34:44
54.3 km
5374 m
浅草岳~毛無山(県境稜線の旅)
光明山 (新潟, 福島)
2025.03.21(金) 3 DAYS
【服装】 わかん、雨具、冬靴、アイゼン、ピッケル ※中間グローブ、予備グローブ等は不使用。 ※3日目:1日アイゼン、それ以外は不使用。相方は3日目終日わかん。雪が柔らかく和漢でも対応可能だったが、カリカリであれば雪渓+光明山~ダムは100%アイゼン使用となる。 ※ピッケル:急登時に常時使用。 【気温】日の出5:38/日の入り18:03 金:P1,500:気温-2℃(風18m) 平地14℃ 土:P1,500:気温3℃(風22m) 平地17℃ 日:P1,500:気温-1℃(風15m) 平地14℃ 【テン泊装備】 ・山と道マット(13mm)、モンベルシームレスダウンハガー900#3、ダウン靴下(モンベル)、上ユニクロダウン、下は山用ダウン ※足先の寒さあり。ナルゲン対応 ※気温が高い日で寒さはないかと思ったが、予想よりも夜は冷えた。それでも今回の装備で対応可能だった。 ※2日目の急遽テント→雪洞対応は、やはりテントより雪洞が寒かった。 【コンディション・トレース・登山者等】 (週間天気) 月:雪/火:晴れ/水:雪/木:朝方8時くらいまで雨→曇 ・月と水で青雲あり、降っているが、木曜日午後から曇りで、雪は締まっていると予想した。 (コンディション実際) ・P~浅草岳山頂まではトレースあり、沈み込みなし。 ・浅草岳以降は、新雪ラッセルで、30cm程度のラッセル。わかんラッセルで、下りもかなりつらかった。スノーシューにすれば良かったと思うほど、ラッセルがつらかった。 (当日登山者)スライドなし 【行程(計画)】43.3km+3,590m-3,876m (1日目)10h20 4:00P~7:30-40浅草岳P1,585(+3h30)~10:40-11:10八十里越P645(+3h/+8.64k)~11:40田代山(+30)~12:20-40丸倉山P1191(+40)~14:20大倉山(+1h30)【泊】 ※丸倉山~五平衛小屋の間の大倉山はピークハントする。 (2日目)10h20 4:000大倉山~5:00-10五平衛小屋P919(+1h)~7:10-30中ノ又山(+2h)~8:50-9:00毛無山分岐(+1h20)~10:40-11:00裏の山(+1h40)~12:40-13:00裏の山分岐(+1h40)~14:20毛無山(+1h20)【泊】 (3日目)7h40 5:40毛無山~7:10砥沢川+1h30(毛無山南西尾根+シンブ沢)~9:40-10:00光明山(+2h30/+3.52K)~11:00-10万之助山(+1h/+2.07K)~13:20笠堀ダム(+2h10/+4.24K) ※3日目エスケープ時 (尾根ルートをたどる場合は、毛無山ではなく、裏の山分岐にテントをはる) 5:00裏の山分岐~6:00-20中の又山(+1h)~7:50-8:00五平衛小屋P919(+1h30)~9:30-40光明山(+1h30)~10:40-50万之助山(+1h)~13:00笠堀ダム(+2h10) ※3日目のルート検討 (案1沢ルート)裏の山分岐~毛無山~砥沢川~光明山~笠堀ダム:10.7km+890m-1,646m (案2尾根ルート)裏の山分岐~毛無山~裏の山分岐~五平衛小屋~光明山~笠堀ダム:17.4km+966m-1717m (実施) 56.0km+5,228m-5,515m ※車は笠堀ダムと浅草岳登山口にデポし、回送。