沈殿に耐えて残雪期限定の尾瀬〜平ヶ岳(^^)
尾瀬・至仏山・悪沢岳・笠ヶ岳
(群馬, 新潟, 福島)
2026年04月30日(木)〜05月03日(日)
4日間
深田久弥氏も書かれている通り、日本百名山の中でもどうやっても山頂まで遠い山の一つ、平ヶ岳。その平ヶ岳を夏道ではなく、あえて積雪期限定コースではるか尾瀬からアタックしようという今回のコース。標高差こそそれほどではないものの、距離が往復30km超、初日テント含む全装行動、藪漕ぎなんかもあって、不摂生おっさん達にはまぁなかなかにハードでした。更に、事前にわかってましたが、2日目は相当な荒天が予想されていたため、稜線で沈殿(テントで停滞して荒天をやり過ごす)する計画で入山。この沈殿が体の硬くなったおっさん達には相当な苦行(特に腰に)でした。また、暴風雪のテン泊初体験メンバーは、風によるテントの音やポールのビックリするくらいの変形、雷鳴でヒヤヒヤ、この年齢にしてなかなかな経験値アップだったとのこと笑。GW計画をりきぞーが立てるといつもしんどいやつ作るな〜と言われてしまいました(全然反省してないけど(≧∀≦))。
さて、前日に神戸からおっさんを詰め込んだワンボックスカーの濃厚ロングドライブで鳩待峠へのシャトルバス乗り場、尾瀬第一駐車場入り。GW前半は、飛び石連休のためか駐車場は空いていて、周りに憚ることなく、いつも通り宴会(今回の地酒は「尾瀬の雫」)。
翌日は、始発時刻前から運行開始、マイクロバスだけでなくジャンボタクシーもいて、どんどん往復してくれるので予定より早く鳩待峠到着(マイクロバスよりジャンボタクシーがザックを荷室に積んでくれて快適デス)。
峠には「はとまちベース」なるカフェ・土産施設(やはり星野リゾート!)があってオシャレになってますが、まだ営業時間前、残念(>_<)。
どんどん上がって来られるほとんどの方が、まずはここから至仏山を目指すようです。バックカントリースキーヤーもかなりおられます。テンション高く楽しそう、ちょっと羨ましい(^^)。我々は、山の鼻に向けて階段木道を降ります。1時間ほどで至仏山荘、山の鼻到着(山の鼻キャンプ場は、炊事場で水が出てます)。もちろん山荘でビールを売ってることを確認!
ここからアイゼンを装着して、いよいよ夏道から外れて広い雪原(湿原)を猫又川に沿って進みます。例年になく雪が少ない&雪溶けが進んでいるようですが、植生に入らぬようなんとか雪の上を繋いでいきます。途中、ムジナ沢で渡渉、出合い近くの浅場をアイゼンで歩いて、靴が濡れる程度で渡れました(帰りは雪溶けが更に進み、他の場所のスノーブリッジを渡ろうとしたら崩落して先頭のファーストペンギン落ちました(´༎ຶོρ༎ຶོ`)。危うくずぶ濡れの危機、間一髪這い上がり被害最小(^_^;)、ここまで雪溶けするとリスク考えてこの浅場の渡渉一択です)。左俣に入ると湿原もなくなり、フタマタ沢やワル沢との出合まで右岸を時々巻き気味に進みます。この出合から尾根に取り付きますが、出だしはヤブ登り、久々雪深い山のネズミ返しのような下向きササの根本と格闘(^_^;)。ヤブの薄いところを右に左に登るとすぐに樹林の雪面に出ます。ここからは広い尾根の雪面を主稜線のススヶ峰まで登っていきます。
今回は翌日の荒天が確実なので沈殿を計画済み、久々でちょっと楽しみだったりもします(沈殿に備えてメンバー諸々暇つぶし道具持参、もちろんアルコールも(^^))。明後日に平ヶ岳アタック、そのままテント撤収して山の鼻に降りてくることにしたので、ススヶ峰手前幕営としました(当初のP1911だと帰り全装でススヶ峰まで100m以上登り返すのがツラいので)。
夜からは予想通りの雨、翌日未明豪雨、午後は一瞬晴れましたが、温暖前線と寒冷前線の間の疑似好天で、やはり夕方からは暴風+雪+雷になって本格的大荒れ、テントは猛烈にバタバタ言ってポールがしなり、テント側面が顔やらシュラフに張り付いて、直接風圧が感じられる状態。風上の端で寝てるワタシはとても眠りにくし、うーん、ブロック積んどけば良かった(◞‸◟)。36時間のテント沈殿生活、ラジオをかけながら(久々にNHK第一聞きました)、持ってきた小説やら事前にDLしたドラマやら本当に久しぶりのヒマを思い思いに堪能(?)。ただし腰を伸ばせれば良かったのですが・・・。来る前から少し調子の悪かった小生の腰、本格的に腰痛を発症してしまいました(T_T)。
翌朝、朝4時はまだ強風とガス、夜中に比べると眠りやすくなったのでもう一眠り。6時には風はやや強いもののバッチリ晴天、耐えた甲斐があった!アタック装備整えて出発。
燧ヶ岳、至仏山はもちろん会津駒、越後駒、周りの有名峰一望のなか寒冷前線の新雪で真っ白な稜線歩き。平ヶ岳はその名の通り真っ平、しかし遠くまで見通せると山頂が遠い!誰やこんな計画作ったのは!と言いつつ好天モチベーションで何とか登頂!平ヶ岳からも360°の展望を楽しむ事ができました(^^)。
帰りは、左俣に降りてからの腐った雪の平地移動が相当疲れました。雪原は更に雪溶けが進んで、雪上をつないでいくために結構ルートファインディングをしました。そして、疲れて山の鼻到着、体に鞭打ったテント設営、その後のビールが美味かったー。至仏山荘はカフェもあってなかなか良き感じです。次回来る時は是非泊まってみたい(^^)。
このルートは前々から温めていた計画でしたので、完遂できて本当に満足でした(^^)。気温上昇が進む今後は残念ながらGWではもう通れなくなるかもしれません。次回は水芭蕉の初夏や紅葉期に小屋泊りで苦行なく、のんびり来たいところです。