羅臼温泉コースから羅臼岳に挑むが、屏風岩付近の雪渓で撤退

2021.07.18(日) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
8 時間 58
休憩時間
41
距離
15.3 km
のぼり / くだり
1339 / 1339 m
9
24
7 19
27
6

活動詳細

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帰りの日程を含めた休みを取り、羅臼岳へと。 岩尾別温泉コースが主流だが敢えて羅臼温泉コースで挑む事にした。 序盤は笹の森の中を抜ける。 最初は意識しなかったが、序盤からすでに足場が悪く、体力が消耗していた事に後で気付く。 笹に覆われてはいるが片側が切れ落ちていて、気を抜くと滑落しそうな箇所が多く、 それ以外でもあまり速度を上げられないような道のりになっている。 途中のチェックポイント「泊場」の手前で沢に差し掛かり渡渉を行うが、 ちょうど雪解けで増水しているのか沢の横の登山道も水没して支流状態になっており、 水位の低いところや岩の上を探りながら進む事に。 また、この日は知床でも気温30度を超えるような場所があったらしく、山中もかなり暑い。 この羅臼温泉コースは風の吹き抜けになっているらしいが、 この日は無風だったので熱がこもった感触がずっとあった。 覚悟していた以上の暑さであったので、泊場付近から水分の残量に危うさを感じ始めた。 沢を抜けた後はまたしばらく森を歩いた後に屏風岩に。 屏風岩からさらに傾斜が厳しくなり、このあたりからハンガーノックを起こしかけていた。 屏風岩から先に進んでいくと、ついに雪渓に直面する。 しかしこれは想像以上の急傾斜で、挑戦者も少ないのでトレースの痕跡も発見しにくい。 アイゼンは持ってきたが今の自分の技術や残り体力からこれに挑むのは無理で、 何とか回り込めるルートはないか探したが見つからず、 このまま道を探しても体力を消耗する一方なのでここで撤退の判断を下す。 帰りは黙々と戻るだけだが、全体的にペースが遅い上に太ももにも疲労を感じ始めたので、 自覚がないうちに筋肉もかなり消耗していたとこの時に気付いた。 今回は久しぶりに撤退をしたので自分の消耗や撤退判断の話が主題になっているが、 風景は目まぐるしく変わり、渡渉や急登があったりと手強くも楽しいコースだと思う。 さて、数年後くらいにまたリベンジしたい山が増えたが、その時はどのように挑むか悩ましい。 今回撤退判断に至った主要因の雪渓と猛暑に関しては、 もう少しシーズンを後ろにずらせばクリアできそう。 険路についても、険路である事を把握してペース配分を意識すればハードだがいけるように思った。 素直に岩尾別温泉コースから行けば難度は下がるのだろうが、 もう少し時期を調整して同じコースを再挑戦するというのもあるように思った。 途中まで登って撤退したのは1年ぶり。 天候は問題なかったが力及ばず撤退したのは3年前の白山以来(これはYAMAP使い始める前なので記録は残ってない)

