活動データ
タイム
11:40
距離
22.8km
のぼり
2285m
くだり
2234m
活動詳細
すべて見るお祭りから三条の湯に泊まり、飛龍山に登頂して丹波に下山した。 お祭りから後山川沿いを林道を延々と歩いていく。雨は止みそうで止まず、傘をさしながら今回一緒の会社のMさんYさんと雑談しながら三条の湯まで。林道は単調だが新緑、紅葉の時期は飽きないであろう。 三条の湯は我々3人だけ。熱い風呂に入り、美味しい地産の夕食を頂き就寝。夜中にトイレにMさんと行くと満天の星空。小屋の真上にオリオン座が輝いていた。 朝食を頂き小屋からいきなり急斜面をジグザグに登って一気に標高を上げる。直ぐに暑くなりMさんは半袖一枚になる。 1300mを過ぎると雪が出始め、どんどん雪が深くなってくる。「アイゼンつけますか。」「いや、新雪でアイゼン意味ないですよ。」 先頭を夏道経験のあるYさんがラッセルしてくれて進む。途中のガンバ谷水場手前のワイヤーロープ張られた斜面の通過は落ちたら谷底迄。 北天のタルからの巻き道も急斜面の斜めのトラバースや雪で埋まった高度感ある梯子を滑らないように渡ったりと緊張の連続。主稜線を外れて飛龍山山頂へは急斜面をYさんの踏み後を頼りに何度も滑りながら這い上がる。飛龍山山頂は樹林の中。気温も低く寒いから先に進む。石楠花の中の深雪や斜面をYさんがマタギのようにあっという間に消えて行き、その後のトレースを禿岩まで辿る。禿岩からは感動の大展望。大菩薩嶺越しに富士山。南アルプス、奥秩父縦走路と浅間山。素晴らしい眺めだ。 ゆっくりしたかったが深雪で予定より遅れているから前飛龍へと急ぐ。この区間が疲れも出て一番きつかった。前飛龍先の岩場で昼を軽くとり先を急ぐ。 ここからはほぼ垂直の急斜面。ここは軽アイゼンを着けて慎重に下る。下り終えてようやく尾根歩きになり、熊倉山でアイゼンを外す。雪はこの辺りまで。広い尾根道をサオラ峠まで下る。サオラ峠から丹波へは落ち葉で埋った山腹の細いトラバース道を一気に下る。登りで歩いたことが有るが、こんなに急だったかな。鉄人お二人は先に下って頂き、無理せずゆっくり無事にバス停まで。 今回雪の状況が分からなかったので、状況次第で直ぐに撤退で進んで行ったが、夏道経験あるYさんが常に状況確認して先頭をトレースつけてくれたので、安全に新雪の雪山歩きと絶景を堪能することが出来た。夏道経験無ければ無理であったろう。 三条の湯も期待どおりで充実した2日間であった。
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