登山

昨年のGWのリベンジ戦。今回は日帰りでのアプローチを試みることに。累積標高1800弱の日帰りでは厳しい行程である。更に先週雪が降っていたため積雪、凍結の恐れもあり、通常よりも難易度はあがる。一人ではかなりの不安があったが、前職の先輩が同行していただけるとのことで決行した。
トレーニングには最適の山で、体力試しにもってこいではあるが、玄人向きなのには違いない。また、崩落が進む登山道や足を踏み外してしまうと谷底に滑落する恐れのある道を歩くので最新の情報には注意が必要。特にサオラ峠手前の細くなった登山道、飛龍権現～北天のタルに至るトラバース道は積雪多めでアイゼン必携雪が緩い箇所では雪崩滑落の恐れあり、北天のタル～カンバ谷の崩落地（フィールドメモあり）が危険。

早朝自宅を出発し、上野原ICから丹波山方面へ。権現山の下山時に通った道をひたすら北上。途中気になるスポットがいくつかあったが道幅狭いので日中の通行は避けたいところ。
丹波山の道の駅で合流し、役場からサオラ峠を目指す。昨年の参考では下山でたどった道だ。サオラ峠までは順調なペースだが、前飛竜の手前の急登で体力を持っていかれる。ここまでは積雪ほぼ無し。数日間は夏日があった状況で雪解けは多少進んでいたのだろうか。ただ、前飛竜から先は積雪深く、チェーンスパイクを装着。特に日陰の下り斜面は凍結しており、かなりの緊張感があった。飛龍権現に参拝し、今回の山行随一の展望、禿岩から奥多摩、大菩薩方面の山々を望む。この日富士山の姿はなかった。

山頂まではトラバースした後の道をピストンすることに。ザックを下して最後の急登。ピンクテープはあるが、トレースが薄い箇所もあるため、進行方向と帰路がわかるよう派手にトレースを作って進んだ。予定通り昼過ぎに山頂に辿り着いたが樹林帯の中に山梨百名山の目印があった。山頂に景色がないと分かれば、多くの人はこのピークは踏まず、トラバースして通りすぎるに違いない。
ただ私にとっては今までは泊りで計画を立てていたこの標高差。一日でたどり着いたことに自分を褒めてやりたい。
残りは下山。事前の計画ではピストンであったが、登りに集中する体力とこの状態だとサオラ峠の落葉に足を取られかねないと判断し、三条の湯から林道歩きで下山することに。ところが、北天のタル（三ツ岩）に至る道がひざ上近い積雪で、チェーンスパイクが役に立たない。油断すれば滑落してしまう恐れのある道を慎重に進み、北天のタルに到着。北天のタルからカンバ谷は積雪少な目ではあったが、フィールドメモにあった崩落地あり。ワイヤーが張られており、慎重に進めば通過できる状態になっていた。整備してくださった方々に感謝します。
三条の湯でお昼を取ったら時刻はもう１５時手前。１８時前のお祭発のバスに間に合うように３時間かけてゆっくりと林道を下る。無事にバスにも間に合い、下山に成功。林道～お祭バス停まではお猿さんが多いエリアのようなので刺激しないように注意。なお、下山に利用したルートのほうが積雪は少なめだった。車に戻り、帰りは奥多摩→青梅街道経由で帰宅。

今回は今後立ちはだかる山梨百名山四天王の前哨戦も兼ねており、訓練を主目的とした計画のため、写真を撮る心持ではなかったので写真は少なめ。とはいえ、ほとんど樹林帯かつ黄砂の影響で景観はほとんどないと分かっていたので、登山に完全集中できた。厳しい山だったが、すれ違いも平日のためか林道でおひとりだけで自分たちのペースで登山できたのもよかった。また、先輩とも５年ぶりに再会し、色々な話をする中でコロナ禍から現在に至るまで社会も個人も移ろいゆくのが早い時代だと改めて感じた。


和名倉山（わなくらやま）は埼玉県秩父市にある標高2,036mの山で、奥秩父の山の一つ。別名白石山（しろいしやま）。国土地理院の地形図には白石山とあるが、和名倉山が古くからの秩父側の呼称である。日本二百名山に選定されている。

