前剱・剱岳・別山・別山(北峰)・真砂岳・立山(富士ノ折立)・立山(大汝山)・立山(雄山)

2021.08.09(月) 3 DAYS

チェックポイント

DAY 1
合計時間
34
休憩時間
0
距離
1.5 km
のぼり / くだり
44 / 99 m
DAY 2
合計時間
2 時間 27
休憩時間
0
距離
4.1 km
のぼり / くだり
561 / 466 m
DAY 3
合計時間
13 時間 52
休憩時間
4 時間 3
距離
14.3 km
のぼり / くだり
1750 / 1843 m
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活動詳細

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盆休みを利用して、剱岳・立山を縦走した。 この山域は4年目前に縦走しており、今回は2回目の縦走だ。以下に旅程・縦走記録を記す。 20210809 AM 5:30 カマキリ_Kと社員寮一階で待ち合わせし、下松駅へ。 台風で岩徳線が動いておらず、タクシーで徳山駅へ。新幹線で京都へ移動し、サンダーバードで富山へ。富山地鉄に乗り立山駅へ。立山駅からは、ケーブルカー・バスを利用して室堂へ至る。 台風のため、室堂は雨風が強かった。レインコートを着て雷鳥荘へ。雷鳥荘はカフェ・温泉が備えられており、居心地が良かった。カフェからは雄大なアルプスの自然を臨むことができ、登山をせずとも非日常を味わうことができる。 20210810 雷鳥荘にて朝食をいただき、カフェでコーヒーを飲んで黄昏れる。雨風が強そうだが、この山域ではありふれたことだ。何があっても剣山荘までは行くつもりでいた。 AM 9:00 雷鳥荘を出発。 雷鳥沢を登って剱御前小屋方面へ。 雨風が強く、登山道が沢のようになっていた。 4年前、山小屋アルバイトから帰る日もこんな天気だったのを覚えている。 以前はここで雷鳥と遭遇したが、今回も出会うことができた。 「久しぶりだな」と心の中でつぶやいた。 この山域は歩荷で往復したことがあり、懐かしさを感じながら歩いた。 幸い、当時と比べて体力は落ちていないようだ。良いペースで進むことができた。 PM 12:00頃、剣山荘に到着。 カマキリ_Kと昼食をとり、部屋で会話をしてのんびりと過ごした。 北アルプスは午後になると雲が上がってくるので、早朝に山頂へ到達しておくのが好ましいだろう。 そう考え、朝食弁当を予約しシャワーを浴びてPM8:00頃床についた。 20210811 AM 3:30起床 雪渓から採水した冷たい水で顔を洗い目を覚ます。 4年前のアルバイトを思い出した。 正面玄関から外に出て空を見上げる。 ・・・満点の星空だ・・・感動と喜びで胸が一杯になった。 急いで二階に駆け上がり、カマキリ_Kを起こしに行った。 そして正面口に座り込み、弁当を食した。 しばらくするとカマキリ_Kも起きてきて、一緒に食事をした。 AM 4:00頃 剣山荘を出発 剣山荘裏の土手を登り、前剱に向かう。 ここからは一気に登る。山口の低山で日常的にトレーニングをしているため、これくらいの勾配は 全く問題ない。カマキリ_Kもしっかりと歩いていた。 前剱に到着し、カニのたてばいへ。 4年前たてばいに登った時は、恐怖を感じないよう下を見ずに登った。 そのため今回は敢えて下を見ることにより、自身が恐怖を感じるかどうかを確認した。 結果、それなりに恐怖を感じることができた。自身が「カニの立てばい」という恐れられた場所にいるのだという感覚的な恐怖と、手を鎖から離せば滑落するという恐怖が合わさったものだった。 私は、恐怖の感情は大切にしたいと考えている。 ある種の人達は恐怖に慣れっこになり、さらなる刺激を求めて突き進んでしまう。 登山家やクライマー達もそういう傾向があるだろう。 私自身も、多くの鎖場を経験するにつれ恐怖を感じることが少なくなってきた。 登山においても雪山やクライミング等、刺激的なものを求めるようになりつつある。 だからこそ事故にあわぬよう、私の中に残っている恐怖の感情は大切に残しておこうと考えている。 立てばいを登りおえ、暫く行くと勾配が急になってきた。 山頂の祠が見えてきた。もう少しだ。 AM 6:30頃  剱岳山頂に到着 雲が少なく、最高の展望だった。 同僚を連れ、剱岳山頂へ至ることができた達成感を感じていた。 山頂には、登山客が二人いた。一人は防府から来た方で、右田ヶ岳にも登られるのだそう。 低山が多く、北アルプスから距離が遠い山口県にも登山好きの同胞がいることを嬉しく思う。 AM 7:00頃 剱岳山頂より出発 ここからは、剣山荘経由で立山縦走を実施した。 カニのよこばい等、下山ルートを通過していく。下山ルートとはいえ、登る箇所も多い。 剱岳は一般的な山と比較して、アップダウンが激しい。 今回の活動日記も、立山縦走込みではあるが累積標高が2000mを超えている。 登る時だけでなく下山時にもトラップを準備しておいてくれた剱岳に感謝の念を抱きながら、 剣山荘へ向かう。剣山荘では、アルバイト仲間と再会し会話をした。 元気そうで何よりだ。別れを告げ、立山方面へ。 既に剱岳ピークに到達したこともあり、ここからは山口でのトレーニング縦走と同じだと考えていた。 PM15:40頃 雄山山頂に到着 夕方が近づいても比較的雲が少なく、展望も良かった。 雄山神社の祠の側で一人佇んでいると、地の涯に到達したような感覚に陥った。 この感覚は北海道の宗谷岬に到達した時にも感じた。 言葉で言い表すのは難しいが、あてもなく旅をしていると稀にこの感覚に陥る。 決して悪い感覚ではなく、リラックスした落ち着いた感覚だ。 もうこれ以上行く必要はない・・・ここで終わりにしよう・・・ 目的地の無い旅のはずなのに目的地に到達したような気がするのだ。 「今回の縦走もここで終わりだな・・・」 広大な風景をバックに目の前の神々しい祠をしばらく眺めていた。 頭の中でGreeeenの『旅立ち』が流れていた。 今回も無事に縦走を終えることができたことに感謝し、カマキリ_Kと合流して雷鳥荘へ向かった。

活動の装備

  • モンベル(mont-bell)
    登山靴

メンバー

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