シワガラの滝

2023.06.18(日) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
1 時間 29
休憩時間
9
距離
2.2 km
のぼり / くだり
257 / 265 m
21
8
25

活動詳細

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 扇ノ山登山のあと、車で移動していよいよシワガラの滝に向かいました。鳥取市のサイトによると、「滝愛好家のなかで人気が高い、知る人ぞ知る兵庫県の名瀑。滝は洞窟の内部にあり、落差はおよそ10メートルあり、頭上の岩の切れ目から差し込む陽光、ドーム状の洞窟に水の音が反響して、神秘的な世界観をつくり出しています。」また山陰海岸ジオパークのサイトでは「火砕岩が滝水によって浸食されてできた約20㎡もある洞窟内から鑑賞することができる珍しい滝です。」という説明があります。  駐車場は十台ほどとまれます。トイレはありません。たぶん観光の方々もよく訪れるからでしょうが、報道では「滑落・遭難が相次いでる」とありました。気をつけて行きましょう。  まず階段を下ってから流れを渡り、尾根に登ります。尾根の上からはひたすらの下り。細くて深い、小又川渓谷まで降ります。河原に出てからは、何度も渡渉しながら流れを上っていきます。左上から落ちてくる小滝を過ぎると、左右の壁がますます迫ってきて、いよいよ洞窟が見えてきます。  扇ノ山噴火時の熔岩が流れた台地を、流れが細く深く浸食した結果出来た峡谷。でも滝は何と洞窟の中へと落ちてくる、奇想天外な滝でした。これは、マジでびっくり。こんな滝、長年山を歩いていても、ここでしか見られない滝です。これは一見の価値ありです。  靴は、いちおう川の中を歩けるものを持参しましたが、結局登山靴のままで問題ありませんでした。増水時はわかりませんが・・・。洞窟近くの岩のなかには、よく滑る苔の生えたものがあり、それに乗っちゃうとツルリンといきそうなので、よく踏まれてる岩を選んで進みましょう。