羅臼岳・硫黄山(知床)・羅臼湖 羅臼町にはうみねこがたくさんいて、出発時にも屋根に止まってた
羅臼町にはうみねこがたくさんいて、出発時にも屋根に止まってた
羅臼岳・硫黄山(知床)・羅臼湖 今回宿泊したらうす第一ホテルを出発
今回宿泊したらうす第一ホテルを出発
羅臼岳・硫黄山(知床)・羅臼湖 羅臼ビジターセンターの横の通る。ここで熊スプレーの貸出もしてくれるらしいが、今回は移動スケジュール的に営業時間内の訪問が間に合わないので断念
羅臼ビジターセンターの横の通る。ここで熊スプレーの貸出もしてくれるらしいが、今回は移動スケジュール的に営業時間内の訪問が間に合わないので断念
羅臼岳・硫黄山(知床)・羅臼湖 まだ登山道に入る前の道で、ここは笹が綺麗に刈られている
まだ登山道に入る前の道で、ここは笹が綺麗に刈られている
羅臼岳・硫黄山(知床)・羅臼湖 登山届ボックスの横に、今年の熊目撃情報
登山届ボックスの横に、今年の熊目撃情報
羅臼岳・硫黄山(知床)・羅臼湖 ここからいよいよスタート。山頂まで7km
ここからいよいよスタート。山頂まで7km
羅臼岳・硫黄山(知床)・羅臼湖 木かくれの滝
木かくれの滝
羅臼岳・硫黄山(知床)・羅臼湖 このあたりが一服峠。少し道が緩やかになるけど、特段目印や標識らしいものはない
このあたりが一服峠。少し道が緩やかになるけど、特段目印や標識らしいものはない
羅臼岳・硫黄山(知床)・羅臼湖 羅臼町がわずかに見える
羅臼町がわずかに見える
羅臼岳・硫黄山(知床)・羅臼湖 ベンチがあるのでここで一息
ベンチがあるのでここで一息
羅臼岳・硫黄山(知床)・羅臼湖 笹の道がまだ続く
笹の道がまだ続く
羅臼岳・硫黄山(知床)・羅臼湖 この辺はハイマツが群生してる
この辺はハイマツが群生してる
羅臼岳・硫黄山(知床)・羅臼湖 ハイマツ原。前半はこうやって名前のついたポイントが頻繁に出てくる
ハイマツ原。前半はこうやって名前のついたポイントが頻繁に出てくる
羅臼岳・硫黄山(知床)・羅臼湖 また笹の森に入る
また笹の森に入る
羅臼岳・硫黄山(知床)・羅臼湖 分かりにくいけど、左側が笹に覆われただけの急斜面で、道が狭い事もあって危険な箇所。こういう道が前半に何度か出てきた
分かりにくいけど、左側が笹に覆われただけの急斜面で、道が狭い事もあって危険な箇所。こういう道が前半に何度か出てきた
羅臼岳・硫黄山(知床)・羅臼湖 第一の壁。右側に大きい岩があり、そこの横を通る。下山時に見下ろした時の方が「壁」と呼ばれた理由が分かりやすい
第一の壁。右側に大きい岩があり、そこの横を通る。下山時に見下ろした時の方が「壁」と呼ばれた理由が分かりやすい
羅臼岳・硫黄山(知床)・羅臼湖 第一の壁から先は岩が多くなり、道が険しくなってくる
第一の壁から先は岩が多くなり、道が険しくなってくる
羅臼岳・硫黄山(知床)・羅臼湖 羅臼岳がわずかに見えて、右に雪渓もある
羅臼岳がわずかに見えて、右に雪渓もある
羅臼岳・硫黄山(知床)・羅臼湖 行きではあまり意識してなかったけど、こういう道でも結構険しい
行きではあまり意識してなかったけど、こういう道でも結構険しい
羅臼岳・硫黄山(知床)・羅臼湖 岩手山にあった豆腐岩のような雰囲気
岩手山にあった豆腐岩のような雰囲気
羅臼岳・硫黄山(知床)・羅臼湖 いよいよ1つ目の難所の沢登り、渡渉が見えてきた
いよいよ1つ目の難所の沢登り、渡渉が見えてきた
羅臼岳・硫黄山(知床)・羅臼湖 左が沢だけど、本来の登山道も水没して支流化してた
左が沢だけど、本来の登山道も水没して支流化してた
羅臼岳・硫黄山(知床)・羅臼湖 岩の上や、少しでも水深が浅いところを探りながら進む
岩の上や、少しでも水深が浅いところを探りながら進む
羅臼岳・硫黄山(知床)・羅臼湖 水量も多いけど、ここを渡る
水量も多いけど、ここを渡る
羅臼岳・硫黄山(知床)・羅臼湖 1回目の渡渉を終えたところである程度落ち着く
1回目の渡渉を終えたところである程度落ち着く
羅臼岳・硫黄山(知床)・羅臼湖 2回目の渡渉を終えた後に振り返って撮影