回送時間1時間強 (1日目) 12h33(25.5km+2,285m-1,919m) 4:17P~7:30浅草岳P1,585(+)~9:33-44P1,009(+2h)~11:25-45八十里越P645(+1h41/+8.64k)~12:50-13:05田代山(+1h5)~13:40-15:00丸倉山P1191(+35)(寄り道三角山往復+1h)~16:00大倉山分岐(+1h)~16:15大倉山~16:54大倉山分岐先鞍部【泊】 (2日目) 11h50(19.8km+1,885m-1,757m) 4:34大倉山~4:50-5:05五平衛小屋P919(+16)~6:53-7:03中ノ又山(+2h3)~7:50-8:00毛無山分岐(+1h)~9:35-40裏の山(+1h35)~11:20-33駒形山(+1h40)~13:01-06裏の山(+1h28)~15:00-10毛無山分岐(+1h54)~16:20毛無山(+1h10)~16:30前毛無山方面鞍部【泊】 (3日目)10h34(10.8km+1,059m-1,839m) 6:21毛無山泊地~9:10-30砥沢川渡渉後(毛無山南西尾根+シンブ沢)~10:36光明山稜線(+1h6)~11:30-12:03光明山(+1h/+3.52K)~13:50-14:00万之助山(+1h47/+2.07K)~15:27-38 P682手前ピーク(+1h27)~16:55笠堀ダム(+1h17/+4.24K) 【電波状況】 ・丸倉山~大倉山~テント地:電波あり ・中ノ又山~裏の山~駒形山~毛無山~毛無山テント地:電波あり ・毛無山、光明山~万之助山:電波あり 【食料】 (1日目)12h33 水持参:1.0L(消費1.0L) 消費: おにぎり2,ゆで卵1,サツマイモ1、サラダチキン1、こんにゃく5切、アミノバイタル1,梅干し1、チョコ2 (2日目)11h50 水持参:1.0L(消費1.0L) 消費:朝ラーメン、昼a米+卵1、シュトーレン1、カロリーメイト1、プロテインバー1、ナッツバー1、アミノバイタル1、梅ぼし1、チョコ2 (3日目)10h34 水持参:0.8L(消費1.3L)足りなくて、コーラもらう 消費:朝ラーメン、昼カップラーメンミニ+アンパン1、カロリーメイト1、グミ1、チョコケーキ3、アミノバイタル1、コーヒー1、ミニチョコ3 合計食料残: a米2、カロリーメイト2、ソイジョイ1、ナッツ1、タブレット3、ジェル3、スティックコーヒー3本 【コース状況等(メモ)】 (P~浅草岳) ・よく通られている道で、当日もトレースあり。 ・前岳までは風の通り道で、強風の場合は影響あり。前岳~浅草岳までは風が弱くなり、浅草岳山頂部は強風だった。 ・日の出後の時間帯で、山肌が染まりきれいだった。 (浅草岳~八十里越) ・浅草岳~P1010までは、広い尾根で危険箇所なし。特に浅草岳~早坂尾根区間は広い台地状の尾根で、歩いていて気持ちいい。ブナの見通しがいい尾根が続く。 ・しかし、浅草岳の下りで30cm以上の沈み込みで、下りながらきつい歩行となり、わかんとしたことを後悔する。 ・P1,064~八十里越までが細かなアップダウンで、少し尾根が細くなる。急登などに、雪壁3mほどのものもあり、ステップを作って突破するなど、多少時間を要した箇所あり。 ・休憩したP1,009から八十里越までがすごく遠く感じた区間だった。 (八十里越~丸倉山~大倉山) ・八十里越~丸倉山~大倉山稜線までは、尾根幅広く、危険箇所なし。 ・八十里越~田代山~丸倉山までは、登り区間で耐える。丸倉山は見えたとおり山頂部が広く気持ちいい。相方との調整で、事前に地図で確認した三角山に寄り道。三角山まで来ると、明日歩く県境稜線、中ノ又山~毛無山などがよく見えた。 ・丸倉山~大倉山稜線分岐までは、基本下りの区間で、楽に感じた。尾根も広く歩きやすい区間。 ・丸倉山以降は、テント地を探しつつ、風が弱い区間があったらそこにテント予定で歩くが、風が弱い場所が全くなく、大倉山を過ぎて下った鞍部P836地点にテントをはった。 ・鞍部から右手に少し下り尾根上から1段下げた場所でテントとしてが、風がふくため、テントはビニール袋に雪をいれ、何箇所も固定。 ・大倉山は、稜線から外したピークだったが、地図上で近かったため、ピークハント。