23:52
42.3 km
2231 m
三百名山294座目:景鶴山/冬季百名山64座目:平ヶ岳〜ユメノトビラ〜
尾瀬・燧ヶ岳 (福島, 群馬, 栃木)
2026年04月25日(土)〜27日(月) 3日間
26.04.25 東京で装備を整え次の山旅のため北上! 尾瀬の玄関・鳩待峠にたどり着いた。 春の開山に合わせて三百名山の景鶴山に挑む! この山、本来は自然保護のため入山禁止なのだが 残雪期に雪上を歩くなら自然に影響ないよね? っていう理由で黙認されているらしい。 よってこの時期に登山者が集中する。 今年三百名山を終わらせる身としても絶対獲る! いつも通り同志のアリョーナも同行。 有名人なので登山口でのファンサに忙しいw 6:00に入山し木道を下って残雪の尾瀬ヶ原へ。 湿原に映る至仏山と燧ヶ岳が エゲツナイくらい美しい… どっちも登ってるけど尾瀬ヶ原の中心部は 歩いたことないからこの景色はかなり新鮮。 木道を半分ほど歩くとお目当ての 景鶴山ピークの岩塊が見えてくる。 なんか周囲の山から見えたときはもっと 鋭い頂だった記憶だが案外のっぺりしてる… そのまま木道を外れ樹林に特攻。 薮漕ぎの急登が始まる・・・ が、大笠大門や笈ヶ岳と 数多の薮を漕いできた我々、この程度楽勝じゃ! 暫くすると景色が開き始め 背後に燧ヶ岳&会津駒ヶ岳。 そして景鶴山が槍のような姿で再臨! そうそう!この形だよ! 見る角度で全然変わる山なんだな~ 山容の変化を愉しみつつ進み続け 頂上直下になると再度急登が出現。 アイゼン&ピッケルを駆使する 危険な角度を慎重に進みクリア! 長らく夢見た頂に12:15登頂! 東に会津駒ヶ岳・燧ヶ岳。 南には広がる尾瀬ヶ原と日光白根山・皇海山。 西には至仏山・武尊山。 そして北には大福のような平ヶ岳が堂々と鎮座していた。 うおおおお完璧だ・・・これが見たかったアアア!! 全く・・・これだから太陽神との山行は辞められん。 来てくれて本当にありがとう! 三百名山294座目・踏破! 景鶴の岩峰を降りた直後に長らく山行を共にした アリョーナとは音楽性の違いにより解散。 3年間お世話になりました(-人-) ・・・というのは冗談で 桜を見るために翌日札幌まで飛ぶらしく 戻りのバスが時間ギリギリのため 爆速で雪原の向こうに消えていってしまった。 病み上がりだというのになんという行動力・・・ うん、やっぱり頭おかしい(誉め言葉) 俺は宿泊装備を背負っているので焦る必要なし。 その理由はというと景鶴山から見えた白き大福。 冬季百名山64座目・平ヶ岳を獲るため!! この日のために長年計画を練ってきたんだ。 『三百名山は登る』 『冬季百名山も獲る』 『両方』やらなくっちゃあならないってのが 『夢追い人』のつらいところだな。 覚悟はいいか?オレはできてる 某ギャングの名言と共に 未開の雪原に力強い一歩を踏み出した。 景鶴山に北をトラバース稜線の樹林を進み続ける。 雪は締まっていて歩きやすい稜線だが 樹の間を抜けようとしたらトラップに ハマったりもするため油断できない。 時折樹林が開け背後に景鶴山と燧ヶ岳が背中を押し 進む先の至仏山と平ヶ岳の雄姿が心を進ませてくれる。 稜線上にある2つの小ピークと大白沢山トラバースし ジャンクションピークに出た途端正面の視界が開けた。 よし、今日はここをキャンプ地としよう! マイホーム展開。 カレーを流し込み胃袋フルチャージ。 尾瀬の夜は更けていき上空には 天の川が煌めく極上の夜を迎える・・・ あの銀河の如く、平ヶ岳への路も開かれるだろうか? 星に・・・願いを! 26.04.26 夜明けと共に起床。 凍り付いたテントを恒星の炎が溶かしてゆく。 快晴・無風・体調万全! ・・・ステージは整った、待ってろ平ヶ岳! 稜線を歩きだすと俺より少し先にテントが4張ほど。 完全ソロかと思ってたら案外人居たわw 会えば情報交換できるし少し安心した。 ここからは完全バリエーションルートのコースとなるが 地形図を見て予想していた通りなだらかで 雪も締まっている歩きやすい稜線。 