わりません! 22時に起きて栄養補給やら何やら用意を済ませ、23時にいざ槍ヶ岳へ向け出発! ちょうど横尾のトイレ前で計画についてパーティーで話していたら、槍沢方面からレスキューと2人の登山者が下山して来られました。女性は嗚咽しながら抱えられてトイレへと消えていきました。何があったのかは知りませんが、無事でよかったですね。 我々も他人事ではないので、気持ちが引き締まりました。 さて、なぜこんな時間を選んだかというと、天候の問題が一つと、槍沢から槍ヶ岳山頂までの近く長い道のりを炎天下の中歩くのは危険だと判断したためです。ましてや高山病で吐いている彼女に炎天下はもう…「死」です。 ちなみに荷物は横尾のテント内に全デポ。アタックザックに食料飲料水詰めてのアタックです。 気軽に「アタック」という距離ではないですね。 つまり絶対に横尾に戻らねば寝られないことが確定…。こういうプレッシャーは嫌いじゃないですよ。 冷たい雨が降る中、黙々と槍ヶ岳に向けて歩き続けました。時折ヒキガエルを踏みそうになり、よろけながらも着実に標高を稼いでいく。 彼女はかなり高山病がきついみたいで10分間隔くらいで嘔吐していました。見ているこちらも辛くなる程で、自分の彼女じゃなかったらば、「もうやめよう」と言っていたでしょう。 しかし彼女は以前から槍に登りたいと言っていたので、もし彼女が歩けなくなったらその時は背負ってでも山頂連れて行くぞ!という気持ちでした。 心を鬼にして可能な限り彼女を立たせて歩かせました。もう1人女友達がいてくれて、道中彼女の背中をさすってくれたり、励ましてくれたり、心のケアは彼女が担当してくれました。結果彼女は最後まで自分の足で歩き抜くことが出来ました。 女性とは実に強い生き物ですね。感心しました。 僕があの状態ならもう迷わず下山です。 彼女は高山病のめまいと吐き気と戦いながら、僕は虫の大群にまとわりつかれながらも槍ヶ岳山荘到着。途中気の良さそうなお兄さんに虫除けお借りしました、ありがとうございました😭 雨が止み、彼女の吐き気も止まり、アタックチャンス到来…! 渋滞もなく無事に山頂で青空を拝むことが出来ました。 快晴とはいかずとも悲願を達成出来て我々は満面の笑みでありました。 槍ヶ岳は、僕は先々週も下見に来たばかりでしたが、山頂で彼女たちの笑顔を見られて心底良かったと思いました。 1人で来た時よりやはり楽しかった。感情を共有することって大切ですね。 速さや強さを競う登山には興味はないです。 パーティーで計画を立てて、安全に楽しく目的を達成する、それが僕の好きな登山です。 槍ヶ岳にはまたすぐにでも来たいですね。 山頂を満喫した後、槍ヶ岳山荘まで降りてカップ麺を食べ、チャイを飲み、2分だけ寝ました。 彼女の高山病もすっかり治り、横尾にむけてピストン開始。ここからは眠気で僕の方が元気がなかったかもしれません。 もう本当にただただ長い! 目的達成してるから余計に長く感じました。 途中ツアー客を抜くために猛ダッシュしたりしながらも、「早く横尾でスタミナ丼食べたい!」という気持ちで横尾まで駆け下りました。 スタミナ丼めちゃくちゃおいしかった…。 食べた後はもちろん爆睡です。 幸い、曇り空でテント内も暑くなく気持ちよく寝られました。パンツ姿で寝ていたので夜に寒くて起きましたが。 結局16時くらいから翌朝5時半まで寝ました。 寝るって大事。 3日目は横尾から帰るだけで終了! 途中徳沢で食べた朝定食がめちゃくちゃ美味かったです。 横尾で寝まくった山行でした。 寝まくりましたが、槍ヶ岳山頂まで行けましたし、天気の読みもペース配分も何に置いても下した判断はすべて正解であったと思います。 彼女たちに槍ヶ岳の山頂をとらせてあげることが出来て僕は嬉しかったです。 最後に個人的にムカついたことを書き殴ります。 ①横尾のテン場で大声で喋ってる熟年カップル。 めちゃくちゃうるさかったです。 しかもスペース空いてるのにわざわざ横にテントお張りになって…。トナラーか? 楽しむのはいいんですよ、喋るなともいいませんよ。でも、もう少し周りのこと考えましょう? テントって軽量化するために薄い生地で出来てるので防音性とかないんですよ。 耐えかねたメンバーの女の子が朝に「朝なのでもう少し静かにしてください」と言ったところ「朝〜?」