活動データ
タイム
08:55
距離
21.5km
のぼり
2176m
くだり
2173m
活動詳細
すべて見る戸倉三山へ登ってまいりました。戸倉三山はあきる野市にある臼木山(標高842m)、市道山(同795m)、刈寄山(同687m)の総称です。三山の尾根伝いに戸倉城山と今熊山があり、あわせて登りました。 戸倉三山の尾根は、鎖場や大きな岩場はなく、道はよく整備されていて特に危険な箇所はありませんが、ほぼ全行程にわたって大小のこぶと鞍部を繰り返し繰り返し超えていくという体を鍛えるには絶好のルートとなっています。言い方を変えますと滅法疲れるということです。 分岐点には道標があり、それに従って進めば間違えることはありませんが、一部判断に迷う道標や道標のない巻き道の分岐点、踏み跡のある個所もありますので地図の確認は必要です。 三山には茶店や水場、トイレはありません。刈寄山山頂は多少広く、ベンチと東屋がありますが、臼杵山と市道山は山頂が狭いこともあり何もありません。なおトイレについては戸倉城山には山頂すぐ下にあり、ネット情報では今熊山にも山頂下分岐の近くにあるとのことです。 戸倉城山の登山道は現在、十里木、荷田子からは通行可能ですが、西戸倉からは2020年4月25日現在、通行止めです。東側の光厳寺から登ろうと計画しましたが、通行止めという情報と通行できたという情報があり、現地で判断することにしましたが、幸い通ることができました。 今回歩いたルートは一部コースタイムのデータがないため別ルートの話をしますが、元郷から三山を縦走して今熊山登山口に下山した場合、yamakeiのデータによりますとコースタイム7時間30分、距離約14.5㎞、累積標高差△1572m、▽1603mです。奥高尾を和田峠から出発し陣馬山~景信山~小仏城山~高尾山を経て高尾山口に下山した場合は、コースタイム5時間53分、距離約15.2㎞、累積標高差△874m、▽1382mです。距離に比して標高差が大きいのがおわかりいただけるかと思います。そんなわけでちょっくら戸倉のつもりがぐったり戸倉になりました(笑) 三山からの眺めは、植生で方向は制限されるもののそれなりに得られます。また戸倉城山からは眼下にあきる野市、遠くは都心のビルなど東方向の景色を楽しむことができます。登山道からは部分的に見晴らしのいい場所がありますが、総じて植林の中が多く眺めは良くありません。 現地へのアクセスについてですが、最寄のバス停はコースによって檜原街道上の十里木、荷田子、元郷のいずれかと、秋川街道上の今熊山登山口です。下山後のバス停はそれぞれ逆となります。戸倉城山もコースに入れるなら西戸倉のバス停もありますが、先ほど説明しましたように西戸倉からの登山道は現在通行止めとなっています。マイカー登山の場合は十里木、今熊神社、広徳寺の駐車場などが便利です。今回は周回コースに戸倉城山も入れようと広徳寺の駐車場を利用しました。 この日は晴天で行動中は暑くも寒くもなく、歩きやすい天候でした。山で出会ったのは市道山山頂で単独登山者3名、刈寄山で1家族と山頂で休憩中の方1名、今熊山下山中に登ってくる2組と下山者2名で、戸倉城山~臼杵山では誰にも会いませんでした。7時半に出発して16時までには下山するつもりでしたが、出だしから道を間違えたのに加え、アップダウンの繰り返しでペースが整わず、休憩するべきタイミングもずれてしまって体力を消耗し、30分予定より遅くなりました。 登山の目的は人それぞれですが、率直に申し上げてstoicに体を鍛えるという方を除いては戸倉三山縦走はお勧めしかねます。stoicでない方は縦走ではなく、例えば今熊山(~刈寄山)と金剛の滝や小峰公園などを組み合わせたり、戸倉城山(~臼杵山)と払沢の滝を組み合わせて歩かれたほうが見所があって楽しめるかと思います。 25枚目の写真の説明で誤りがありましたので訂正しました。(2020/4/28)
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