活動データ
タイム
06:55
距離
8.4km
のぼり
822m
くだり
820m
活動詳細
すべて見る昨年夏、丹波篠山の多紀連山(小金ヶ嶽・御嶽)を歩いたときに、山頂からはるか北方に、とんがり峰が見えた。 山頂で出会った方にその名を聞いたとき、「若狭富士だよ、青葉山」 と。 なんて綺麗な山なんだろう・・・! 自宅にもどって調べてみると、青葉山は、福井県大飯郡高浜町と京都府舞鶴市にまたがる山。 東峰(693メートル)と西峰(692メートル)の2峰からなる双耳峰。 さらに画像を調べたら、その山は海に面し、裾野もまさに富士の名にふさわしい秀麗な姿! 青葉山の登山道も魅力的な感じ! いつかいかなきゃ・・・!と、もちろん『いつか登りたい山リスト』に、載せていた(*^^*) 春がきっといい季節だろうな・・・と思い、この日に青葉山を計画していた。 二日前に六甲全山縦走を終えていたが、翌日も仕事に行き筋肉痛もそれほどなく、山歩きはできるようになっていたので、楽しみにして連れて行ってもらった。 そもそも、春のカメラ撮影を堪能しようと、どこにしようか・・・と決めた山行。 距離や、時間を気にせず、体力を中心におかないで一眼レフ片手に山を楽しめる日は、私にとってこれまた特別な時間。 高速で大阪市内から2時間余、ゆっくり目の自宅出発。 青葉山ハーバルビレッジの、登山口に近いところに駐車。 穏やかな樹林帯の登山道が始まる。 平日ということで、すれちがったのは登りの一組のみ。 まもなくして展望台につく。待っていたのは美しい海岸線、日本海だ・・! 東方の高浜町の方へ浜辺が広がり、真ん中には、あとで黄昏の青葉山を見ることになる、城山公園も見えた。 展望台を過ぎると、稜線に入り、馬の背を歩く。 ここはあっという間に過ぎ、その後も鉄の梯子階段がでてきたり、なかなか楽しい登山道だ。 最初に東峰に着く。ここが青葉山の最高点。標高693m。 写真ののち、西へ。ミヤマカタバミ、ミスミソウ、タムシバ、タチツボスミレ・・・。可愛らしい春の山野草が迎えてくれる。 ゆっくりかがみながら目線をおとし、撮影を楽しむ。 まもなく、写真で見ていた鎖場。 片方は下へ切れているが、足元は岩場にしっかりとれるので、太い綱を手でしっかりつかんでさえすれば、怖くなかった。 大きな岩が重なりあう洞窟みたいな穴を覗いたり、大師洞と呼ばれる岩室があったり、東峰から西峰へかけては、なかなか変化に富む景観。 稜線歩きの右をみれば、枯れ枝の隙間に見える、青い青い内浦湾。見とれて転ばないようにしなければ・・・! そして西峰に到着、すこし盛り上がった岩場を登り切ると・・・絶景!! よくトップ画にあがっている美しい若狭の内浦湾だった。 南側は山々が連なり、眼下には春の里山風景。 そこを見ながら、お昼ご飯。今日は、生姜みそ鍋うどん。 温かいものは、まだギリギリ美味しい時期だ。 松尾寺の方をまわって、一気に標高をさげて下山。 先ほど眼下にみていた集落を歩き、高野登山口を登る形をとって、思いがけず汗をかき、ようやくスタートの駐車場へついてゴール。 やっぱり青葉山といえば、山全体の姿を見ないとここまで来た甲斐がない・・・!ということで車で場所移動。 ヤマップでの登山は終了し、東方面の城山公園へ。 桜が今は満開、その美しさに見とれながら、荷物はカメラのみ、身軽になって、城跡だった高浜城址に上がってみる。 小高い丘の上から、そして、降りきって、海水面に触れる磯から、撮影を楽しみ、そして西日の影となる美しいシルエットの青葉山を見つめる。 時は、空がオレンジに染まりつつある美しい時間帯。 西へ太陽が沈みかけ、若狭富士、青葉山が漆黒の姿で迎えてくれる。 サンセットの青葉山・・・!壮麗な姿だ。 登った山を、その日の終わりの太陽とともに見送れる幸せ・・・! この貴重な瞬間の連続に、足が、カメラの手も止まる。 写したいけど、直接、じぶんの目でも、見ていたい。 花と、山と、海と、光・・・。 季節と、美しいものにたくさん出逢い、幸せな時間を過ごせたことに感謝でした(*^^*)。
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