大人の遠足 六甲比命大善神社を訪ねて

2024.04.25(木) 日帰り

活動データ

タイム

04:54

距離

10.7km

のぼり

764m

くだり

817m

チェックポイント

DAY 1
合計時間
4 時間 54
休憩時間
1 時間 10
距離
10.7 km
のぼり / くだり
764 / 817 m
35
1 38
16
35

活動詳細

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登山道は危険箇所は別段無し 気温が高くなっていて蛇の活動が盛んになっています 本日は2匹の蛇に遭遇しましたが幸いに青大将 六甲はマムシが普通に登山道にいるのでお気をつけ下さい トイレは記念碑台、ケーブル山頂駅、ケーブル下駅に有ります ケーブル下駅に下山した時に定番になっている六甲道駅前の立ち飲み屋にて1人反省会 昨年の夏頃からご無沙汰していましたが少し値上げしていました 天気は晴れ 上空にはグレーの雲が広がっていましたが日差しが降り注ぐ良い天気 気温は12度~17度 歩くと汗が吹き出す陽気 自宅が阪急沿線なので阪急御影駅より歩いて東灘警察署前より38系統で渦森台4丁目で下車 下山はケーブル下駅よりバスで六甲道 六甲比命大善神社の解説 六甲山吉祥院多聞寺奥ノ院 六甲比命大善神社の由来 古代六甲山は、山岳仏教・修験者の山 六甲山には、随所に巨岩がそそり立ち、修験者が荒行する格好の地形を備えており、霊場に付き物の天狗岩、天狗谷、天狗の鼻と言った地名が多い。 植林が進み雑木に岩石が隠れて残念な気がする。 修験者は、平安初期の山岳密教から派生した修験道の行者である。当時、真言宗・天台宗が 山岳密教を代表する宗派で、古寺山の多聞寺、摩耶山の天上寺が、此の地帯の山岳仏教を代表する寺院である。 役の小角は、この山を大峰山と同じく日本の行者の七修行場の一つとして開発している。 即ち鷲林寺から東六甲を登り頂上の石の宝殿に至り、それから西へ進んで住吉越道を横切り、尾根伝いに、ここ多聞寺奥ノ院一帯、 三国岩等の行場に至り、唐櫃越 (からとごえ)を下って唐櫃村の修験宿、 四鬼山伏の総家に到着するのがいわゆる六甲修験道の通路であった。 六甲越えの上唐櫃から山上の前ヶ辻に出る唐櫃道がある。別名行者道といい、山頂近くに行者堂がある。 周辺にも巨岩重なる岩場があり、修験者の修行場であったといわれる。 多聞寺と六甲山 多聞寺は、孝徳天皇の頃 (645年) インドより渡ってこられた法道仙人の開基と伝えられている。 元は、現在の場所から東向かいにある古寺山々頂にあった。 西宮の廣田神社の神奈備山の甲山の山頂 六甲修験入ロの鷲林寺と、東西ラインで並ぶ位置関係であった。 その山頂には寺院跡らしい遺構が残っている。 858年、 荒廃した多聞寺を高野山の長善阿闍梨が復興した。 更に 1177-80年政権を握った平清盛は、京都から都を福原に遷都した時、 六甲山が新都の鬼門に当たるとし、 古寺山を鞍馬山になぞらえて多聞寺を新都の守護寺として、 千町歩の寺領を寄進し、 八寺坊を建て、多くの僧を集めた。 また鞍馬の大原、 八瀬の住民を唐櫃に移住させたので、麓の坂本は門前町となり、 大いに栄えたという。 1184 年源平合戦に於いて一の谷合戦の際、 平家ゆかりの古寺山多聞寺は、 道案内に応じなかった為、 多田源氏に焼き払われたが、 大原から移住した多くの人たちは、此の地に残り永住した。 唐櫃に残っている独特の風習はその子孫によって伝えられて来たものといわれている。 その後長い間、鎌倉幕府の統治下では再建が許されなかったが、1462年(寛正3年) に上唐櫃に再建される。 現在の本堂は1690年に中興の祖了円が再建したものである。 [宗派] 六甲山真言宗 [本尊] (秘仏) 毘沙門天 (北方を守る神. 別名: 多聞天)、吉祥天、善膩師童子 [脇仏] 四天王 帝釈天に仕える4 神 (持国天、 増長天、広目天、多聞天) 法道 多聞寺住職 越智一八 078-981-5001 仙人、 大日如来、 不動明王、 観音菩薩 弘法大師 行者堂 行者堂には役小角 (エンノオジヌ) とその前に後鬼 (左)と前鬼 (右) が祀られている。 前鬼 : 鎌を持っている。 役行者のために, 熊笹などを切り開いて道を作る。 後鬼: 水筒を持っている. 役行者のための水筒を持つ。現在のものは、1804 年に作り替えられた物である。 お堂も近年再建されているが、 軽量形鋼浪板製になっている、時代の趨勢かちょっと残念である。 昔は白壁のお堂で、風情が有ったが一一 毎年2月11日に催されていた多聞寺の「お塔祭」には儀式も烏帽子、直垂 (ひたたれ) 裃(かみしも)装束で行われ、古式その儘(まま)だったそうである。 このお塔祭を取り仕切るのは四鬼本家で、 四鬼家は昔奈良県吉野郡天川村洞川から修験者として、この唐櫃に移り住んだと言い伝えられている。 