薩摩の入来麓と清色城を歩く

2024.03.13(水) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
1 時間 32
休憩時間
30
距離
2.5 km
のぼり / くだり
94 / 94 m
1 32

活動詳細

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 昨年志布志城を訪ねた時( https://yamap.com/activities/27399564 )に、観光案内所で日本遺産「薩摩の武士が生きた町 -武家屋敷群「麓」を歩く-」のパンフレットを入手した。  薩摩は江戸時代に、外城を藩内各地に持っていた事は知っていたが、内容を知らないので、これをきっかけに鹿児島県内を回る事にした。志布志城ではひっつき虫が服に貼りついたので、行くなら春先の今だろう。  有名な麓(ふもと)には知覧が有るが、前回訪問した時には、特攻平和会館・武家屋敷で時間を使い過ぎ、知覧城に着いた時は夕方で、城内を見ていない。そこで今回の城巡りの第一目標にしていた。  しかし、災害復旧工事で入口は閉鎖されていた。2度の訪問でも攻め入れない最強の城だ。  薩摩藩の支配体制は、藩内各地に郷(1784年には113カ所)が有り、郷で武士が暮らす武家屋敷群が麓になる。麓にはお仮屋(地頭館・領主館)と配下の屋敷がある。この麓が敵が攻めてきた時の防御拠点になる。一国一城令で廃城になった城も隠れて維持してい所もあるらしい。  今回は7つの麓を回ったが、近くに城跡が有る所では城も回った。その中で、入来(いりき)麓と清色(きよしき)城でレポを書こう。出水麓も近くに亀ヶ城が有り良かったのだが、時間が無くて麓の一部しか見られなかった。出水麓には大河ドラマ「篤姫」のロケに使用した武家屋敷も有ったが、中に入っていない。

冠岳 郷の分布
(出水麓歴史館の展示、何年ごろの分布だったかな?)
郷の分布 (出水麓歴史館の展示、何年ごろの分布だったかな?)
冠岳 入来麓のお仮屋前の水堀。前は馬場跡。敷地は小学校になっている
入来麓のお仮屋前の水堀。前は馬場跡。敷地は小学校になっている
冠岳 入来麓の風景
入来麓の風景
冠岳 麓の西側にある清色(きよしき)城に着いた。
麓の西側にある清色(きよしき)城に着いた。
冠岳 赤枠内が麓地区、緑枠内が清色城の史跡指定範囲。青線は歩いたところ
赤枠内が麓地区、緑枠内が清色城の史跡指定範囲。青線は歩いたところ
冠岳 穴の様に見える所が堀切で、今回はここから城内に入る
穴の様に見える所が堀切で、今回はここから城内に入る
冠岳 シラスを削った細い堀切
シラスを削った細い堀切
冠岳 幹なのか、枝なのか、根なのか?
幹なのか、枝なのか、根なのか?
冠岳 標識は各所にある。縄張図は無かったので、スマホに撮った写真を見て歩く
標識は各所にある。縄張図は無かったので、スマホに撮った写真を見て歩く
冠岳 本丸は広く平ら
本丸は広く平ら
冠岳 堀を挟んで向かいの曲輪を見る
堀を挟んで向かいの曲輪を見る
冠岳 城を出て、麓のはずれの石塔を見る。笠付は三十三観音塔
城を出て、麓のはずれの石塔を見る。笠付は三十三観音塔
冠岳 3面にわたって三十三観音が彫られている。初めて見た
3面にわたって三十三観音が彫られている。初めて見た
冠岳 麓内の六地蔵塔。中段の六面体に六地蔵が彫られている
麓内の六地蔵塔。中段の六面体に六地蔵が彫られている
冠岳 重文の二棟造民家
重文の二棟造民家
冠岳 家のつなぎ目は太い竹を組合わせて樋にしている。大雨ならジャボジャボあふれそう。川崎の民家園では丸太を彫った樋を見た
家のつなぎ目は太い竹を組合わせて樋にしている。大雨ならジャボジャボあふれそう。川崎の民家園では丸太を彫った樋を見た
冠岳 石垣を窪ませた所が所々にある。案内所で聞いたところ、用途は不明らしい
石垣を窪ませた所が所々にある。案内所で聞いたところ、用途は不明らしい
冠岳 かやぶき門があった。すごい屋根だ
かやぶき門があった。すごい屋根だ
冠岳 普通の武家門もある。どこの麓にも、武家門は多く残っていた
普通の武家門もある。どこの麓にも、武家門は多く残っていた
冠岳 出水麓のジオラマ(出水麓歴史館)
江戸時代に平らに整地し、格子状に道を通している。上(南側)の緑が亀ヶ城跡
出水麓のジオラマ(出水麓歴史館) 江戸時代に平らに整地し、格子状に道を通している。上(南側)の緑が亀ヶ城跡
冠岳 出水麓のお仮屋跡も小学校。門はお仮屋時代の物
出水麓のお仮屋跡も小学校。門はお仮屋時代の物
冠岳 出水麓の道
出水麓の道
冠岳 亀ヶ城のジオラマ
亀ヶ城のジオラマ

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