チェックポイント

DAY 1
合計時間
8 時間 3
休憩時間
40
距離
15.2 km
のぼり / くだり
1618 / 1618 m
40
12
26
34
54
41
33
22
17
8
30

活動詳細

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「道の駅 しなの」での車中泊、3時に目が覚めた。 昨日、火打山まで歩いた疲れが残っており、すぐに起き上がりたくない。 お盆休暇は明日まであるから、あと半日ぐらいは時間をつぶせるが、コロナに感染防止の為、観光地などの人混みへは行かない事にしよう。 帰りがけ、福井県辺りで、低山を散歩するのもいい。 カーナビに帰りのルートを入れたら、逆向きに北上するコースを示した。 えらく遠回りだな、じゃあ、一昨日に滞在していた北アルプスの風景をもう一度眺めてから、糸魚川経由で帰る事にしよう。 夜が明ければ、混み合うので、夜中の内に移動していこう。 道の駅を出発し、明け方には、再び白馬へと戻ってきた。 峠を越えたところで、キリッとしたアルプスの山脈が見えた。 何度見ても、絵になる風景、今日も良い天気かー。 すぐ目の前に、2日前に散歩した五竜岳登山口がある。 ちょっと尾根を目指して散歩してみようか。 → この安易な考えが、後々自分を苦しめる事になる。 コンビニで朝食を買い、がっつり口の中へ押し込んだ。 五竜ロープウェイの待合室では、運転開始を待つ登山者が20名ぐらい待っておられた。 みなさんに続いて、乗り場まで歩いて行く。 そうだ「登山届を書かなきゃ」! うーん、どこまでにしよう。えーい、山頂まで線を引いてしまえ。 係の人から「山頂まで行かれるのですね?大変険しいから気をつけて下さい」 植物園のリフトを降りた所から、登山道へと歩き出す。 足がだるいなりに、ゆっくりと、山々の風景を堪能する事にしよう。 約3時間経過した頃、五竜小屋が見え始めた稜線手前の急傾斜で、足があがらなくなってきた。 岩に腰掛け、何度も休憩。足を伸ばしたり、立ちくらみもする。 まずい、体調が悪くなったから引き返そうか。 頭の中で計画を練り直してみる。 今、10時半。山頂小屋まで、あと30分ぐらいか 下りのリフトの時間から逆算すると、こんな行程か? 11時 山頂小屋 12時 五竜山頂 13時 山頂小屋から下山開始 16時 ロープウェイ乗り場 もう、疲れていたとしても、歩き続けなければ、間に合わない行程となる。 ここで諦めて下山するのが、正しい選択だろうが、もう山頂小屋が見えているのに、なんとも悔しい。 とにかく、山頂小屋までは、向かってみる事にした。 いったん「白岳」という小高い丘へ上がり、山頂小屋へと降りていく。 五竜小屋に着いた。 ベンチに腰掛け、小屋で購入したお茶を飲んだら、すごくおいしかった。 道中に飲んでいた、ポカリは口に会わなかったから塩分が高すぎたのか。 20分ほど休憩すると、楽になった。 山頂まで向かう事にした。コースタイムは1時間だから、けっこうな距離だと思う。 だんだんと険しい岩地帯になってきた。 えっ、どこが道? よくみると、岩に○や矢印が書いてある。 予想していたより、かなりハードな岩地帯を通過し、何とか山頂へ到着。 山頂の指標に手をついて、猿のように反省。 やはり、生半可な気持ちで登ってはいけない山でした。 コースタイムより20分早く登ったから、先ほどの、休憩時間は取り返せた。 だけど時間はない、さっさと下山します。 キレット分岐での絶景に、思わず足が止まる。 オー! これが鹿島槍行きの稜線か。 天候が悪化すれば、一気に過酷な状況に陥りそうな尾根だ。 凸凹を越えようとした所で、雷鳥がお見えでしたので、スマホで動画を撮影。 →動画を掲載しました。 こんな標高の高い所で、冬季は風速50mぐらいになるだろう、どうして暮らしているのか。 なおも岩をクリアしながら進む。 きわどい岩肌で、すれ違った人に思わず「キレッキレの道ですね」と伝えると 「不帰ノ嶮よりも、こっちの方が迫力あると思う」と仰った。 小屋まで戻ると、食欲はなかったが、栄養補給の為、おにぎりを2個、お茶と一緒に流し込んだ。 さあ下山だ、登る時よりも相当速いペースで降りなくちゃ。 最初は、大きな岩やロープをたどる歩きにくい道だが、それを抜けると、楽になってきた。 登るときに感じたあの怠さは何だったんだろう。高山病にでも掛かっていたのか? 1時間ぐらい歩いた所で、残りの距離とタイムリミットを確認。 さらに、1時間歩き続けたところで、若干時間に余裕が見えてきた。 15:40にリフト乗り場へ到着。(最終便の16:15には間に合った) やっぱり、時間に縛られた登山はいやですね。 だけど、ある程度の決まりを作っておかないと、俺みたいな安易な登山者を制御できなくなる。 ベンチにリュックを下ろすと、急に気が楽になった。 やっぱり、北アルプスの山は、軽々しく登らせてくれない。 リフト乗り場の1階にある温泉に入り、乾いた服に着替えた。 本日のうちに、少しでも西へ(帰路方向)移動して置こう。 糖分が足りなくなったのか、無性にアイスが食べたくなり、国道沿いのコンビニで、バニラを購入。 あとは、ハム,サラダ,オレンジジュース,を買い、車の中でむさぼり食うと、すぐに出発した。 疲れているだろうから、とりあえず高速のPAで横になろうと、糸魚川インターで高速に乗った。 夕方から雨模様になり、雷が光っていた。 翌日の昼頃、帰宅した。 5日間の車中泊に慣れてしまったのか、自宅のベッドには違和感があった。 今回の五竜岳からは、登山とは何だろうと、改めて考えさせられた。 低い山も高い山も、登れば何か経験させてくれる。 山に感謝。

鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 早朝、車で移動中、峠を越えたところでアルプスの山塊が見え、車を停めて撮影。
早朝、車で移動中、峠を越えたところでアルプスの山塊が見え、車を停めて撮影。
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 -登山開始-
2日前に行くのを断念した、唐松岳からキレット辺りの稜線か
-登山開始- 2日前に行くのを断念した、唐松岳からキレット辺りの稜線か
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 2日前に唐松岳へ登ったルート「八方尾根」
2日前に唐松岳へ登ったルート「八方尾根」
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 ハイキングコースから登山道へと入って行く
ハイキングコースから登山道へと入って行く
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 鹿島槍方向への縦走してみたいが、どこかで宿泊する必要がある。
鹿島槍方向への縦走してみたいが、どこかで宿泊する必要がある。
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 南方向、「大川沢」と呼ばれる谷
南方向、「大川沢」と呼ばれる谷
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 登山道は「遠見尾根」と呼ばれる稜線
登山道は「遠見尾根」と呼ばれる稜線
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 近くに見えるが、鹿島槍ヶ岳かな
近くに見えるが、鹿島槍ヶ岳かな
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 山の間に小屋が見えた
山の間に小屋が見えた
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 そこに見えるのに、流石は北アルプス,見た目以上に遠い
そこに見えるのに、流石は北アルプス,見た目以上に遠い
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 鹿島方向は変化に富んだ山容
鹿島方向は変化に富んだ山容
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 「あの雪渓2カ所に熊がいる」と指さす人がいる
「あの雪渓2カ所に熊がいる」と指さす人がいる
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 黒い物が動いているが、正体不明
黒い物が動いているが、正体不明
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 小屋手前にある「白岳」から
小屋手前にある「白岳」から
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 ここを下って、五竜小屋へ
ここを下って、五竜小屋へ
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 五竜小屋へ到着。西方向
五竜小屋へ到着。西方向
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 小屋から、五竜岳へ登りはじめの道
小屋から、五竜岳へ登りはじめの道
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 真下を写しています。雪渓の真上?
真下を写しています。雪渓の真上?
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 険しい岩を這いつくばって進みます
険しい岩を這いつくばって進みます
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 疲れた体で、岩帯を進んで行った。良い経験をさせていただいた。
疲れた体で、岩帯を進んで行った。良い経験をさせていただいた。
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 山頂から西方向
山頂から西方向
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 山頂から北方向
山頂から北方向
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 五竜手前のピークから山頂へと続く岩
五竜手前のピークから山頂へと続く岩
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 鹿島へと続く稜線。
鹿島へと続く稜線。
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 次回は、キレット方向へ進みたい
次回は、キレット方向へ進みたい
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 山頂から少し下ったこの辺りで雷鳥を映しました(動画参照)
山頂から少し下ったこの辺りで雷鳥を映しました(動画参照)
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 来るまでは、こんなに迫力ある岩場だとは思わなかった。
来るまでは、こんなに迫力ある岩場だとは思わなかった。
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 山頂から下って行くと、小屋が見えてきた。
山頂から下って行くと、小屋が見えてきた。
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 山頂から下山開始
山頂から下山開始
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 急いで下って行きます。
急いで下って行きます。
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 長い下りを降りきったところにある、ゴンドラ乗り場は、まだ標高1500mもある。
長い下りを降りきったところにある、ゴンドラ乗り場は、まだ標高1500mもある。

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