06:35
9.4 km
1082 m
谷川岳~一ノ倉岳
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 (群馬, 新潟)
2025.11.05(水) 日帰り
一度訪れてみたいと思っていた谷川岳 先の三連休はかなり混雑したようだが、この日はとくに混んでいるという印象はなし。降雪の影響もあると思う。 始発から2,3便後のロープウエイに乗り天神平へ 付近の山は紅葉真っ盛りな中腹、その上は冠雪している様子 スタートして間もなく日陰の木道の上は雪が踏み固められて滑りやすくなっていた 登りはともかく下りで滑ると危険なので早速チェーンスパイクを装着 熊穴沢避難小屋からは日当たりが良い斜面となり、雪もさほどないためチェーンを外す 高度を上げるにつて徐々に視界が開ける オジカ沢ノ頭やマナイタグラのきれいな稜線は、高度を上げるにつれ見上げていたのがいつしか見下ろすほどに 途中、写真を撮っていただいた若い男性二人に周辺の山々のことや、遠くに富士山と北アルプスが見えていることを教えてもらった 東北以南には滅多に来ない自分にはどの山が何か全くわからないのでありがたい 双耳峰の一つトマの耳に到着 風は微風だが冷たい、汗冷えする前に着込む ここから北側に見下ろせる山々の紅葉がとても鮮やかだった そして切り立った稜線を進みもうひとつの耳であるオキの耳へ こちらからトマの耳を見ると尖った岩が突き出ているのがよくわかる オキの耳では居合わせたソロの女性の方と何枚も写真を撮り合った さすがカメラをお持ちの方でとても良く撮れていたので感謝です ほとんどの方はここで折り返すみたいだが、当初の計画より到着が早く、まだ余裕があるため予定通り一ノ倉岳に向けて進む こちらは積雪20㎝ほどのところが多いが先人の足跡がしっかり残っているので、それを利用して進む 鎖場がいくつかあったが、積もった雪が溶けだしたものが深夜から朝にかけて凍ったと思わる岩肌だらけで、足の置き場やしっかり体を支えられる物を掴むことに神経を使った こんな山歩きをするのはいつぶりだろうか でもこの緊張感が楽しくもある 約150m降りてまた150m上ってやっと一ノ倉岳へ到着 山頂は扉が破損している小さなシェルターと山頂標識がある シェルターの扉前には雪が堆積しており、扉を開けるのには時間がかかりそう 休憩できそうな場所もないため、立ったまま持参したパンを食べるも風が冷たくて寒い 早々に引き返す また凍結した鎖場をよじ登ったりするのはなかなか心身共に疲れた 戻りのトマの耳や避難小屋周辺は昼食を摂る登山者で賑わっていた トマの耳で休憩した際に酸欠かと思えるほど息が上がってしまっていて、10分ほど動けなかった 一ノ倉からトマの耳まで一気に戻ってきたせいだ 深く深呼吸を繰り返し意識的に酸素をとることで落ち着いた 疲労に気が付かず歩き続けて酸欠気味になったり、水分不足気味になってしまう癖があるので、気を付けなければならない そこからはだいぶ疲労を感じてきたので休憩をこまめにしつつ下山 帰りもロープウエイを利用し、一人だけの室内で余韻に浸った 下山後は空腹もあるけれど、まずは汗を流したいのですぐ近くのホテル湯の陣へ 広い露天風呂でゆっくりと疲れを癒すことができた ゆっくりしすぎたせいで、目的だった蕎麦屋はどこも閉店してしまい、この日は和食のファミレスで済ますしかなかったのが心残り 谷川岳 ロープウエイもあり登山者も多いという情報から観光地的な雰囲気かと思っていたけれど、季節的なこともありしっかり登山を楽しむことができた また違う季節に来てみたい しかし、距離や標高、コースタイムの数字以上に足にきた山行だった... #私がみつけた群馬2025