阿弥陀岳(南稜)↑〜赤岳〜権現岳〜西岳(周回)

2021.10.02(土) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
12 時間 17
休憩時間
55
距離
19.4 km
のぼり / くだり
2193 / 2196 m
1 49
1 48
23
31
1 11
25
22
17
1
1
21
1 21
20

活動詳細

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ちょうど1年ぶりに阿弥陀岳・南稜に行ってきた。八ヶ岳の中で西岳にはまだ登ったことが無かったので、今回は西岳までの長い周回ルートで登ることにした。 [行程] 舟山十字路登山口 〜 立場山 〜 阿弥陀岳 〜 赤岳 〜 キレット小屋 〜 権現岳 〜 青年小屋 〜 西岳 〜 舟山十字路登山口 [持ち物] ・水(2.5L) ・ヘルメット ※今回のルートでは青年小屋以外は閉じており、青年小屋以外では水を補給できないので、多めに持っていった。下山までに2Lくらい飲んだ。 [登山道の状況] ・阿弥陀岳南稜はバリエーションルートなので地図には載っていない。事前にルートをしっかり確認してから登るべき。 ・阿弥陀岳南稜の岩場は前日の雨で濡れていて滑りやすくなっていた。 ・阿弥陀岳P3は巻いてルンゼから登った。ルンゼの取り付きは注意が必要。 ・阿弥陀岳の下りは急で梯子や鎖が多数。 ・赤岳〜キレット小屋までの道はガレ場が多いので注意。 ・権現岳の下りもガレ場になっているので注意。 ・青年小屋〜西岳の下山道にかけては良く整備されており歩きやすい。 ・西岳の下り終盤は尾根道が広くなるので道迷いしないように注意。 ・広河原付近の渡渉箇所は倒木などで荒れており、道が不明瞭になっている。 [感想] 大きな被害もなく無事台風が過ぎ去り、太平洋側の山はすっきり晴れそうかと思い、この日は八ヶ岳へ。阿弥陀南稜から赤岳、権現岳、西岳を周回するルートは前々から歩いてみたいと思っていた。 日が登る少し前からヘッドライト装備で登山開始。阿弥陀南稜は昨年の同じ時期も登ったことがあったので、迷わずに行けるだろうと思っていたら、立場山の尾根への取り付きで少し迷ってしまった。慌てて、地図を確認し、正規ルートに戻った。尾根に取り付けば細い尾根の一本道になるので迷うことはないだろう。立場山より少し先の青ナギから見える阿弥陀岳山頂はガスがかかっていた。阿弥陀南稜のP3の岩場は直登せずに巻道からアクセス。樹林帯を抜ける頃にはガスも晴れてきた。P3ルンゼの取り付きは背後が崖になっているので慎重に。前日の雨でルンゼは濡れていて滑りやすくなっていた。ここは斜度もそこそこで、しっかりとしたホールドが多いので、三点支持で着実に登る。ルンゼを越えれば山頂まではあと少し。振り返ると登ってきた阿弥陀南稜の姿を眺められる。 阿弥陀岳〜赤岳までの一般ルートは流石に人が多い。赤岳山頂は20〜30人くらい人がいた。赤岳山頂で昼食をとっていると、一頭のカモシカが山頂近くに登ってきた。八ヶ岳でカモシカに出会すことは多いが、ここまで登ってくるのは初めて見た。カモシカはそのまま文三郎尾根をトラバースしていった。 赤岳山頂を出発し、キレット方面を目指す最中に先程のカモシカにまた遭遇した。今度は自分の目の前に姿を現した。その後、カモシカは岸壁に生える草を食べてながら東側に姿を消した。キレットのルートは4年間に縦走した際に登った以来でどんなルートだったかあまり覚えていなかった。意外とガレ場が多く、慎重にキレット小屋まで下った。キレット小屋付近までくると人は少なくなる。権現岳へ登り返す頃には足が疲れてきてしまい、ややペースダウン。終盤の長い梯子を上り切り、ようやく権現岳にたどり着く。 権現岳からの下りも最初は岩場なので慎重に降りていく。青年小屋に近づくと歩きやすい道になる。青年小屋から西岳にかけては歩きやすい緩やかな道が続く。西岳からの下り始めは少し急だが、その後は緩やかで歩きやすい道が続く。広河原経由で舟山十字登山口まで帰る道は、主に砂利道の林道だった。途中、山道のトラバースや渡渉箇所もある。渡渉箇所は倒木が多く、道が不明瞭になっているので注意が必要と感じた。なんとか無事に日没前に駐車場に帰ってくることができた。 今回はタフなルートだったが、天候にも恵まれ、八ヶ岳の主要なピークを眺めながら、登山を堪能することができた。

