西穂丸山

2023.12.02(土) 2 DAYS

活動データ

タイム

05:21

距離

5.5km

のぼり

482m

くだり

482m

チェックポイント

DAY 1
合計時間
4 時間 19
休憩時間
1 時間 42
距離
3.6 km
のぼり / くだり
423 / 207 m
1 32
20
15
11
DAY 2
合計時間
1 時間 1
休憩時間
10
距離
1.9 km
のぼり / くだり
58 / 273 m

活動詳細

すべて見る

ちゃー(あら)さんに誘われて、初めての冬のアルプス登山にチャレンジ。ピッケルや12本爪アイゼン、バラクラバ、ゴーグルなどを買い揃えた。 これまで雪山登山は、比良や鈴鹿、高見や綿向などで経験はしてきたが、トレッキングポールと軽アイゼンで登れる山とは全く次元が違うので、不安いっぱい。 一緒に行くメンバーがベテランなので、指導してもらうつもりで参加を決断した。 例によって前日夜中に地元を車で出発。翌日早朝に西穂高ロープウェイの駐車場に到着。一面の銀世界の中、空は鉛色。めちゃくちゃ寒い。地元とは大違いの景色に不安が増す。 東京から来るグループと合流して、ロープウェイ運行開始に合わせて登山開始。 とはいえ、ロープウェイで一挙にそこそこ上がるので楽ちんだ。しかし、天気は一向に良くならない。 ロープウェイ駅からアイゼンを装着して登山開始。登山口に入って間もなく、私のアイゼンが靴から取れた。 12本爪アイゼンは初めての使用。中古で買ったモンベルのカジタックスだが、説明書も無いのでサイズ合わせが甘かった。 ちゃー(あら)さんが極寒の中、合わせてくれた。これが完璧。さすがである。予定の遅れを取り戻すべく、先頭がグイグイと進むが、私は慣れないアイゼンと雪の深さとそれなりの斜度で、たちまち息はあがり汗だくになる。それでも最初のうちは写真を撮る余裕もあったが、途中からは私の足の遅さが隊列を止めまくるので、そんな余裕もなくなった。 汗がひどいので、ネックウォーマーをとり、ハードシェルを脱ぎ、ベースレイヤーとメリノウールだけになるが、汗は止まらない。皆は完璧な防寒の服装なのに汗ひとつかいていない。私だけが顔から汗を滴らせている。せっかく買った今流行りのアクティブインシュレーター(ノースフェイス)も出番無し。 雪の斜面で足は滑るし、誰も踏み抜かないところで雪を踏み抜き、膝までズボる。余計に疲れた。私だけ、ヘロヘロになって山小屋に到着した。 山小屋でチェックインと昼飯、1000円の味噌ラーメンを食して、いよいよ目標の西穂高独標へアタック。 しかし、山小屋の方はあまりオススメできないようなことを言われる。前日の雪と本日の天候から独標は危険とのこと。とりあえず行けるところまで行こうと出発する。西穂丸山までの登山は、またもズボりまくって私がパーティにブレーキをかける。仕舞いには新調したアウターパンツ(フォックスファイヤー)にアイゼンの爪で穴を空けてしまった。しかし、西穂丸山が近くて助かった。 西穂丸山で写真を撮り、すぐに独標へ向けて出発するが、降雪の中、風が出て、視界が良くない。独標の方向は何も見えない。 ちょうど丸山と独標の中間地点、急登が始まる手前で登頂を断念した。 山小屋に引き返して気を取り直して酒盛りにした。 けっこう、皆、酒をもってきていて、かなり豊富な種類に潤沢な量。飲み放題だ。1.8lのワインや日本酒四号瓶、ビール、酎ハイ、焼酎、泡盛。 ちゃんぽんで飲み過ぎて一人、潰れてしまった。 酔い潰れた一人は可哀想に晩御飯も食べられず。 晩御飯後、皆そそくさと就寝した。 翌日の再アタックに期待したが、翌朝はさらなる雪と風。全方位、全く何も見えない。 何人かは二日酔いで頭が痛いと言っていた。 早朝から独標を目指すパーティが山小屋を出ていったが、私たちが朝食を終えた頃には続々と帰ってきた。 やはり全く視界がきかず、断念したとのこと。 再アタックを断念してロープウェイの時刻に合わせて山小屋を出発。下山開始。 今度は快調に飛ばしてあっという間にロープウェイ駅に到着した。途中、うさぎ?の足跡に遭遇したりしたが、雷鳥をまったく見れずに残念だった。 帰りは予定していた日帰温泉がメンテ中で休業しており、もう一度、新穂高に戻って「ひがくの湯」に入る。登山者に人気の湯らしく、風呂良し、飯良しでなかなか良い日帰温泉だった。正解◎。 家路への道も快調にとばして、夕食の頃には帰宅できた。 初めての冬のアルプス。天気は生憎だったが、貴重な体験となった上に、パーティの皆に助けられ、楽しい山行きだった。素晴らしい思い出となった。次回は今度こそ冬の西穂高独標登頂を成し遂げたい。

メンバー

もしも不適切なコンテンツをお見かけした場合はお知らせください。