木曽駒ヶ岳・空木岳・越百山(長野)
2026.07.24 (金)2日間
昨年挑戦した空木岳。檜尾岳で雷雨に遭い、先へ進めず撤退となりました。今年こそはとチャンスをうかがっていました。
現在は越百山方面が伊那川ダム付近の崩落により通行止めとなっており、コスモサーキットは歩けない状況。そこで今回は空木岳に宿泊し、百高山巡りをすることにしました。
空木岳山頂直下にある駒峰ヒュッテを早めに予約。当日は満員で、1階にも数名が寝るほどの混雑でした。地元山岳会が運営する小屋で食事の提供はなく、自炊スタイル。テントは不要ですが、装備はほぼテン泊仕様です。
当日は早朝4時に菅の台バス停へ到着。すでにバス待ちの場所取りが始まっており、急いでザックを置いて車内で待機しました。結果的に3台目のバスで出発。
初日のうちに空木岳まで到着しなければならないため、ロープウェイ駅から早々に歩き始めます。極楽平に着くと、目の前には雲海と美しい中央アルプスの山並み。その先には今回の目的地、空木岳が見えますが……遠い!
檜尾岳までは快適な稜線歩き。しかし東川岳への下りはザレ場で歩きにくく、慎重に進みます。木曽殿山荘で休憩を取り、ほぼコースタイムどおりに空木岳へ到着。山頂直下の岩場は滑落に注意しながら慎重に通過しました。
小屋では常温のビールで乾杯!山で飲む一杯は格別です。
空木岳周辺には水場がないため、水は担ぎ上げるか、小屋で500mlのペットボトルを購入するしかありません。最寄りの水場は檜尾岳方面へ下った場所なので、水の計画はしっかり立てておくことが必要。
2日目は午前2時に起床。ザックを小屋にデポし、3時に出発しました。テント撤収がないのは本当にありがたいですね。
外へ出ると満天の星空。風は強かったものの天気は最高です。暗闇の中、南駒ヶ岳へ向かいます。
南駒ヶ岳山頂では見事なご来光。最高の景色に感動しました。
そして今回最大の目的地、仙涯嶺へ。コースタイムは1時間少々ですが、実際はそんなに甘くありません。
この区間はとにかく歩きにくく、場所によっては危険です。顔の高さまで伸びたハイマツが続き、終始藪漕ぎ状態。半袖・短パンは避けたほうがよいでしょう。私もズボンが松ヤニや樹液でベタベタに…。果たして洗濯で落ちるのでしょうか。
さらにルートが分かりにくい場所が数か所あり、慎重なルートファインディングが必要です。途中には砂のトラバースもあり、上側を通れば問題ありませんが、無理をすると滑落の危険があります。
その場所で後から来たパートナーが蟻地獄のようにズルズルと下へ滑り落ち、「助けて!」の声。すぐに救助し、大事には至りませんでしたが、本当に危ない場面でした。
苦労してたどり着いた仙涯嶺。しかし山頂には標識がなく、「あれ?ここで合ってる?」という状態。少し下った開けた場所に小さな標識を見つけ、ようやく目的地だと確認できました。時間はかかりましたが、今回最大の目標を無事達成です。
帰りも慎重に歩き、小屋へ戻った頃には往復で6時間を超え、ほぼ7時間の行動になっていました。
小屋ではカップヌードルで遅めの昼食を取りながら休憩。小屋番さんも交代しており、話を聞くと池山尾根を4時間で登ってくるとのこと。その速さには驚かされました。
休憩後は炎天下の池山尾根を下山。とにかく長い…。最後まで気を抜かず歩き切り、無事に下山することができました。
締めは、いつもの温泉とかつ丼で疲れを癒やし、帰路につきました。
今回の山行は、小屋泊を利用したからこそ実現できたルートだったと思います。日帰りや単独ではかなり厳しい印象です。特に仙涯嶺は想像以上の難所でした。
一方で、小屋泊にはまだ慣れておらず、雑魚寝ではなかなか眠れず寝不足気味。2日間とも睡眠不足で歩くのはなかなか大変でした。
それでも天候に恵まれ、ご来光や中央アルプスの絶景、そして念願だった仙涯嶺を踏むことができ、大満足の山行でした。