【概要】
四方に谷を刻んだ巨大な山体が特徴的である。かつては奥秩父の秘峰としてその原生林の美しさが讃えられたが、戦前に山林の権利が大滝村（現秩父市の一部）に移ったあと、1950～60年代の森林伐採と山火事で山域の荒廃が進んだ。かつて美林を誇ったコメツガの原生林は、大滝村の皆伐と伐採事業に伴う火災によりほぼその全てが失われており、尾根筋の大半は平凡な唐松の植林とスズタケの密藪に覆われている。辛うじて伐採を免れた県境付近では、石楠花の群落が見られる。
登山について、かつては、登山道（ルート）がはっきりせず、暗い樹林帯が多い難路で、山中でテント泊する準備が出来、薮こぎに耐える覚悟と体力を持ち、地図と磁石で針路を決められる技術を持つ者以外には危険な“秘峰”とみられていたが、最近は登山道の開発が次第に進んできた。現在では、一般ルートを取る限り、テント泊も必要でなく、とくに難しい山ではない。

和名倉山・笠取山・東仙波

山梨

長野

埼玉

熊倉山・前飛竜・飛龍山（大洞山）

kaito

雲取山（くもとりやま・くもとりさん）は、東京都・埼玉県・山梨県の境界にある標高2,017.13mの山。

雲取山・鷹ノ巣山・七ツ石山

東京

飛龍山（大洞山）・前飛竜・熊倉山

ぶにゅー

何を血迷って設定したかまったく心当たりが無いが、今回は全体的に画質が悪い。

ここ数日天気良好、3月とは思えない気温、雲ひとつない快晴という絶好のコンディションに関わらず黄砂のせいで展望が悪かった。逆にレアまである。

１日目は三条の湯まで。特に思い出が無い程度には楽な道だった。
三条の湯は沢沿いにあるのでずっと雨のような水の音が漂っていた。ハンモックに乗ったら久しぶりにブランコに揺れているような感覚だった。

若干寝不足で迎えた2日目は、少し前のレポにもあったような崩落や、石と凍りついた雪に翻弄されて時間が足りなくなり、飛龍山頂は巻くことになった。果たして幾つか難所があり、スピードの出ないトラバースを行く方が速かったのかは疑問が残るが。しかもトレースすら無かった。まあどうせ山頂行っても展望無いらしいので。

禿岩に寄ってみたら霞んで何も見えなくてビックリした。大菩薩嶺かな？っていうのはあったが、色が見えないと断定できない。南アルプスとか八ヶ岳とかも見えるんじゃなかったのか。

その後の下りも、南斜面を降りながらも時折北斜面を登り返すので軽アイゼンが外せず岩と刃が奏でる最悪のASMRを聞きながら頑張って降りた。サオラ峠からはまたトラバースと、ふんだんに落ち葉もあったので気が抜けない。結果的にバスには間に合ったが、こんな季節に来る山では無いし、計画の段階からこんなにキツイのを想定できるわけが無い。しかし楽しかった。

三条の湯泊 快晴なのに展望ナシの飛龍山(未踏)

edagiri

理数28

一日目:移動は割と楽だった。長い道ではあったが。今回の宿での温泉は本当に気持ちよかった。温泉はもとから好きでよく巡っていたが、これは最高。　
二日目:途中まではただ登っているだけでよかったのだが、雪道が出現。アイゼンをつけるに至った。3月でも雪は残っている所があるのかとおどろく。そこから雪道と普通の道が交互にあり、普通の道をアイゼンで歩くのは辛かった。変なところに引っかかるわ、躓くわで大変である。やっと普通の道になってアイゼンを外すことができたときは嬉しかった。そこからは永遠の下り。落ち葉と格闘しつつ帰りのバスに間に合うように頑張って下った