昭和初期まで、行者堂の前庭で大護摩法要が営まれていた。 昔は、ここから多聞寺のお塔祭りに寺入りをしたそうである。少し前まで、祠の前の石組みの護摩壇で、初夏の頃に、護摩法要が行われていた。 仰臥岩ヶ岩 雲が岩周辺は、山号六甲山 吉祥院多聞寺の奥の院である。六甲山カントリーハウスの南山頂部に位置する仰臥岩に祀られている神は、雲ヶ岩八大龍王、熊野権現、 仏眼上人 (聖徳太子廟の叡福寺僧侶) 花山法皇(西国三十三所を復興した第65代天皇)である。此のあたりは、少し観光コースから外れていて、俗化から免れていて深山の趣が残っている。 海抜 913m、六甲最高峰 (931m)に次ぐ高所で、巨岩・奇岩塁々と重なり合っていて、 中国地方の連峰、摩耶、 淡路島 瀬戸内海、 北神地方の町々を一望出来、 裏六甲景観を賞する絶好のパノラマゾーンである。 少し下方に雲ヶ岩があり、法道仙人が此の地で修行中、紫の雲に乗った毘沙門天が、此の岩の上に現れたと言 はれ、紫雲賀岩と呼ばれていたが略して雲ヶ岩となったようだ。昔は此の付近も多聞寺の修行場であった。 江戸時代初期には、お祭りが行なわれていたようだが、近来まで中断していた。 心経岩 多聞寺奥ノ院の登り口の少し上、木立の静寂の中に、 心経岩がある。 昔、法道仙人の時に般若心経を彫られた岩は、長い年月で風化してしまったとか。 現在有るのは、大正5年に彫り直されたものである。 此の岩は、落雷により大きな花崗岩が半分に割れたそうである。 幅6.5m 高 5.5m 500ton もあるだろうか。 その岩に「摩訶般若波羅密多心経」 が彫り込まれている。 此処では毎年10月六甲山と周辺在住の人達を中心に、六甲比命大善神社のお祭りとして護摩供養が行われている。 六甲比命大善神社 岩と心経岩の中間に、 磐座を御神体とする六甲比命大善神社の社がある。拝殿より下方の兎をかた どった大巨岩もご神体である。 心経岩が整備された時に小祠が設けられた。 昭和43年6月に新築され、 階 段も新設された。 現在有るのは、拝殿と階段は六甲比命講と近隣の人達の協力により、平成8年11月 20 日に落慶、本殿は全国の崇敬者の寄進料により、 令和元年9月29日に造替された。 932671590444&zoom=15&size ◎祭神について: 弁財天(吉祥天) を祀る。 六甲姫 (六甲比女)とも言われている。 淀姫とも伝わる。 俗称ヒメさんと呼んで、親しまれている。 3月21日が古くから神社に伝わる御縁日である。 六甲山はかつて向か津 (ムカツ) 峰、 武庫山とよばれ、 西宮の廣田神社の社領であった。 甲山神呪寺、 山号六甲山の鷲林寺ほか、多くの六甲山周辺社寺で弁財天が祀られているが、「神呪寺史」「元亨釈書」によれば弁財天女は廣田明神=撞賢木厳之御魂天疎向津媛(ツキサカキイツノミタマアマサカルムカツヒメ)である。ムカツとも読める 「六甲」 の山の弁財天を祀る六甲比命神社との関連がうかがえる。 また廣田神社祭 神とかかわる鷲林寺の乱 (ソラン) 荒神は、 宝塚市の清三宝荒神と同じ神だとする説がある (鷲林寺藤原住職の説)。神道五部書を紐解けば、 伊勢神宮荒祭宮に祀られる向津姫は瀬織津姫と同じ神とある。 平成 23 年(2011年)、 『記紀』 では全く不明であったが、ホツマツタヱに基づく検証により、祭神の六甲比命とは、瀬織津姫であることが判明した。 六甲の山名由来もこの磐座神社にあると比定された。 翌 2012年3月4日に開きが催され、以後、この磐座神社の存在が広く知られるようになった。 特に祭神の水の御神徳は、古くから六甲山を水源とする有馬温泉、 灘五郷の酒造に用いる夙川の伏流水の宮水、 KOBE WATER として世界の船乗りにも知られる布引の滝の水等に顕現している。 神社の存在が長らく秘されていたため、周辺住民は、 水の御神徳に限らぬ六甲比命大善神による多大な恩恵を受けてきていることを知らぬままであったのである。また、六甲比命大善神社から夏至の日の出方向に六甲山頂、石の宝殿(祭神六甲山大権現、菊理姫)清荒神 (旧清)、そして京都祇園祭の鈴鹿山(祭神: 瀬織津姫) が並び、 真北に花山院菩提寺が位置し、南には六甲八幡神社、東には六甲山カンツリーハウスの丘に天穂日命の磐座、 西宮市北山緑化植物園内 の太陽石 (勾玉の形) が、 それぞれ位置するのは興味深いことである。 ◎参考文献・資料 「有野村誌」 「住吉村誌」 「神呪寺史」 「乱神と鷲林寺」 「昔と今」 六甲会発行 「住吉村誌」「神呪寺史」 「麁乱神と鷲林寺」「昔と今」六甲会発行 「大日本地名辞書 」 DVD 「六甲比命大善神社と瀬織津姫」 六甲比命講サイト https://rokkouhime.wordpress.com/

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