稜線から見ると岩々した山で登れるのかと思ったが、事前検討ルートと変更し、今回のルートで山頂部へ。山頂尾根取りつき地点は雪庇の壁だったが、低い地点からピッケルを利用して乗り上げた。 (大倉山~五平衛小屋) ・難しい箇所なし。 (五平衛小屋~中ノ又山) ・尾根上にリッジあり。尾根の両側の雪堤が崩れている箇所があり、尾根上がリッジとなっていた。以前中ノ又山に日帰りで来たときは、雪庇崩壊やリッジの印象がないため、大雪と高温などで雪庇崩壊などがある模様。 ・特段歩行に難しさはないが、凍結しているとアイゼンが必要な区間となる。今回は雪がゆるく、わかんで突破。 (中ノ又山~裏の山) ・中ノ又山から、毛無山分岐までは、毛無山を正面に歩きやすい尾根が続く。 ・分岐で泊まりの荷物をデポし、裏の山へ。 ・分岐から見た裏の山までの稜線は黒々としていて、一抹の不安を覚える。 ・まず、毛無山分岐直下も尾根分岐が雪庇上になっており、雪庇(身長以上)を下る。 ・その後、P915の下りが、さらに急。雪庇をまず下り、登りで登り返すことを考え、1番乗り上げやすそうなところで下る。 ・雪庇を下ったあとは、雪庇崩壊中の尾根を右往左往しながら、進む。 ・雪庇崩落地帯が終わると、200m下る鞍部までは急降下。尾根芯ではなく、左手のカール地形から下っていく。ほぼ尻セード。 ・200m下り、下ったP915を振り返り、これを帰りに登れるのか、かなり不安になる。 ・とりあえず下ったので、進むしかない。P772~裏の山P912と登っていく。 ・この登りが、稜線上から見えていたとおり、雪がなくなり、藪尾根。尾根芯の藪がうるさくて、左側から雪面をトラバースして進もうとすると、トラバース帯も笹やシャクナゲ地帯で、30-50cm踏み抜く。踏み抜きのほうがしんどいため、踏み抜きが浅い(10-15cm程度)の尾根芯の藪漕ぎを選択し進んだ。 ・踏み抜きと藪に時間を取られつつ何とか裏の山に到着。 ・いや~毛無山分岐から見えていたとおり、しんどかったです。地図で毛無山近くに裏の山とあり、なんとなく親近感わく山名に惹かれ、2泊ならピークハントしたいと考え来ましたが、これは2度はないかも。 ・裏の山の登頂レポは、田中正彦さんのブログで読んでいましたが、ここまで大変とは。帰宅後に再度読んでみると、田中さんはP915の下りをアイゼン+ピッケルでバックステップで下っていた。田中さんでも苦労されていて、登頂後に読むと、「よく分かる~!」と共感できる部分が多く、登頂前後でレポに対する印象が変わり、行ってみないと分からないもんだなあと実感しました。 ・それでも、裏の山からの景色は、毛無山~中の又山をはじめ、粟ヶ岳や矢筈岳など360℃見渡せる展望地で、達成感はひとしおでした。 (裏の山~駒形山) ・裏の山で休んでいていると、駒形山がよく見えるように。地図を見ると、矢筈岳までの稜線を進み、稜線から右手に外れて山頂がある。時間があれば行くのもありかと、1日目の行程を終えて考えていたが、いざ裏の山まで来ると、行ってみたくなる。 ・地図を再確認し、今回行かなくても次回行く機会があれば行かなくてもいいなあと思うが。矢筈~魚止山の稜線からは外れているし、中ノ又~貉ヶ森山までの稜線からも外れているし、これは今日行かないと一生行かないなと感じ、時間もあるため、駒形山まで行くことに。 ・裏の山から見た駒形山は、毛無山から裏の山とは違い、尾根上も雪が残っているように見えたため、裏の山よりは苦労しないだろうという考えからも、進むという判断に至った。 ・P992~P932~P1096と稜線を進み、そこから右手に下ると駒形山となる。 ・白く見えていた尾根も、さきほどまでと比べれば歩きやすいものの、踏み抜きがひどく、やっとP992まで登る。P992まで来るとP1096の分岐が近くなるが、ニセピークに何度かだまされつつ、なかなかつかない。この頃になると、振り返って見える、裏の山、毛無山の遠さに愕然とし、帰ろうか、戻ろうか、帰ろうか、いや進もうかとグルグル頭の中で反芻する。