カゲシタ

飛龍山（2077m）は奥多摩山地の最高峰（西隣の唐松尾山が最高という説もあるが）。
その標高は雲取山（2017m）を凌ぐ。
今日は公共交通機関利用。登山口の丹波山村役場9:30着が1番早いバス便。一方丹波山村役場から奥多摩駅への最終バス便が17:46のため、8時間16分以内でピストンしなくてはならない。
登山道は最短ルートのサオラ峠、熊倉山、前飛龍経由のルートとした。
サオラ峠までの登山道は序盤は整備されていたが、峠に近くにつれ悪路の様相を示す。崩れかかったトラバース道（一つ間違えば崖下真っ逆さま）も数箇所あり、通過にかなり神経を使う。サオラ峠からはやや歩きやすくなるが積雪が出て来て歩行が厳しくなる。このためチェーンスパイクを着用して山頂を目指す。
前飛龍への登りは3点支持が必要なくらい急登。雪混じりの岩場で技術難度も高い。
前飛龍から飛龍山まではさほど困難ではないと予想していたが、雪が一気に深くなり歩行ペースが落ちてしまう。加えて雪が降り始め視界も悪くなり心が折れかかる。撤退しようかと迷ったが、この時点ではまだ時間のアドバンテージがあったことから気を取り直して登山を続ける。
飛龍山山頂は眺望なし。山頂標識の写真を撮り、昼食のパンとサプリ、芍薬甘草湯を水で流し込み急いで下山開始。ここで予定時刻対比20分のビハインド。
登山道はすっかり真っ白。岩場の段差などがなくなっているため下山スピードは上がる。しかし雪と落ち葉がチェーンスパイクにだんご状にへばりつき非常に歩きにくくなる。歩きながら岩に靴を蹴り付け雪だんごを落としながら下山を継続。
熊倉山付近の登り返しで右脚の太ももが攣ってしまったが、芍薬甘草湯を服用するとすぐに回復。下山継続できてホッとする。
サオラ峠からの急登下り、悪路トラバースはチェーンスパイクの助けを借りて通過。
途中から雪から雨に変わり登山道の雪がなくなったためチェーンスパイクを外してスピードを上げる（一部区間では走った）。
丹波山村役場バス停には17:20分に到着。予定時刻より10分早く下山できた。
CTは7時間51分、実働時間は6時間56分
積雪が予想よりも多いことに加え、天候も悪かった中、予定通りの山行ができたこと自体は良かったが、時間に追われた登山であり全く余裕がなかった。正直なところこんな山行は楽しくない。
タイムや距離、技術も大事だが、ちょっと違うような気がしてきた。次回の山行はもう少しよく考えて「余裕を持った楽しめる登山」を計画したいと思う。
24年前に逝去している父の干支が辰年だった為、辰=龍つながりで父を偲ぶ登山の意味合いもあったが、今回登った飛龍山は、生前の父と同じく「厳しい」山だった。

飛龍山ピストン（サオラ峠）

シェリー

去年の12月にテン泊(雲取山)した三条の湯に山小屋として泊まりたく1月の始めに土曜日に空きを見つけて即座に予約🛖

雲取山はすでに登頂しているので、お隣の飛龍山を目指すことに。飛龍山は山梨百名山の一つで雲取山より50mぐらい高い山。

YAMAPの口コミを見ると崩落しているルートが複数あるとのこと。それでも通過している日記が複数あったので、その時はあまり気に留めてなかった。

ちょうど登頂の直前に奥多摩で降雪☃️雲取山や七ツ石山などで積雪が30cmぐらいあるとのこと。恐らく飛龍山方面も同じぐらい積もっているだろう。チェーンスパだけでは危なさそうなので二日前にモンベルへ行き10本爪の軽アイゼンを購入😀

今回はたばやまの道の駅に車を駐車し、初日はサオラ峠経由で三条の湯に泊まる計画♨️

最初、杉の植林帯があり、それを超えるブナの原生林があり落ち葉が膝下ぐらいフカフカにある💦

サオラ峠手前ぐらいから積雪があり、ザレたトラバースが続く。

峠を超えると積雪が10-20cmぐらいありスピードが落ちる。途中に崩落している危険箇所が複数あり、ロープのある崩落地点が1番怖かった😟

雪のハイクを続けて6時間で三条の湯に到着♨️

山小屋泊は10人、テン場は二組ぐらいと雪の影響でキャンセルが多かったらしい。

お風呂に入っているとテン泊している方がいて、その方も明日は飛龍山を目指すとのこと。やはり崩落しているルートを知っていて危なかったら戻りましょうなどと話した。

翌日、7時に出発。先に新しいトレースができていたので、昨日の方が先行しているようだった。

三条の湯からは最初から降雪があり、最初から軽アイゼンを装着、このルートは飛龍山まで1000m登るルート、だんだん積雪が深くなりなかなかスピードがでない💦

全体的に積雪が20cm-30cmぐらいあった❄️

しばらく歩いていると、1番危険な崩落ルートが出現😅全長で50mぐらい、鉄のワイヤーがあるのでそれを掴んで進むルート、ワイヤーが少しゆるいのでバランスを保つのが大変だったが、問題なくクリア。

