大岳・英彦山(南岳)
英彦山
(福岡, 大分)
2025.06.04(水)
日帰り
修験道の歴史があり、福岡でも奥まった場所にあるので子どもの頃からずっと怖い山という印象が強かった英彦山。
そろそろ登っても大丈夫な気がして、6月梅雨入り前の平日、7時から入山。
川沿いの道〜大きな杉の木〜岩ゴロゴロ直登〜鎖場〜頂上。
登山開始早々、朝の光が山を照らす時間がとっても神聖だった。魂が浄化されるようで気持ち良く、やっぱり山は朝が良いなと思った。
昔の山伏もこのような時間に感化されただろうな。
頂上まで誰とも会わなかったけど、怖さは微塵も無くって、川があるせいか苔が多く、生命に溢れてる感じがした。雲一つない晴天日だったから、山も陽気だったと思う。
鎖場は割と長く、1人なのでここで転けたら見つからずに死ぬかもと思いながら登った。クライミングぽい動きが久々なのと、緊張からか翌日は背中肩周り筋肉痛。
南岳から上宮への縦走ルートは立ち入り禁止ロープあり。開通したらまた絶対来よう。
下りでようやく2人の登山者とすれ違い、ほっとする。
道中、何十年と放置されてるであろう瓶が落ちていてザックに入れて持ち帰る。マナーの悪さよりも、重たい酒瓶をここまで持ってくる体力の方に感じ入ってしまった。こういう時のためにビニール袋とどうでもいいタオルは持ってたがいいな。持ち帰って洗浄すると、焼津のお酒もあって驚いた。
その後調べると、最近YAMAPメンバーも加わりながら英彦山を修験道としての文化を復活させる動きが始まっている様子。すごく興味をそそられる。ゆっくりこの山域に身を置いてみたいと思ったし、修験の作法で山に入るとまた違うだろうな。今後に大注目。