時間がたっぷりあるため、せかせかする必要はないが、毛無山分岐のあのP915の登りが不安であれやこれやとうだうだ考えてしまう。 ・お昼前にもなり、1日目と同じく1回疲れが出てくる頃、ヒーコラヒーコラ言いながら、何とかP1,096に到着。ここまで来ると、矢筈岳~魚止山稜線が近い。本当は矢筈までつなぎたかったんだよなあと思いつつ、やはり2泊で浅草岳~矢筈岳まで繋げられることが、結果として分かった。 ・P1,096まで来たら、あとは下り基調で10分程度で駒形山に到着する。 ・P1096~駒形山まで来ると、今まで見えなかった、御神楽岳~貉ヶ森山までの稜線が見えるようになり、また景色が変わる。駒形山でお昼休憩をし、あとは戻る。 ・駒形山から裏の山はぐる~っと回るため、西の沢まで下って、登り返したほうが距離的には近そうに見える。行きでもそう思ったが、駒形山から西の沢までの尾根は穏やかで下れそうだが、裏の山に登る尾根が、登れる糸口が見つけられない。帰りは自分のトレースもあるため、素直に尾根を戻る。 ・裏の山から1時間強くらいで駒形山まで来れるかなあと思ったが、1h40もかかり、いや~遠かった。 (駒形山~毛無山分岐) ・駒形山~裏の山までは自分のトレースであっという間。 ・裏の山からP915~P772鞍部までも、行きよりは苦労せず戻れた。 ・核心部の鞍部に到着する。あまりの急登なため、左側の尾根芯から登ったほうがいいかと思ったが、近くまで来ると、やはり雪渓側のほうが登りやすそう。 ・行きで尻セードで下った場所と同じ道をピッケルとわかんで登る。 ・上部に来れば来るほど斜度は増し、何とか急斜面を終えると、今度は雪庇崩落帯。上部は行きで通った自分の足跡も左側に雪崩れてなくなっていた。雪庇踏み抜きに気を付けつつ進み、最後はP915の乗り上げとなる。 ・2m程度の垂直の壁。雪が柔らかく、キックステップでステップがきれるが、最後は右手でピッケルの柄をなげて、何とか体を持ち上げる。ここで落ちたら、40分くらいの苦労が水の泡だなあということ+雪庇へのキックステップで垂直で怖いこともあり、登り切れて、とりあえず安堵した。 ・P915のあとも、毛無山分岐まで、また雪庇尾根への乗り上げ。ここでもキックステップ+ピッケルで何とかよじ登る。無事毛無山分岐に到着でき、今までで1番怖かったかもと感じた。 (毛無山分岐~毛無山~泊地) ・分岐からすぐは歩きやすい道が続く。 ・時折藪が出つつ、右手にカーブして山頂直下P943まで到達。 ・P943の登り+山頂直下は急な登りとなる。 ・P943から山頂は藪が出ている箇所もあり。山頂直下は急で、雪が柔らかかったため、わかん+ピッケルで突破。 ・毛無山分岐手前(15時前)から急に風が強くなり、かなりあおられながら進む。毛無山山頂部も広く360℃展望抜群。風さえなければ、ここでテントとしたい気分だが、風がよけられる地点まで進む。 ・前毛無方面へ下り、右手に20mほど下った風よけ地点で相方と合流。 ・相方が雪洞をほっていて、何をしているのかと思ったら、14時頃突風が吹き、テント+ザックもろとも飛んだらしい。回収不可能なほど、どこにいったか分からず、相方の荷物で残ったのは、テント外に出ていた鍋+お湯沸かす道具+食料+ピッケル+スコップのみ。一夜あかすために、雪洞を掘っていたという現状だった。 ・功を奏してか、自身の泊装備+予備防寒(手袋等々)+食料もあったため、予備装備を相方に貸し、一夜を越した。もともと最終日は相方のたかさんにトレース付けのために、日帰りで光明山に来てもらう予定だったが、暖かい食べ物も追加で持参してもらうよう追加連絡。 テント地が電波が入り助かった。 (毛無山泊地~砥沢川~光明山) ・事前に検討した通り、砥沢川まで下る。 ・最初は尾根で下り、途中かランチシンブ沢の予定だが、7:00までガスで方向が分からず右往左往。予定を変更して、沢をトラバースしてシンブ沢に合流した。 ・シンブ沢下部は、ほぼデブりで埋め尽くされていた。上部はカリカリでガスの中の滑落 が怖く、バックスステップの下りのため、としょうを終えるまで約3時間かかってしまった。 ・ガスがなければ、もっと早いと思われる。 ・としょう点はp342から左手尾根にのると、スムーズにスノーブリッジにのれる。 そのまま、沢沿いに行くと、川が屈曲しており、登り返しの雪渓地点から遠くなる。 ・スノーブリッジ脇の川は、ゴーゴーと音がなり、渡れなさそう。尾根末端まで行くまで、スノーブリッジが繋がってるか不安だったが、スノーブリッジが繋がっており一安心。 ・スノーブリッジを渡ってからは、光明山の尾根までは、スムーズに雪渓を登る。 ・こちらの沢もデブりばかりだが、下りの雪渓より勾配が弱く、歩きやすかった。1時間で稜線に到着した。 ・こちらの雪渓は、雪が柔らかく、わかんでないと沈む。アイゼンにはきかえていたため、相方のわかんの後のトレースの後ろを歩く。雪がゆるく、わかんのみで歩ける印象だった。 ・稜線に無事乗ると、光明山が見えるが、尾根が黒々して藪が出ている。 ・見えているとおり、藪の箇所は細尾根で、残ってる雪は断崖絶壁。雪部分は巻きながら、藪をくぐって進む。 ・1時間かかりやっと光明山へ到着 (光明山~万之助山~笠堀ダム) ・万之助山までは細尾根リッジ多数。というか、ほぼリッジ+雪庇崩壊などの迂回ばかり。 ・特にフイゴの立負部分のリッジが1番たっている。 ・往路でたかさんがトレース付けしたときは、かなりリッジで苦労したよう。 ・トレースのおかげで、光明から万之助まではあまり怖くなく進めた。それでも急な斜面はバックステップで下るところも数カ所。 ・光明から万之助までは遠く見えたが、歩くと1h50で早くついた印象。トレースあるとこんなに楽なのかあと感動。 ・万之助からは、特段難しい箇所はなし。 ・がば井戸から先は夏道はトラバースルートとなる。以前ひらさんが2月歩いたときは、冬道(尾根ルート)より夏道デブリトラバースが楽だったとのことで、夏道で歩けるか進んでみる。 ・夏道トラバース地点にくると、既に雪はまったく、歩ける可能性0。 ・仕方ないので、尾根ルートに起動修正して、たかさんが歩いてきた尾根ルートに復帰。 ・P682手前のピークでひと休憩し、休憩後の下りの尾根は激やぶ。下りだからいいが、これを登るのはきつそう。尾根上で藪はここだけだったが、すごい。 ・P682手前のピークには、ダム~ここまでのトレースがたかさん意外にもあった。この時期にトレースとは驚き。 ・藪尾根を下り、P682に登り切ると、七曲峠方面に進み、途中からトラバースして夏道方面へ。 ・P682から沢ルートで夏道合流の方法もあるが、直下は急でデブリも堆積しているため、途中まで尾根利用がいいと思う。 ・P383の杉林に合流すると、後は笠堀ダムまで難しい箇所はなく、てくてく歩いて行くとゴールとなる。 【感想】 ・わかんでの歩行で、雪のしまりが弱く、直前の降雪もあり、3日間ともに1歩1歩が疲れる行程となった。 ・そんな雪質の中でもだいたい20Kくらいは歩けることも分かり、誰とも会わない静かな県境。見たことこのない景色。360度山に囲まれた県境。いいところだった。 ・今年は雪が多いと言われるが、すこし標高が下がると雪がなくなったり、細尾根は大きく雪が崩れていたり、今後残雪期になっても、歩きやすい尾根は少ないかもしれない。GW頃は夏道があるところ、標高が高いところ、尾根が広く雪が大きく崩れていないところなのか。まだまだ検討余地がありそう。 ・電波がずっとないかと思ったが、丸倉以降は電波がはいり、家族への進捗連絡には助かった。 ・また、強風予報にびびっていたが、気温が高く、風にあたっても寒くなかった。ほとんど長袖一枚で、雨雲上を着ることもなく、強風でも気温次第では歩けるもんだなあと感じた、 ・3日間、無事歩ききれて、感謝しかない。ありがとうございました。