上越国境稜線
朝日岳
(群馬, 新潟)
2024.04.06(土)
3 DAYS
はじめて聞いたのは4年前
ナルミズ沢からジャンクションピークに上がった時に、この稜線をつなげて巻機まで行けるんだよねっと
色々調べると夏は薮が深すぎて行く人は皆無
厳冬期は雪が多すぎる
残雪期限定のルート
朝日岳から白毛門に降りるだけでも
地獄の下山路と呼ばれるのに、そこを登ってはるか先の巻機までなんて。。。っと思っていたら
上越国境稜線行こうよっと声をかけてくれたのは相方M はっきりいって北鎌よりドキドキです
途中 補給なし エスケープも無し
車の回収やら、色々考えると2人では難しいと
急遽招集したのは北ア12泊するような猛者のSと、さらっとハセツネ完走してるK
Mも普通にトレラン40キロ走ってるし
体重5キロ増の自分にかなりの弱気
前泊
仕事おわってSさんと合流して巻機山登山口に25:00着
1日目
4:50起床でMの車は巻機山登山口に残して自分の車で白毛門登山口へ
今回2台の車で行って登山口に一台デポする作戦
7:30登山開始
白毛門へは黙々と登り
前回降った時は、真夏の炎天下のなか水が無くなり地獄だったが、今回はまだまだ体力も水もある
今日の泊まりはジャンクションピークの先までは行きたい目標
途中、笠ケ岳で爆風
ちいさなシェルターに4人ではいり休憩しながら
黙々と真っ白ななかを歩く
朝日岳の手前で水切れ⤵︎
パフォーマンスがおちる
水をつくろうにも積雪はほぼ無し
ジャンクションピークで奇跡的にガスが晴れて馬蹄形と巻機山まで見える
10時間あるいて、まだ地図上では1/5
Kは1.3/8とか謎の分数で盛り上げてくれる
ジャンクションピークから、いよいよ上越国境稜線の始まり
15:30ジャンクションピークと地蔵の頭の間でビバーク
2テンと5テンが2つ張れる広場を作って泊まり
軽量化〈 宴会会場
2日目
4:00起床
6:00出発
ラッセルだったら、無事にこの先いけるのかな?
目の前には地蔵の頭&大烏帽子岳
黒々とそびえる姿にかなりビビってます
っと思ったら2時間で無事大烏帽子まで
でも、まだまだ地図の上では1/4
檜倉山着は9:30 なだらかな真っ白な山頂は日本離れした景色
この景色を見れるのはこのルートを歩けた人へのご褒美ですね
そこから柄沢山は目の前
Sさんは1時間くらいかな?と言っていましたがいえいえ1.5時間はかかるでしょなんていいながら
柄沢山到着13:00 大きすぎて感覚が麻痺してコースタイムが読めなくなってます
この辺りから雪面にクラックも多数入ってきて
ルーファイしながら薮を漕ぎながら、隠れたクラックに落ちたメンバーを助けながら。。。
太ももまでズッポリ落ちると1人ではなかなか脚が抜けなくなり、助け合い
出来ることなら巻機山の避難小屋まで行きたいと思いながら、巻機山頂に16:00までに着けそうなら行こうと思うが、ペースを上げたくても上がらず
おじさん2人疲労
女子2人はどうしても避難小屋に行きたいのかグングン引っ張る つえぇ
15:30
ここから山頂までは2時間半はかかると判断して
米子沢の頭と巻機の間のコルでビバーク
ある意味、計画通り
阿吽の呼吸で無理しない良いパーティです
3日目
午後から荒天の予報もあり
5:00出発
山頂手前は直壁を強引に登って
6:45巻機山頂
避難小屋の辺りで雨がばらついて来ましたが
そこからはなぜかハイペースで下山
1番汗かきました
9:45巻機山登山口
見上げると国境稜線には厚い雲が立ち込めてました