高嶺の花子さん

今回もいつものお仲間と鳳凰三山へ。 甲斐駒に行こうと話をしていたらあっさり天気に振られ、お仲間の判断で鳳凰に変更。これがまた英断で、結果とても濃厚でハッピーな山行に。(定期ポ 初日は徐々に風の強くなる予報だったので、早朝に夜叉神峠登山口をスタート。南御室冬季非難小屋が空いてることを願いつつ出発。スタート時、薬師小屋までいくという重装備のお若いお二人組を見かけてなんとなくほっこり。体力気力マシマシのお仲間Y氏・S氏に引っ張られながら、明るい曇り空の下、風も雪も殆どなく快適に樹林帯を、ただしじわじわ笑、進む。苺平ではお仲間が🍓を買ってきてくれていていただく。これがとても甘くて感動。 非難小屋に着くと、幸い我々のみ。お仲間2人が水場を掘り起こしてくれる。小屋内に入り、各々簡単に昼食をとり、暖をとりながら談笑。 夕方は本日のメインでありこの旅のハイライトの一つ、もつ鍋パーティ。お仲間Y氏が準備、荷上げしてくれた一藤のもつ鍋、それに豚肉、お野菜、餅に麺と最高の流れ🍲🐖これもまた美味しくて、3人で感動しながらたくさん食べる。これまた下界より美味しかった記憶😇満腹になり、自然と眠くなり就寝。夜中、暖かい寝床を抜け出して小屋の外に出ると、雲はなくなり明るい月と星が綺麗。 2日目は鳳凰三山、いけたら高嶺？(それで帰りの車で高嶺の花を流すとこまでがセット)と、4時前にブラックスタート。早々にワカン装着して3人で交代ラッセル。タフな2人についていけず、何度も心が折れる自分😂(今回の行程1万回くらい心折れてた)それでも優しいお仲間2人にメンタル含め引き上げてもらいながら、日の出前の静かな時間に薬師で富士山や雪の積もる白峰三山を拝む。先に続く三山の稜線は快適で景色も素晴らしい。八ヶ岳に、南アルプスは甲斐駒まで。小田切ヒロ的にはセラピ〜！という感じで、日々の諸々に対する受容が進む素敵山時間。アドレナリンじゃないの、セロトニンが出てる感じ。(はいはい オベリスクまで着くと、タフなお仲間がブレずに高嶺に行こうと。仲間が行くというなら、ワイも行くしか、と。ただ気力体力すべて底をついており(基本ずっとダメw)、ひいひい言いながら着いていく。ズボりまくり、斜面も数回転がり、誰にともなく悪態をつくこともありました。スミマセン。。ルート取りに失敗し稜線から外れ、戻ろうとするもピッケルアイゼンが効かず撤退を考えたりもしました。。。しかし視線を上げると登頂を諦めないタフネスな山屋S氏がいるので、がんばる…。頑張って、なんとか高嶺に到着。映え狙いでピッケル立てて写真なんか撮ったりしちゃって。高嶺の花になりたいもんだねとか言ったりしちゃって。大きな声では書けないが山頂で仲間の大きな瞳がうるっとしてたのがエモかった。そしてちょっともらい泣き。ええやん、こういうの。(引き返して待っていてくださったY氏に遅かったね、と言われてしまった確かにw) その後の下山は長かった…。お仲間と励まし合いながらなんとか駐車場に17時前に到着。自分の気力体力スキル全く足りずで、わりと大袈裟な山行日記だけれど、だからこそ感じれたものもたくさん😇幸 全てはお山お仲間あってこそ。今回も良き旅でした🏔