活動データ
タイム
08:17
距離
13.1km
のぼり
1087m
くだり
1081m
活動詳細
すべて見る今週は奥秩父主脈に鎮座する「笠取山」へ。 タイトルの奇跡の山行ってまた大袈裟なタイトルだと思われるかもですが、正に奇跡としか言いようのない出会いに私自身も驚いた1日でした! 今回も青梅の自宅を朝5:50に出発。 7:15頃に笠取山の登山口のある作場平駐車場に到着していつもの様に朝食を終えて出発準備をしていると一台の車が入ってきました。 男女の登山者さんが出てきて私達とほぼ同時の出発で歩き始めることに。 歩くのが遅い私達からはあっという間に見えなくなるお2人。 しかし30分ほど歩いたところのヤブ沢と一休坂の分岐のベンチで休憩されていたのか追いつく。 そこで奇跡が起こる。 挨拶から始まり男性登山者Aさんから 「どちらから?」 なんて山ではよくある会話。 ちなみに山あるあるの「どちらから?」は「どちらの町から?」のパターンと「どちらの登山口から?」のパターンで噛み合わない時がある笑 話しを戻して 私「青梅からです。」 と言うとAさんも以前住んでいたそう。 私「へ〜!どの辺ですか?」 Aさん「N町」 なんと、今私達の住んでる町! 私「三丁目です〜」 なんと、同じ町内だそう。 Aさん「N歯科の辺」 N歯科は我が家の斜め前! この辺からなんとも言えないザワザワした心境に。 ご近所の知ってる方の名前を出すと全員知っている。 私と妻は顔を見合わせて驚く。 まさか… 我が家は賃貸の一軒家。 私「HさんとRさんの間の家です。」 やはり!Aさんの住んでいた家もそこ。 今私たち夫婦が住んでいる家にAさんも住んでいた… その場にいた一同が驚きの声を上げた。 すかさず私「Aさんですか?」 なんと私はご近所の方に聞いた以前今の家に住んでいた方の名前をなぜか覚えていた。(しかも前の住人のさらに前の住人の名前) 正にAさんその人だった。 同じ家に今住む住人と以前の住人でありつつ見ず知らずの人が、なんの関わり合いもなく同じ日に同じ山の同じ登山口から同時に出発して挨拶を交わしてその事を知る。 こんなドラマでも大分無理な設定だとツッコミたくなることが現実に起こったことに言いようのない興奮を覚える。 Aさんは今は山梨県に住んでおられて今日はそちらからということなので、私達とは反対から来られたそう。 その後も初対面では成立するはずのない話に盛り上がりました笑 そんな出会いに夫婦共々驚きつつ今回の山行は本当に楽しいものとなりました。 最近は大月市の秀麗富嶽十二景が多かったのでと、今回は赴きを変えて笠取山のある奥秩父山塊へ。 夫婦では奥秩父山塊は西沢渓谷を除き初めての山行です。 水干で有名な笠取山は傘の様な形の山、昔この辺で出会った人達が傘を取って挨拶をしたからこの名がついたとか。 明治11年に地元の猟師によって発見された水干があり東京都の水源林となっている。 その為東京都水道局によって整備されこの一体は非常に歩きやすく自然が素晴らしい山でした。 70%を占める天然林にはいっさい手をつけず伐採せず、残る人工林は奥地林とその他に分け、間伐と植林で理想的な混合林を作っているそうだ。 流れる沢の清涼感を感じつつミズナラの天然林を越えると笠取小屋へ。 綺麗に整備されたテント場やトイレもありました。 そこを越えると一気に視界は開けて笹の広がる高原へ。 周りの山々が見渡せる展望も見えてきました。 三つの大きな河川の分水嶺にも位置する丘を越えると見事な笠のカタチをした笠取山の急登が目の前に。 急登を登っていくと徐々に見えなかった遠くのアルプスや富士山の全景が見えてきます。 古い本で読むと眺望のなかった山頂も今は大絶景。 今日は昨日の雨もあって済んだ空気でクリアな富士山を撮る事が出来ました。 反対斜面に下山して水干へ。 普段は枯れていることが多い様だが今日はしっかり滴っている! この一滴があの多摩川になっていると聞くが、実際に見るとやはり感慨深い。 先ほどの出会いや絶景の富士、水干の一滴と言い今日はホントに運が良いねと妻と2人上機嫌。 歩きやすくまだまだ妻も元気だったので雁峠とその先の燕山へ足を伸ばしてみることに。 しかしこれが意外と大変でさっきまで上機嫌だった妻が本日も愚痴モードに… なんとか励まして燕山へ。 展望ないかと思いきやここからもなかなかの展望でした。 奥秩父主脈を少しながら縦走できた満足感。 珍しく妻がまた来たいと言った山となりました。
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