扇ノ山 ここの駐車場も10台ほど。14時前に着いて、空きは2枠ほど。
ここの駐車場も10台ほど。14時前に着いて、空きは2枠ほど。
扇ノ山 注意書きです。
注意書きです。
扇ノ山 解説です。
解説です。
扇ノ山 そして木製の立派な看板があります。
そして木製の立派な看板があります。
扇ノ山 下ったところにも、新しい警告看板。滑落多いんですね。よく滑る靴はダメでしょうね。
下ったところにも、新しい警告看板。滑落多いんですね。よく滑る靴はダメでしょうね。
扇ノ山 キツネノボタン(キンポウゲ科キンポウゲ属)
キツネノボタン(キンポウゲ科キンポウゲ属)
扇ノ山 ミズタビラコ(ムラサキ科キュウリグサ属)長い穂の先に花が付いています。
ミズタビラコ(ムラサキ科キュウリグサ属)長い穂の先に花が付いています。
扇ノ山 咲き始めはこんな感じ。最初、少しだけ登って尾根を越えます。尾根上では桂の滝への道が分かれていきました。
咲き始めはこんな感じ。最初、少しだけ登って尾根を越えます。尾根上では桂の滝への道が分かれていきました。
扇ノ山 そこからは下り一本。日なたに出てきました。蒸し暑いです。
そこからは下り一本。日なたに出てきました。蒸し暑いです。
扇ノ山 どんどん下ります。まだ500mあるようです。
どんどん下ります。まだ500mあるようです。
扇ノ山 ツルニガクサ(シソ科ニガクサ属)全面に腺毛があり、淡紅色の唇形花を密につけます。長い雄しべは4個です。
ツルニガクサ(シソ科ニガクサ属)全面に腺毛があり、淡紅色の唇形花を密につけます。長い雄しべは4個です。
扇ノ山 ちょっとした難所。チェーンをしっかりつけてくれてるので、慎重に降れば大丈夫です。
ちょっとした難所。チェーンをしっかりつけてくれてるので、慎重に降れば大丈夫です。
扇ノ山 ついに、河原まで下ってきました。あとわずか70m。されどの、70mでした。
ついに、河原まで下ってきました。あとわずか70m。されどの、70mでした。
扇ノ山 ここで左岸(写真の右方向)に渡渉。ところで左の岩の鎖は、いったい何のために付けられているのでしょう?左はやや深い淵です。
ここで左岸(写真の右方向)に渡渉。ところで左の岩の鎖は、いったい何のために付けられているのでしょう?左はやや深い淵です。
扇ノ山 一面の緑です。徐々に左右の壁が迫ってきます。
一面の緑です。徐々に左右の壁が迫ってきます。
扇ノ山 ウワバミソウ(イラクサ科ウワバミソウ属)うわばみ、つまり大蛇の居そうなところに生えるからだそうです。白い花が咲きました。
ウワバミソウ(イラクサ科ウワバミソウ属)うわばみ、つまり大蛇の居そうなところに生えるからだそうです。白い花が咲きました。
扇ノ山 ヤマブキショウマ(バラ科ヤマブキショウマ属)サラシナショウマはキンポウゲ科、トリアシショウマはユキノシタ科。なかなか覚えられません。
ヤマブキショウマ(バラ科ヤマブキショウマ属)サラシナショウマはキンポウゲ科、トリアシショウマはユキノシタ科。なかなか覚えられません。
扇ノ山 またすぐ右岸に渡渉し、ゴロゴロ転がる岩を越えたりして、川を遡って行きます。前方から、壁が迫ってきました。
またすぐ右岸に渡渉し、ゴロゴロ転がる岩を越えたりして、川を遡って行きます。前方から、壁が迫ってきました。
扇ノ山 ミズタビラコ(ムラサキ科キュウリグサ属)ここにもいっぱい咲いてます。ヤマルリソウやキュウリグサの仲間ですね。
ミズタビラコ(ムラサキ科キュウリグサ属)ここにもいっぱい咲いてます。ヤマルリソウやキュウリグサの仲間ですね。
扇ノ山 滑らないように注意しながら、岩を登ります。
滑らないように注意しながら、岩を登ります。
扇ノ山 いよいよ洞窟が目の前に。両岸の岩にはイワタバコの葉がびっしり。咲いたらすごいでしょうね。ここまで来ても、轟音以外、滝の存在はわかりません。
いよいよ洞窟が目の前に。両岸の岩にはイワタバコの葉がびっしり。咲いたらすごいでしょうね。ここまで来ても、轟音以外、滝の存在はわかりません。
扇ノ山 緑に吸い込まれそう。
緑に吸い込まれそう。
扇ノ山 岩の上を渡って、何とか洞窟内に入りました。向かって右側から、滝は落ちてます。
岩の上を渡って、何とか洞窟内に入りました。向かって右側から、滝は落ちてます。
扇ノ山 洞窟内から外を見たところ。
洞窟内から外を見たところ。
扇ノ山 なんて景色。
なんて景色。
扇ノ山 水量は豊富です。
水量は豊富です。
扇ノ山 洞窟の奥へ奥へと進みました。この角度は影が多くなってしまいますね。
洞窟の奥へ奥へと進みました。この角度は影が多くなってしまいますね。
扇ノ山 滝が見えやすいように、明度と彩度を補正しました。縦線のように見えているのは、天井から落ちてくる雫です。
滝が見えやすいように、明度と彩度を補正しました。縦線のように見えているのは、天井から落ちてくる雫です。
扇ノ山 洞窟の一番奥からのショット。
洞窟の一番奥からのショット。
扇ノ山 出口まで戻ってきました。名残惜しいですが、戻ります。
出口まで戻ってきました。名残惜しいですが、戻ります。
扇ノ山 オオバギボウシ(ユリ科(APG:キジカクシ科)ギボウシ属)咲き始めは、イメージが違います。
オオバギボウシ(ユリ科(APG:キジカクシ科)ギボウシ属)咲き始めは、イメージが違います。
扇ノ山 手前にあった小滝。岩を伝って水が落ちてきます。
手前にあった小滝。岩を伝って水が落ちてきます。
扇ノ山 これもなかなか味のある滝です。
これもなかなか味のある滝です。
扇ノ山 上部はこんな感じ。ほんと、自然があふれています。
上部はこんな感じ。ほんと、自然があふれています。
扇ノ山 この青い実は、サンカヨウ(メギ科サンカヨウ属)です。
この青い実は、サンカヨウ(メギ科サンカヨウ属)です。
扇ノ山 エンレイソウ(シュロソウ科エンレイソウ属)が大きな実を付け始めました。
エンレイソウ(シュロソウ科エンレイソウ属)が大きな実を付け始めました。
扇ノ山 ツメクサ(ナデシコ科ツメクサ属)花は直径約4mmの白色です。
ツメクサ(ナデシコ科ツメクサ属)花は直径約4mmの白色です。
扇ノ山 ただいまー!ネコは滝には興味なさげですね~。チビさんの世話で、お疲れ気味かな?
ただいまー!ネコは滝には興味なさげですね~。チビさんの世話で、お疲れ気味かな?

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