赤岩尾根で鹿島槍ヶ岳(南峰)へ
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳
(長野, 富山)
2024.05.04(土)
3 DAYS
鹿島槍は以前GWに南尾根から登ったことがあるけど今回は赤岩尾根から。今年は異常な暖冬で雪解けが早そう。
関西からの車組がいないため私とGさんは新幹線と高速バスを乗り継いで、高速のパーキングのバス停で拾ってもらうことにした。GW4連休の初日とあって高速が渋滞💦バスは1時間半ほど遅れた。途中スーパーで食材をゲットして大谷原登山口へ。朝家を出て丸一日かかりました😅
【1日目】
4時起床、6時過ぎに出発。長い林道を歩いたら堰堤の下のトンネルを通る。出口は深い積雪が迫っていて壁に手をついてよじ登る。帰りはコンクリ壁と雪壁の間が狭い通路になっててそこを通れました。
残雪が途切れ途切れで、残雪の端は下が空洞になってたりするので踏み抜き危険。かなり厄介だったけど帰りはもっと大変だと後で知ることに。途中道を間違え不安定な斜面をなんとか登っても薮に引っかかりまくり結構時間がかかった。
11:40頃、高千穂平へ到着。テント張れるところを探して、ピーク手前の風が避けられそうな場所に2張り張った。平という名前の割に狭いとこだなぁと言ってたら翌朝にピークを越えた辺りに適地があった😅この日は誰も来なかった。
雪でベンチと低いテーブルを作ってビールで乾杯🍻最近ロング缶持ってくのが習慣になりつつある😁みんな各自ソーセージを買ってて食材用のソーセージもあり被りまくってるので切ってマヨネーズをつけておつまみに。雪で水を作ったら晩ご飯はアルファ米のカレーピラフとハンバーグ。ワインを飲んだら翌日に備えてまだ明るいうちに就寝。
あちこちで落石が起こってるみたいで雷鳴のような音が何度も。鹿島槍の下の方の山肌にズルズルと滑り落ちていく黒い土も見えた😨
今回も3シーズン用シュラフにシュラフカバー代わりのエスケープビビィ。なぜかあんまり眠れず細切れに寝た感じ。
【2日目】
翌朝は2時起床、4時過ぎにアイゼン付けて出発。最初だけ雪があるが尾根は夏道がかなり出ていて、急登を登ってると日の出の時間に。休憩兼ねてご来光鑑賞。その後一番の急登に差し掛かるとストックをピッケルに変えて登る。そして問題の雪渓のトラバース。先頭の先輩がステップを作ってくれるので慎重に後に続く。一回目の後、2回目は短いトラバース、3回目は結構長い。それが終わると冷乗越に出た。目の前に劔が見えて絶景❗️
冷池山荘の前を通り布引山へ行く途中でアイゼンを解除した。この辺りから雷鳥さんが何匹も現れ、登山道に出て来て真横で草を食べてたり、その後登山道を雷鳥さんについて歩いたり、つがいの雷鳥などたくさん近くで見ること出来て足止めをくう☺️
最後の登りを制したら鹿島槍南峰へ到着❗️
北峰の下にキレット小屋、五竜から先の後立山、妙高に。反対側は爺ヶ岳、針ノ木、遠くに薬師岳、槍穂高、乗鞍岳など最高の景色✨
景色ゆっくり堪能したら下山。テント場にいくつかあったテントも皆さん下山されたようでなくなってました。冷乗越でアイゼンとピッケルにしてトラバースへ。気温が高いせいで歩いてきたトレースもうっすらとしか残ってなかった。急登の斜面はバックステップでゆっくり下りました。
日の出を見た場所でアイゼンを解除してテント場へ戻ってきた。まだ時間も早いのでのんびりウイスキー・ティータイム☕️ この日も早めに夕食を食べて就寝。
【3日目】
最終日も2時起床、朝食のラーメンを食べたら撤収して4時過ぎに出発。この日は風が強く天気もイマイチの予報。堰堤まで下ったら後は林道だし♪と思ってたら残雪途切れ途切れの下りは舐めたらアカン🤣
スタートしていきなり倒木がこんなとこあったっけ?藪漕ぎしながら登山道に復帰。すぐに急斜面に出た。ここは行きしなに見えた壁のような斜面やん。まだ暗い中、ロープとカラビナで下る。思わぬ雪山訓練が出来てラッキー😊
私は2番目を歩かしてもらってたのでまだマシだったけどそれでも落とし穴に何度かハマり最後は左足が抜けなくて往生した🤣腐った雪でも登りは問題ないけど下りは大変やね。前日アイゼンで木の根っこがあるような歩きづらいところを歩いていたせいか左足首に違和感があり、それをかばってたからか今度は右膝が痛くなった。
無事堰堤の西俣出合まで下りて長い林道を歩いて駐車場に戻りました。
GW最終日ということで混雑が予想されるためお風呂にも入らず塩尻駅でホームに入ってきた特急に飛び乗り(自由席空いてた)、新幹線を乗り継いで帰宅しました。