って答えたみたいです。彼女は真横のテントでよく我慢したと思いますよ。 こいつらは思いやりを上高地バス停にでも忘れてきたのかな? 確かに山の朝って街より早いですし、人によって行程によって起きる時間も皆さん違いますよね。夜中に起きて登攀開始する人もいますしね。かく言う我々も22時に起きて23時から登りましたし。 でも周りのことを考えて我々は不要な私語は一歳してないですし、テントが横でもLINEで会話してました。ただ多少の生活音は出したかも知れません、それは謝ります。こういうのが思いやりや気遣いじゃないですかね。 昼間はいくら騒いでも愛し合ってくれてもいいですよ。所詮雑音の一部として処理されるので。ただ夜間や早朝はあなた方の声だけが聞こえるんで、聞きたくもないくだらない会話まで入ってくるんですよ。「もうトレッキングポールなしじゃもう歩けないわ!」とか…。しんどいのは分かるし、よく頑張ったと思いますよ。ただ横尾でくたばってるようじゃ何も出来ないですよ。スタート地点にすら立ててない。涸沢行くとか何とか言ってたのも聞こえましたが、レスキューに迷惑かけるだけなんでやめといた方がいいです。好きにすればいいですが。 で、本題に戻りますが、うるさくした挙句、若者に注意されて逆ギレとか…いい歳して恥ずかしくないのか?と思いますね。朝7時頃撤収してたら文句言いたげになぜか僕をジッと見てきましたねー。 あれは間違いなく、男同士の「こいつに喧嘩売って勝てるかな?」という力量の測り合いの目線でしたね。 僕も何だか腹立ってきたんで「何か文句ありますか?」と聞いたら「文句全然ない…」と歯切れ悪そうに答えましたね。きっと僕が居なかったら女の子に逆ギレでもかまして帰るつもりだったんでしょうね。変な逆ギレ成功体験をこのオヤジに植え付けなくて本当に良かったと思います。これが世のため人のためってもんです。 こっちも楽しみにきた山でトラブルや喧嘩なんてしたくないんですよ。もちろん山に人生賭けてはないですし。でも、命は懸かってます。 睡眠を阻害されるということはその分、山行に支障が出るわけですよ。命を守るためならこちらも相応の手段に出ざるを得ないですよね。山は自由ですが、最低限お互いを尊重し合いましょうよ。それでも納得いかないと言うなら話し合いでも殴り合いでも応じますよ、そちらにその覚悟があるならね。 自由の代償って他人を尊重しない場合高くつきますよー。そういう人は落石や滑落に注意ですよ〜。 ②テントのフライシートをバサバサする奴ら。 もうこれもうるさい熟年カップルと一緒ですけどね…。 まず聞きたい。 何が目的?発情期の鳥か何かかお前ら? テントバサバサやってたらおばさんが股かっぴらいて集まってくんのか…? 冗談はさておき、確かに川沿いですし、地形的にも明け方はテント結露しますよね。 ただバサバサしても乾きませんよ。うるさいだけ。 どこで習ったの?その乾かし方。 タオルって知ってます?なんとなんと絞れば何度でも水吸ってくれるんですよね。是非ともタオルをお使いください。決して高いものではないので。 もしくは日の当たる場所に動かして置いておけばこの季節なら1時間も待たずに乾きますよ。 誰がやり出したか知らないけど非常識だと思いますね。真昼間にやるならまだしも、朝の5時や6時にやるのは本当によく分かりませんね。教育レベルというか民度が知れますね。 もう一度お母さんのお腹の中からやり直して欲しいレベルです。こういう連中が土日の早朝に掃除機かけたり、布団叩いたりするのかなぁ…と。 帰るだけなら家帰って干すのもいいと思いますよ。帰ってギアの手入れするまでが登山だと思うので。 横尾ってギリ平地だから頭足りないキャンパーが多いのかな? 僕、登山歴は短いけど年間めちゃくちゃテン泊するし、雨でも縦走したりもするけど、フライシートバサバサなんかそんなんやったことないです。 やってる奴大体おっさんなんですよね。マジであんたら嫌われてますよと言いたい。 まぁこれ見てイライラする人もいるんやと思ってくれたら、少しだけ周りの人に気遣ってあげてくださいな。 じゃないと死なない程度に滑落する呪いを僕がかけておきますね。

メンバー

もしも不適切なコンテンツをお見かけした場合はお知らせください。