2回目の渡渉を終えた後に振り返って撮影
羅臼岳・硫黄山(知床)・羅臼湖 チェックポイントの泊場に到着。このあたりで、予想以上に気温が高くて体力を消耗している事が気になり始める
チェックポイントの泊場に到着。このあたりで、予想以上に気温が高くて体力を消耗している事が気になり始める
羅臼岳・硫黄山(知床)・羅臼湖 泊場を抜けると沢を離れる
泊場を抜けると沢を離れる
羅臼岳・硫黄山(知床)・羅臼湖 だいぶ近付いてきた
だいぶ近付いてきた
羅臼岳・硫黄山(知床)・羅臼湖 ここから屏風岩まで、狭い道を進む
ここから屏風岩まで、狭い道を進む
羅臼岳・硫黄山(知床)・羅臼湖 屏風岩に到着
屏風岩に到着
羅臼岳・硫黄山(知床)・羅臼湖 ここはすごい。本当に屏風状に岩が横に展開されてる
ここはすごい。本当に屏風状に岩が横に展開されてる
羅臼岳・硫黄山(知床)・羅臼湖 ここからまた一段と傾斜が厳しくなってくる
ここからまた一段と傾斜が厳しくなってくる
羅臼岳・硫黄山(知床)・羅臼湖 すでにかなり歩行ペースが落ちてる
すでにかなり歩行ペースが落ちてる
羅臼岳・硫黄山(知床)・羅臼湖 羅臼町の英嶺山かな?
羅臼町の英嶺山かな?
羅臼岳・硫黄山(知床)・羅臼湖 本当に、屏風岩を境に難度がさらに上がってる……
本当に、屏風岩を境に難度がさらに上がってる……
羅臼岳・硫黄山(知床)・羅臼湖 いよいよ雪渓が眼前に。この小雪渓は回り道を見つけられたので回り込む
いよいよ雪渓が眼前に。この小雪渓は回り道を見つけられたので回り込む
羅臼岳・硫黄山(知床)・羅臼湖 次の雪渓を横から回り込もうとして、結局いい道が見つからず行き詰まりに
次の雪渓を横から回り込もうとして、結局いい道が見つからず行き詰まりに
羅臼岳・硫黄山(知床)・羅臼湖 体力もあまり残っておらず、さらに回り道を探し続けるのもこの傾斜の雪渓を通過するのも危険を感じたので、ここで断念して撤退する事に。この写真は横から回り込んで途中まで登ったところから撮影
体力もあまり残っておらず、さらに回り道を探し続けるのもこの傾斜の雪渓を通過するのも危険を感じたので、ここで断念して撤退する事に。この写真は横から回り込んで途中まで登ったところから撮影
羅臼岳・硫黄山(知床)・羅臼湖 屏風岩の開始地点まで戻ってきた
屏風岩の開始地点まで戻ってきた
羅臼岳・硫黄山(知床)・羅臼湖 ここまで来て撤退は悔しいが仕方ない
ここまで来て撤退は悔しいが仕方ない
羅臼岳・硫黄山(知床)・羅臼湖 下山時は英嶺山が目立つ
下山時は英嶺山が目立つ
羅臼岳・硫黄山(知床)・羅臼湖 沢渡りは下りでも難所
沢渡りは下りでも難所
羅臼岳・硫黄山(知床)・羅臼湖 右が第一の壁、左が第二の壁。このアングルだと「壁」と呼ばれるのが納得できる
右が第一の壁、左が第二の壁。このアングルだと「壁」と呼ばれるのが納得できる
羅臼岳・硫黄山(知床)・羅臼湖 普通の道でも歩行ペースがかなり遅く、相当疲労がたまっていたらしい
普通の道でも歩行ペースがかなり遅く、相当疲労がたまっていたらしい
羅臼岳・硫黄山(知床)・羅臼湖 登山届のボックスに戻ってきた。ここでは入林箱という呼び方らしい
登山届のボックスに戻ってきた。ここでは入林箱という呼び方らしい
羅臼岳・硫黄山(知床)・羅臼湖 羅臼ビジターセンター
羅臼ビジターセンター
羅臼岳・硫黄山(知床)・羅臼湖 ここはまたリベンジしたい
ここはまたリベンジしたい
羅臼岳・硫黄山(知床)・羅臼湖 らうす第一ホテルに戻ってきた。お疲れ様でした
らうす第一ホテルに戻ってきた。お疲れ様でした

活動の装備

  • モンベル(mont-bell)
    レラパック 30
  • レキ(LEKI)
    トレイルライト AS
  • シリオ(SIRIO)
    P.F.441 ユニセックス
  • オリンパス(OLYMPUS)
    スタイラス Tough TG-5
  • モンベル(mont-bell)
    スノースパイク 10

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