18:47
26.9 km
2425 m
神室連峰 東陵/神室山/小又山/三角石山(役内大橋から役内集落へ)再び絶景の神室連峰主稜線
神室山・天狗森・火打岳 (秋田, 山形)
2026年03月28日(土)〜29日(日) 2日間
■天候 1日目:快晴、無風~微風、春霞で遠方の視界は効かず 2日目:快晴、早朝は冷たい風吹くものち無風、春霞で遠方の視界は効かず ■アクセス R108号の役内大橋及び役内集落 ■駐車場 登山口:役内大橋の駐車場。 下山口:神室連峰役内口の鳥居付近に駐車。 下山口に集合し2台デポ、登山口へ移動。 下山後2台で登山口へ移動。 ■登山ポスト なし。YAMAPで提出。 ■山行の主な装備 主な装備 ザック(GREGORY BALTORO 65L) 冬靴(SPORTIVA NEPAL EVO) シュラフ(NANGA UDD BAG 450DX)3シーズン シュラフカバー(NANGA WATERPROOF SLEEPING BAG COVER)未使用 フットウォーマー(mont-bell super dry-tec footwarmer ex800)未使用 ピッケル(GRIVEL Monte Rosa 66cm、BLUE BIRD Blue ice 49cm)Blue iceは未使用 ワカン(MAGIC MAUNTAIN) アイゼン(GRIVEL G12 EVO オートマチック) ダウンジャケット(MAMMUT) ハードシェル(mont-bell 一枚地+保温剤入りの2種) スノーショベル(mont-bell コンパクトスノーショベル)未使用 グローブ(ワークマン薄手、TEMRES 02winter) 足元は基本はアイゼン+ワカン。 2日目の神室山~小又山ピストンはアイゼンのみ 2日目の三角石山ルートの雪切れ箇所からチェンスパ 手元は終始ストック+ピッケル。 食料、飲料、ガス、着替え等を含めてトータル20kg程度。 ■ルート状況(2026/3/28-29時点) 1日目:駐車場→東陵→神室山→山頂避難小屋 2日目:山頂避難小屋→神室山→天狗森→小又山→天狗森→神室山→避難小屋→三角石山→役内集落 今回歩いたルートの注意点は以下 ①東陵のルーファイと核心部の一部雪切れ箇所 ②主稜線(神室山~小又山)の雪庇ルート ③主稜線から西ノ又沢方面へ折れると踏み抜きやヒデュンクラックあり ④三角石山から役内集落までの一部藪藪尾根とルーファイ ※東陵は経験者の方と歩きましょう 〇1日目(駐車場→東陵→神室山→山頂避難小屋) 役内口の鳥居に2台デポし2台で役内大橋の駐車場へ移動。準備を整えて役内大橋を渡って取り付き。取り付き付近はすっかり残雪期の様相。スノーシューとアイゼンの先行者あり。序盤は辛うじて雪は繋がっていたがそろそろ雪切れ箇所が出て来そうです。尾根に乗ったら徐々に急登になります。P1035には雪庇がありますが抜けられ場所あります。P1035に上がると神室連峰の絶景が目の前に。P1154からはアップダウンをこなしながら進みます。眺めの良いEL1120付近からはルートを右に折れます。その先を左にカーブするとP1115の秘密のテラスで更に近づいた神室連峰が眺められます。ここから東陵の状態が良く観察出来ます。コルまで降って登り返すと東陵核心部の取り付き。雪の状態で難易度が変わりますのでルーファイと装備は臨機応変に。今回はアイゼン+ワカンとピッケル+ストックで最後まで歩く事が出来ました。雪庇は左右どちらにもあるので見極めながら歩きます。所により細尾根もあり、クラック箇所もあります最大の難所はEL1,300付近の傾斜部で一部藪が出ていました。この辺は踏み抜きもあります。ここを越えると根ノ崎からの夏道ルート(9合目)に合流。