それからしばらくした後に先行者のトレースが真っ直ぐなく、下に降りたような場所に到達。雪が少ない場所で下には岩、ザレた小石、そして少量の雪と落ち葉、真っ直ぐ行こうとしたらアイゼンが岩に引っかかりアイゼンが中途半端に外れてしまった。

前も後ろも傾斜のある地帯なので、その場でアイゼンを直そうとするのだか、凍結して動かない、気がつくと反対の足が滑り初めて、横向きに転がり始める…【終わった】と思った瞬間に岩のジャンプ台で飛び、落ち葉がある場所に着地。

15mぐらい滑落しただろうか。高さはそんなにはなかったものの谷底に落ちた。幸いヘルメットをしていたのと、ザックを下にして着地したので少々の打撲があったがほぼ無傷。

とりあえず体は動いたので、沢沿いに登り本来のルートに復帰。ポール一本が滑落した地点にあったのでザックを置いてサルベージ。

しばらく心を落ち着かせて再出発。本当の地獄はこの後に始まる。この地点をすぎると積雪が30cmぐらいになり急斜面はまた滑落しないように注意しながら移動したのでスピードが上がらない。だんだんと雪山脱出ゲームとなっていく💦

戻るにしても危険地帯をまた通過しないといけないし、進むしかなかった。エスケープルートはない。

飛龍山の山頂までのルートと下山の巻道が現れて、先行していた方は山頂ではなく巻道を進んでいた。山頂方面は積雪が深く急登、予定時間がかなり遅れていたこともありピークハントは諦める決断。山は逃げないから、また行こうと。

お昼にカップラーメンを食べようとしたが、作れそうな場所もないし、水の消費も多いので、行動食だけで済ます😞

下山まで雲取山の尾根ルート並みに道のりは長い💦

もう雪との戦い、ズボズボしながら進むしかなかった、体力勝負💪ワカンを持ってきていたが、平地が少ないのでアイゼンだけで前進。

iPhoneを充電しようとしたらコネクターが水濡れ検知で充電できない、残量は20%を切った…トレースはあるもののマップがわからないと道迷いする可能性は高くなる、あせった💦

SOTOのターボライターにパワーガスを注入したライターでコネクター部分を温めるが、点火した火がすぐに消える…低温すぎて付かないみたい

日に当たる場所にiPhoneをしばらく置いたりしたらどうにか充電できるようになった、今度からはコネクターカバーを装着しないとね、iPhoneの電池が切れたら命に関わるよ😖

前飛龍の登り返しはかなりの急登でピッケルがないと無理な状態だった。考えたあげく四つ這いになり横の木の枝にしがみつきながらどうにか登りきった⛰️

何回かアップダウンを繰り返して、ようやくサオラ峠へ到達。ようやく雪との戦いは終わりを告げた。この時点で午後5時、日の入りまで1時間ないが、下山まで2時間はかかるだろうと、ヘッデンを用意🔦

サオラ峠を過ぎたザレたトラバース地帯を抜けてから軽アイゼンは不用に。

滑るフカフカの落ち葉地帯を抜け、植林地帯に入ると街の明かりが見え始めた、まだ下山しきってないけど、無事戻れたと安心してしまった😅

林道に出てから20分ぐらい歩いて道の駅へ到着。

今回の山行は考えるべきことが多いので振り返りの反省が必要ですね。

飛竜権現

このランドマークを通る活動日記

熊倉山・前飛竜・飛龍山（大洞山）

飛龍山（大洞山）・前飛竜・熊倉山

飛龍山（大洞山）・前飛竜・熊倉山

三条の湯泊快晴なのに展望ナシの飛龍山(未踏)

飛龍山（大洞山）・前飛竜・熊倉山

飛龍山（大洞山）・前飛竜・熊倉山

飛龍山ピストン（サオラ峠）

【滑落撤退】三条の湯に泊まって登る飛龍山

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