感動の風折滝、高滝 池木屋山(まつさか香肌イレブン第8座)

2022.07.31(日) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
12 時間 2
休憩時間
3 時間 52
距離
11.8 km
のぼり / くだり
1568 / 1563 m
4 39
23
8
2 45
26
2 21

活動詳細

すべて見る

7月31日(日) 「晴れ時々曇り、一時雷雨」 奥ノ平谷遡行崩れで、滝巡りの池木屋山登山とする。まつさか香肌イレブンガイドには、難ルートとして紹介されている。奥ノ平谷遡行の振替登山としては、渡りに船、最高の登山道だ。先ずは、ファミリーマートで朝食と行動食を購入する。登山口で準備をし、日帰り登山であるけれど60Lザックを担ぐ。昨日と同じだが、帽子替わりにヘルメットも入れた。宮ノ谷登山道に入ると直ぐに犬飛岩がある。一寸寄り道だが、観光する。此処は狭谷で、以前遡行した江馬小屋谷に似ている。谷が直角に右に折れ、両岸切立ち僅か2m程の隙間となり続く。下から見上げたら、さぞ壮観だろう。此処には、橋が架かっているが朽ちかけているのか、通行禁止となっている。上流には、釜を持つ滝も隙間から確認できる。地図には、其処から続く道があり気になった。登山道に戻り進むと犬飛岩から眺めた滝が現れた。名は無い様だが、見応えはある。落ち口の釜から谷は、直角に左へと折れている。この様に屈曲が激しい所は、何かあるね。滝の左岸を高巻き、登山道は続く。沢山の鉄橋が現れ、整備が行き届いていが、所々落石などにやられ、迂回路がある。鷲岩、六曲屏風岩、巨石群などが続き見所沢山だ。負の要素としては、蛭が多い事か。コマ目に取り除かないと酷い目にある。相棒が蛭を拡散するのは良くないとの事で、取り除いた蛭は、全て薬液で始末する。結局下山するまでに、二人で60匹程度除去したか。後で分かったが、途中にある休憩所は見過ごしてしまった。左岸に長々と続く鉄橋歩道も見応えがあった。慰霊碑のある二俣に到着する。折角なので風折谷も足を踏み入れ、風折滝を目指す。此方は、整備が不十分なで、一般道とは言い難い。沢登り経験が無い人は、無理をしないよう注意しよう。でも、ハーケンを打ち足し、虎ロープなどでルートを切り開いている。途中3回ほど休息を取り、風折滝に到着する。落差は優に50mはあるか?。水流は落ち口より空中を舞い落下している。多分、水流が風に揺られ折れるので、この名が付いたのだろう。実物を見れば、納得する。その下にも2条になった滝が落ち、大きな釜を創っている。右手より巻き登ると、風折滝落ち口に到達できる。2条の滝も横から見ると味わいがあった。上段テラスで風折滝の水飛沫を浴びながら、滝鑑賞した。また来るときは、右岸より滝を高巻き上部に抜けて見たいなと思いを巡らした。十分に滝を鑑賞し、二俣まで折り返した。下りなので意外と快調だった。此処からは、宮ノ谷を再び詰める。打って変わり良い道となり、高滝に到着する。此方の滝も立派だ。滝マニアの登山者一人が、写真を撮っていた。此処から眺める高滝上部は洞窟状になっているように見えた。滝上部を目指す登山道の注意書き看板が立てられている。一瞬ハッキリしない道のようだったが、登るにつれて明瞭になった。北アルプスの餓鬼岳登山道に似ているか、少し迷路の様な所が面白い。言ってみれば、究極の巻き道なのだ。虎ロープが続き、途中のバランスの悪い場所に、お地蔵さん一体が祀ってあった。落ちるような場所である。少し下りのトラバースをすると高滝上部に飛び出て、釜を持つ滝が続いていた。この滝も含めて高滝なのだろうか?。入り切らないので、此処もパノラマ写真を撮る。この滝、実は裏見の滝となっていて、滝鑑賞が楽しめる。大休止で滝散策をした。登山道は、更に滝を巻きながら究極の登山道が続く。上部に出ると沢は穏やかになる。途中、犬飛石のような地形があるが、右岸を巻いて登山道が続く。その辺りがドッサリ滝なのだが発見できず。暫くで、無名の滝が現れた。立派な滝である。左岸を巻き登山道が続く。二俣に到着し、左手沢の左岸を巻き登り、沢を横断して尾根に取り付く。此処からは沢を離れ、池木屋山を目指す。水が無くなるので1Lを追加した。最初は急な道だが徐々に緩くなる。最後は、ブナの疎林となり緩やかな斜面となり頂上に飛び出た。相棒と握手し登頂を祝う。雲が纏わり付いているが、台高山脈が眺められた。さて下山。既に時間を費やしているので、明るいうちに降りられるか。頂上からは、台高山脈主稜線を歩く。主稜線上は、なんだか嬉しいな。霧降山手前で、雲行きが怪しくなり、ガスの中に入り雷が鳴りだした。今日はカッパを置いて来た。ずぶ濡れ覚悟で歩くが、雨は降って来ない。霧降山に到着し写真を撮る。奥ノ平峰は諦めて下山を優先した。少し雨がパラつくが、丁度、熱冷ましに良いぐらいだ。いやいや少し足りないな。緊急着陸用ヘリポートに到着する頃、遠望が広がった。迷岳方面から三峰山方面だろうか。眼下の雲と青空と山が綺麗だった。コブシ平か、稜線の巨石群を通過する。高度が下がったのか少し暑くなってきた。みんなの足跡では、866m峰から登山道へ下る軌跡も確認できたが、急がば廻れで登山道を進む。稜線を離れるポイントは、看板があった。鹿避けネットを潜り抜けると、モノレールに飛び出た。そのモノレールに掴まりながら、急斜面を下るが、正直疲れるわ。鹿避けの扉を開けて、モノレール道を下りるが、GPSを確認すると登山道を逸していた。登るのも面倒なので登山道目掛けて、ブッシュをトラバースする。途中から疎林の薄暗い落ち葉を掻き分け、斜面を下る。何とか登山道に飛び出て救出できた。暫くで、登山口へと下山できた。再来あるなら、忠実に沢登で楽しみたいと思った。 最後に、沢登り出来なくとも、沢を十二分に楽しめる登山道です。お勧めです。でも、転落事故には十分気を付けましょう。

もしも不適切なコンテンツをお見かけした場合はお知らせください。