その後主稜線との合流(根ノ崎分岐)を過ぎて最後に少し登ると神室山山頂。神室山か避難小屋は5分も降れば到着。 〇2日目(山頂避難小屋→神室山→天狗森→小又山→天狗森→神室山→避難小屋→三角石山(みかどいしやま)→役内集落) 夜は結構風が吹き気温も下がったようなので雪は締まっており神室山から小又山のピストンはアイゼンで通りました。根ノ崎分岐から天狗森へ向けて主稜線縦走。一気に降るがこの斜面は少し踏み抜きがあります。天狗森へのルートは雪庇が崩れている箇所があり夏道を通ったり、夏道を避けて西側の斜面をトラバースしたりでした。コルから少し上がると雪庇も多少安定してきます。天狗森へは大きく登りますがこの雪面はとても良好&快適でした。神室山と天狗森、天狗森から小又山の距離比は体感7:3程度かなと思います。天狗森から小又山は少し降った小又山へ大きく登ります。この登り斜面も同じく良好&快適でした。神室連峰最高峰の小又山からは神室山方面、火打岳方面のどちらも綺麗に見渡す事が出来ます。ピストンなので復路は割愛しますが神室山の根ノ崎分岐への登り返しはなかなか骨が折れます。神室山登頂後避難小屋で休憩した後は三角石山方面へ。山頂から前神室方面へ稜線を進み、西ノ又沢方面へ進みます。分岐から100m程は踏み抜きヒデュンクラックが多数。その先は尾根上に進まず左手に見える雪原にドロップ。この雪原は神室連峰主稜線のイメージからは想像が出来ないほど広々とした雄大な雪原で皆で歓喜しながら歩きました。その後はP1173、P1214をアップダウンしながら登ります。P1214広い山頂で主稜線と東陵ルートが良く見えます。P1214が名もなきピークとは信じられない。三角石山のP1105はあまり眺望は得られない。そこからは基本的に降りのみ。始めは積雪充分だったが徐々に怪しくなりP722から降った所の細尾根でとうとう雪が切れた細尾根となりチェンスパに換装。この細尾根は自分的にはかなりの藪藪。一旦広尾根に出て雪が復活するもすぐ細尾根となる。P548付近からはピンテが増え始める。P548から進んだ先もピンテと地図を見ながら降る。この辺になるも完全に雪切れ。林道に合流して更に進むと車道に合流して車を停めた鳥居前に出ます。 ■神室山山頂避難小屋 協力金は1階のカムテン君が鎮座する箱へ。 設備:銀マット、毛布、ガスストーブ、やかん、鍋など トレイは1階で携帯トイレ(\1,000/1つ)を使用。残り2つです。 2階の冬季入口から出入り。1階入り口の雪融けはまだまだ先の様子。 入口が少し空いており吹き込みあり除雪しました。 ドアノブをしっかり押し込むとカチッと締まりますのでご注意下さい。 ■過去の神室連峰冬季山行 冬季神室連峰縦走 小又山/神室山/軍沢岳/大鏑山(最上町窓塞から周回)神室連峰を登る&眺める絶景大周回! https://yamap.com/activities/46338913 神室連峰縦走 P1071/火打岳/大尺山(薬師原からよっちゃん新道/大尺山冬季尾根周回)積雪期よっちゃん新道/火打北峰踏破 https://yamap.com/activities/38373479 神室連峰 神室山(役内大橋から)冬季限定ルート https://yamap.com/activities/29947999 ■温泉 秋の宮山荘 \600 ■感想 昨年末の飯豊連峰の頼母木山でZZさんとお会いし神室連峰を御存じだった事から今回の山行をたかかさん、カリマーさんと4人で計画。登りは東陵、降りは三角石山(みかどいしやま)で計画し神室山~小又山の主稜線は体調、天気、ルート状況で判断するオプションの神室山頂避難小屋泊としましたが無事計画通りのルートを完歩出来ました。 