ニペソツ山 宿願の冬期テント泊
ニペソツ山
(北海道)
2026年03月14日(土)〜15日(日)
2日間
ようやく好天予報と息子の休暇が一致してテント泊で高峰を攻めることになりました。
息子の所属する山岳会の会長さんも同行してくれることになり誠に心強い。
13日に帯広の息子宅に前泊。
14日好天の下音更道の駅に集合し、幌加温泉に向かいます。
雪の解けた畑には白鳥や鶴まで飛来していました。
糠平からの道路則面は鹿だらけ。
危ないことこの上なし。
9時過ぎに幌加温泉へ左折してすぐの登山口へ到着。
駐車スペースはわずかなので1台は国道まで降ろします。
スノーシューを履き全荷で出発。
好天ですが他に登山者は無し。
前日のトレースがありました。
直ぐに暑くなりアウターを脱いで歩きます。
夏道を適度にショートカットして1350mの台地状へ。
スキー滑走には苦労しそうな湿雪でスノーシューで正解でした。
4時間でやっと1500mに達し展望が開けます。
見晴らしポイントからは白く輝くニペソツの雄姿が。
シャクナゲ尾根に乗り、天場適地を探します。
前天狗の斜面には表層雪崩の破断面がクッキリ見えます。
谷底には大量のデブリ。
雪庇を降りる場所を求め結局末端の1670mまで。
沢状はデブリの通過点となり設営不可です。
強風時ならダメですが、今回のような弱風予報なら可と思われる小高い平地にブロックを少し積んで設営します。
安着祝いを飲みながら水作り。
会長さんの豪華夕食を頂き、酒を飲みのみまた水作り。
夕陽や朝陽の絶景に期待しましたが雲が消えず、星空や町の灯が見えただけでした。
暖気が入りテントは全く凍らず、風もない暖かい一夜を過ごせました。
3時半に起床しパスタの朝食を取ってアタックへ向かいます。
曇り空ですが展望はきき、無風なのが有難い。
雪の溜まった斜面は雪崩の危険があるので、ブッシュの見える尾根状を登ります。
急斜面は直ぐにクラストしてきてアイゼンに切り替えます。
何とか無事に前天狗の尾根に上がりました。
第一の核心を越えられて一安心。
この下降ポイントは悪天ではわかりにくいのでデポ旗を打ちます。
前天狗に登るとからは霞みかかった山頂が。
いよいよニペソツへの縦走が始まります。
適度にクラストしておりアイゼンが良くきき歩きやすい。
時折吹き溜まりや踏み抜きがある程度。
夏道の標識や鉄杭が頭だけ出ており良い目印になります。
天狗のトラバースは結構硬くて危険でした。
強風ならかなりシビアでしょう。
最低コルの標識には残り1kmの表示。
ここで小休止し、第二の核心大トラバースに向かいます。
コルの東斜面には長大な表層雪崩の破断面が。
硬く急峻な尾根を辿りトラバースへ。
晴れて風も弱く無難にクリア出来ました。
後は頂陵を辿るのみ。
8時半に待望の山頂へ。
過去4回目で一番風がありません。
曇り空ですが展望は十分です。
写真を撮りまくり20分ほど滞在して帰路へ。
帰りも全く気が抜けません。
下りの方が返って危険が多いです。
最低コルで小休止、天狗のトラバースに備えます。
慎重に通過し尾根が広がってホッと一息。
前天狗へ最後の登り返しを終え、ニペソツの最後の勇姿を目に焼き付けます。
急斜面への降り口が最後の核心部です。
アイゼンがダンゴになり危険でした。
何とか下りきってテントへ戻り撤収します。
登頂祝いに汁粉を食べてからパッキング。
全荷になって後は帰るだけです。
シャクナゲ尾根に上がり消えかかったトレースを辿ります。
展望ポイントからはガスに巻かれニペソツは見えなくなりました。
黙々と下っているとソロの女性とスライド。
全荷なのに昨日の我々より速いペースで驚きです。
暖気で雪が腐り始め度々足を取られます。
下りも3時間半かかってクルマに到着。
脚も肩もかなり疲れましたが、宿願の冬期ニペソツテント泊が達成できて満足。
解散して幌加温泉に向かうも15:30で日帰り受付終了。
仕方なく上士幌の町営温泉に向かいます。
格安300円で湯に浸かりサッパリできました。
町内の定食屋「和み」で夕食を取りましたが、カツもザンギも大盛でびっくり。
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