八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 立場山に登頂。展望はなし。あたりは苔生している。
立場山に登頂。展望はなし。あたりは苔生している。
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 青ナギから阿弥陀岳・南稜を見上げる。山頂は雲で隠れていた。
青ナギから阿弥陀岳・南稜を見上げる。山頂は雲で隠れていた。
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 青ナギを振り返る。
青ナギを振り返る。
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 樹林帯を抜ける頃には阿弥陀岳山頂の雲がなくなり、すっきりと晴れてくれた。
樹林帯を抜ける頃には阿弥陀岳山頂の雲がなくなり、すっきりと晴れてくれた。
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 権現岳方面の景色。
権現岳方面の景色。
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 核心部が近づく。
核心部が近づく。
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 核心のルンゼまでのトラバース道を振り返り。
核心のルンゼまでのトラバース道を振り返り。
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 核心部のルンゼの取りつき。
核心部のルンゼの取りつき。
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) ルンゼを越えれば山頂は近くなる。
ルンゼを越えれば山頂は近くなる。
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 赤岳方面の景色。
赤岳方面の景色。
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 登ってきた南稜を振り返る。
登ってきた南稜を振り返る。
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 阿弥陀岳登頂。
阿弥陀岳登頂。
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 南稜と権現岳方面の景色。
南稜と権現岳方面の景色。
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 硫黄岳、横岳、赤岳。
硫黄岳、横岳、赤岳。
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 中岳から阿弥陀岳を振り返る。
中岳から阿弥陀岳を振り返る。
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 硫黄岳、横岳。
硫黄岳、横岳。
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 中岳山頂。権現岳方面に雲がかかる。
中岳山頂。権現岳方面に雲がかかる。
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 赤岳を目指す。
赤岳を目指す。
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 赤岳登頂。東側は雲が多い。
赤岳登頂。東側は雲が多い。
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 赤岳山頂からの景色。
赤岳山頂からの景色。
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) カモシカが現れ、みんな写真を撮り始める。
カモシカが現れ、みんな写真を撮り始める。
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) キレット方面を目指す。
キレット方面を目指す。
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) キレットに向かう途中に先程のカモシカと再会する。
キレットに向かう途中に先程のカモシカと再会する。
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 赤岳とカモシカ。
赤岳とカモシカ。
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) キレット方面は梯子や鎖場が多い。
キレット方面は梯子や鎖場が多い。
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 道もガレているので注意して下る。
道もガレているので注意して下る。
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 阿弥陀岳と中岳。
阿弥陀岳と中岳。
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) キレット小屋(休業中)に到着。
キレット小屋(休業中)に到着。
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 権現岳を目指す途中、阿弥陀、赤岳を振り返る。
権現岳を目指す途中、阿弥陀、赤岳を振り返る。
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 権現岳が近づいてくる。
権現岳が近づいてくる。
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 終盤の長ーい梯子。
終盤の長ーい梯子。
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 権現岳が見えてきた。
権現岳が見えてきた。
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 赤岳方面の景色。
赤岳方面の景色。
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) ギボシ。
ギボシ。
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 権現岳を下る。
権現岳を下る。
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 最後のピーク、西岳。
最後のピーク、西岳。
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 西岳からの景色。
西岳からの景色。

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