先行者の踏み跡もありツボ足&ストックのみでガンガン進める。 一部雪崩で雪の無い箇所もあったが少し西の 樹林に入ればアッサリ通過可能だった。 あっという間に前衛鋒の白沢山に1時間ちょいで到達。 そこから見えたのはエゲツナイほど美しい純白の稜線。 平ヶ岳が・・・呼んでる!!! 純白の稜線に誘われ流れるように登頂!! テン場からわずか3時間。 ワカンもアイゼンも必要無く 思いの外簡単に辿り着けてしまった。 山頂の広大な雪原には鉄塔が1本 無雪期には入れない最高地点。 共に撮影するだけでも来た価値があるだろう。 そのまま少し先の三角点ピークにも行くと 山頂標識が少し出ており記念撮影が捗った。 南は歩いてきた稜線と燧・至仏・景鶴の尾瀬三山。 その奥には日光白根・皇海山・穂高山が並ぶ。 東には会津駒ヶ岳・会津朝日岳・帝釈山など 池塘の美しい山々がずらり。 西には谷川・巻機・苗場・佐武流山・岩菅山 など新潟長野の名峰。 北には隣りの池ノ岳・荒沢岳・白銀の越後三山が 圧倒的な存在感を放っていた。 平ヶ岳は無雪期に2回来てどちらも ガスだったので3度目の正直! 十勝岳といい斜里岳といい嫌われてる山には 冬季リベンジできることが多いようだw 予想外に早く着けて時間余ったので 隣りの池ノ岳にも足を伸ばしてみる。 池塘は半分雪で埋まっていたが 残雪の切れ目から姿を見せておりその際から 池塘に反射する平ヶ岳を捉えることに成功! さらに欲張り玉子石にもアタック。 こちらは雪が全く無くいつもの 自然の造形美を楽しませてくれた。 完璧だ・・・やりたいことは全てやった。 本当にありがとう平ヶ岳!! 感謝を告げ稜線を爆走ピストン。 15:00にマイホームに帰還を果たし 飲んだくれて意識を失ったのだった。 26.04.27 雨粒がテントを叩く音で目が覚める。 こんな予報じゃなかったのに 二日間で運を使い切った模様。 電波も無いのでいつ止むか調べることもできない。 よし、折角だしiPhoneの サテライトシステム使ってみるか!🛰️ 衛星は無事に見つかり通信開始。 親にメッセージで尾瀬の予報プリーズと連絡。 30分程度で16時まで雨という 絶望的な回答が返ってきたw これはもう覚悟決めてイクシカネェな。 しかし緊急時にこの衛星通信機能は使えるし 新たな希望になる! グチャグチャのテントを畳んで8:00出発。 帰路は南の稜線を辿りススヶ峰を経由した後 谷に下って尾瀬ヶ原に合流。 湿原沿いを歩いて至仏山荘に戻るルートを取る。 尾根にはピンテとトレースがありコース明瞭。 だが沢筋に入ると状況が一変。 雪が無くて藪漕ぎする場面や 下る尾根間違えてトラバースしたり沢の スノーブリッジを越える箇所もあり油断禁物。 なんとか尾瀬に下ったものの 今度は支流が行く手を遮り渡渉ポイントを 見つけたり山を登り返したりととにかく ルーファイ能力が問われる難コースだった。 これに雨が重なるんだから精神負荷は増大。 至仏山荘が見えたときは心底安心した・・・ 山荘で最後のパンを胃に捩じ込み 木道を登り続け12:00に無事鳩待峠へと帰還。 夢にまで見た憧れのコースを完走したのだった。 冬季百名山を始めるにあたり 平ヶ岳は鬼門になると思っていた。 夏道を辿ろうとすると長大な林道を歩く羽目になるし 開くまで待ってたら雪は無くなってしまう。 他にルートないしそれ以上考えるのを放棄していた。 ほどなくして始めた三百名山。 攻略も佳境に入り景鶴山のルートを 調べていた時だった。 ふむ、尾瀬の残雪期に雪の上歩く山なのね。 あれ?・・・稜線の先に平ヶ岳あんぞ? 冬季平ヶ岳は夏道を辿れない・・・ 景鶴山登れるのは残雪期・・・ イケル!!!( ゚∀ ゚) こうして今回の計画が生まれたのだ。 新たな夢は、別のユメノトビラを開く鍵。 冬季百名山64座目・踏破! ーーーーーーーーーーーーーーーー ★Youtube→https://x.gd/CgUjr ★Instaglam→https://x.gd/FZLBo ★Facebook→https://x.gd/gQoyi ーーーーーーーーーーーーーーーー
