活動データ
タイム
04:05
距離
8.5km
のぼり
623m
くだり
623m
活動詳細
すべて見る【弘法大師(空海)ゆかりの裳掛(もかけ)地区】 岡山県瀬戸内市の東端一帯を裳掛(もかけ)地区といいます。 2019年1月21日は裳掛地区西部の福谷エリアを訪問しました。 https://yamap.co.jp/activity/3015300 今回訪問したのは東部の虫明(むしあげ)エリアです。 裳掛(もかけ)の名は、間口(まくち)という集落の入江に裳掛岩という岩があり、 ここに弘法大師が衣(=裳)を掛けて干したという伝説に由来します。 この衣を洗って黒くなった井戸が“黒井”と呼ばれました。 今回の出発点となった等覚寺境内にこの井戸があります<写真04,05>。 これが山号(黒井山)の由来ともなっています。 弘法大師が間口集落の家で物干し竿を求めたところ拒まれたので、 仕方なく裳掛岩に衣を干したと言われています。 間口集落と裳掛岩は地図を[全画面表示]にして、 今回の出発点(E)を南にスクロールすると、その位置を確認することができます。 【この地区3座目の龍王山は“りゅうおう”ではなく“りおう”⁉】 備前市と瀬戸内市の境付近に“龍王山”と名の付く山が3座あります。 一つは西大平山の東北東にある龍王山、 一つは四辻(よつじ)山の東にある龍王山、 そして、今回訪問した玉葛(たまかずら)山の北西にある龍王山です。 この龍王山は地図上には名前がなく、しかも標高が記載されていません。 ところが、麓には分かりやすい道標<写真13>と、頂上には展望台が設けられています。 むしろ、他の龍王山2座より明らかに存在感があります。 ところが、この龍王山、読み仮名が“りおう”となっていました。 経緯は不明ですが、おそらく地元の訛りだと思われます。 そして、展望台には「お母さん鯉のぼり」だけが泳いでいました。 そういえば、自分たちが音楽を習った頃の鯉のぼりの歌には、 泳いでいるのはお父さんと子供たちだけです。 あとから、2番の歌詞にお母さんが付け加えられたようです。 りおう山頂上に単独で舞っているお母さん鯉のぼりは、 もしかして、母親に対して感謝の意を表すという意味が込められているのでしょうか。 いろいろと、想像を掻き立てられました。 【玉葛(たまかずら)山と妙見山は見て楽しむ山】 玉葛山と妙見山の登山ルートは地形図上に道がなく、 しかも、YAMAPの地図も利用できない超マイナーなルートです。 ところが、所々に道標がついていたり、道がよく整備されていたので、 特にルートファインディングに困ったということは、ほとんどありませんでした。 妙見山から179.1m三角点峰にアタックしようとして ヤブに突入しそうになり、天候悪化が予想されたためすぐに中断し引き返したり、 黒井集落の赤池まで下りてきて、途中やや道が不明瞭になったりした以外は楽な山行ができました。 今回、この2座を八の字型(=めがね型)に歩いたので、 いろいろな角度から、玉葛山と妙見山を眺めることができました。 その結果、玉葛山は北西方面から、妙見山は南西方面から見ると、 魅力的に映ることがわかりました。 天候はよくなかったので、瀬戸内海や遠方の景色は霞んでいましたが、 その分、却ってコース上にある山の魅力を楽しむことができました。
動画
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