下山口の役内集落と登山口の役内大橋にそれぞれ2台デポ。小屋泊も今冬は4回目になるが全く軽量化は出来ずザックは一番重く20kg程度。序盤からガッツリ汗をかきながら急登を休み休み登りP1035から久しぶりに神室連峰を眺める。雪庇に乗り上げてバーンと見える神室連峰はやっぱり爽快・雄大です。そこからは神室連峰や先月歩いた大鏑山方面の県境トレイルを眺めながら歩きます。P1154からは更に眺めが良くなります。細かいアップダウンを繰り返しながら進みテラスへ。みんなと休憩をしながら東陵をしっかり観察します。上部の核心部は雪切れしていそうに見えます。コルへ降ったらあとは只管登るのみ。途中で休憩をしていたらお一人が降りて来てなんとなくヨシノブさんの予感があったがビンゴでした。初めてお会いしてこれからの登りや下山予定の三角石山の状況なども色々お話を聞く事が出来ました。ありがとうございます。序盤の東陵は雪がまだ結構残っておりコンディションも良い。細尾根や雪庇に気を付けながら徐々に標高を上げると核心部が近づいて来る。うーん、やっぱり雪切れていますね。石楠花の踏み抜きも少しあり核心部は露出した枝を掴みながら重いザックに苦しみながらパス。抜けると9合目の標柱があり神室連峰主稜線が目の前に。そこからは山頂も小屋も射程となり約1か月ぶりの神室山山頂へ登頂。稜線も想像以上に雪がたっぷりな様子で白く綺麗な稜線を眺められました。小屋へ入ってやっと腰を下ろてお店を広げたら宴会の始まり。あの話を中心にこの話しやその話を交えながらお酒も進み盛り上がりました。 翌日は3時起床4時過ぎ出発で小又山のピストンへ。昨夜は風が強かったが朝方はすっかり微風となり雪もまずまず締まってコンディションが良い。根ノ崎分岐から一気に降って細かいアップダウンを過ぎて天狗森へ一気の登り辺りで日の出タイムを迎える。天狗森へ登頂した時には小又山は振り返った神室山方面のモルゲンロートが素晴らしかったです。ここから小又山は広い雪庇ロードで気持ち良く歩けます。最後の小又山は神室連峰最高峰だけあって堪える登りになったがどこを見ても素晴らしい景色なのでゆっくり登ります。山頂からは神室南部の火打岳方面、遠く八森山や杢蔵山も見えて振り返っても歩いて来た主稜線が見渡せ絶景が広がっています。来冬は小又山~火打岳の主稜線を是非繋げてみたい。360度の絶景を堪能したら神室山へ戻ります。ここから天狗森は割とすぐだが神室山まではやっぱり最後の根ノ崎分岐までの急登にはヘロヘロになります。避難小屋に戻ったら降り用の水を作ったりご飯食べたりしてしっかり休憩。パッキングを済ませて一通り掃除をして戸締りを確認して今度は稜線を逆方向へ。楽しみにしていた三角石山ルート方面です。稜線からの分岐は細尾根で踏み抜きやクラックがあるので注意しながら歩きその先にある西ノ又沢方面には神室連峰とは思えないとても広い雪原があり4人でテンション上がり気持ち良く降りました。再び尾根にのりアップダウンを越えて名もなきピークのP1214からは山行の締めに相応しく東陵や神室連峰の主稜線が一望出来ました。三角石山は眺望はあまり得られずそこからはほぼ降りのみ。途中の細尾根でやっぱり雪が切れておりなかなかの藪漕ぎの羽目に。下部の方は尾根を只管降りる訳ではないのでルート確認しながら途中から多く出て来たピンテも山行にしつつ林道へ出て砂利道を少し歩いたら無事に鳥居に停めた車に到着。役内大橋へ移動して無事に目的のルートを歩く事が出来た神室連峰山行の完了。最後にピッケルとストックを役内口へ忘れるおまけ付きだったが天気にも恵まれ、まだまだ積雪たっぷりの主稜線も歩けて、小屋泊で楽しい時間を過ごす事が出来て充実の山行でした。ご一緒した皆様ありがとうございます!
