活動データ
タイム
20:35
距離
22.1km
のぼり
2075m
くだり
2078m
チェックポイント
活動詳細
すべて見る1泊2日の赤石三昧 物住ノ頭でテント泊 故郷の山「赤石山系」(北側、瀬戸内側の河川と南側、吉野川水系(銅山川)との分水嶺 山歩きを50歳で始めた私は故郷新居浜の山を隅々まで良く歩きました 別子銅山発祥の地だけあって銅山遺構巡りや荒銅を運ぶ仲持道、精錬に使う炭の道など山歩き材料には事欠きませんでした その内、銅山峰や西赤石がツガザクラ・アカモノ・アケボノツツジで有名な事、東赤石~八巻山が四国でも珍しい岩稜帯でそこにユキワリソウ、キバナノコマノツメ、タカネバラ、コウスユキソウ、マツムシソウなどが咲く事を知り行動範囲が広がって行きました 銅版標識 赤石山系が銅の鉱山が有った事から山仲間の協力で銅版標識を作成して9か所に設置しました 私設の山頂標識を良く見かけますが、設置後放ったらかしで山のゴミとなります 山頂標識を山のゴミとしない為に定期的にメンテナンスを行う必要から余計に赤石山系を歩く事になります 赤石山系のオオヤマレンゲ 山の貴婦人と言われるオオヤマレンゲですが、私の知る限りでは赤石山系に4か所あります 余り知られていないのが兜岩と串ヶ峰です 兜岩は入り口岩場の右裏にひっそりと小さ目の花を付けます 串ヶ峰は藪尾根だった時代に偶然見つけて以来様子を見てやりに行く気分で訪問します 有名処では赤石山荘横の目立たない沢筋に大きな樹がありますが、山荘の裏手にも結構花を付ける樹があります それと石室越の西斜面、登山道沿いに1本ありこれも沢山の花を付けます 野営のススメ 山で一夜を過ごすメリットは年寄りにも若者にも沢山あります 朝夕のドラマチックな風景をしみじみと眺める事が出来ます 日帰りと違って初日は夕方まで目いっぱい歩く事が出来、二日目の行動が目覚めると直ぐに開始出来ます 登山口までの移動時間的ロスが減るって事ですね この為時間の余裕がありセカセカ歩かずゆっくりと自然を楽しむ事が出来ました 私的にはこれが一番の有用性と考えていますのが、山で過ごす夜が怖く無いって事を実感出来る事です 山で事故が起こるのは暗くなるのが恐ろしくでそのアセりから道迷いや滑落事故に繋がるケースが多い様です ツェルトを持っていると明るくなるまで待つ事が出来る様になります テント泊に慣れれば北アルプスや日本百名山の遠征にも即活用出来、山歩きの幅が大いに広がってきます 物住ノ頭(ものずみのあたま) 「物住ノ頭」は赤石山系ではマイナーなピークですが、私にとっては上兜(うわかぶと)山や串ヶ峰への分岐点になる位置を占めています 物住ノ頭(ものずみのあたま)は南側に魔物が住むと言われた物住谷の源頭と言う意味でこの一体の南嶺が「物住山」と呼ばれていました この物住ノ頭が赤石山系の中間点で、以前からもしここにテント泊が出来れば9か所に御設置した銅版標識のメンテナンスに便利だと考えていました 山頂部は岩が多くテント泊に適していませんが、北側の上兜山方面に少し入ると赤石山系では珍しいブナの樹林帯があるのです 以前はこの一体が笹の大藪で野営場所が無かったのですが、鹿の食害で藪がすっかりなくなって今では絶好の野営地となりました そこで今回は傾斜の楽な銅山峰方面から入山し、赤ずきんちゃん(アカモノ)を鑑賞します その後、西赤石から兜岩に下りオオヤマレンゲとタカネバラを見て引き返します そして物住ノ頭でテントを張りました 夕方、串ヶ峰まで足を延ばしてオオヤマレンゲを見てテン場へ帰ります 翌日主な山道具はテントに置いて軽い荷物で前赤石~東赤石~駒鳥山をピストンします 東赤石では長年の山仲間、マンダム・ストーンリバーさん、グランパ・グランマー啓子さん夫妻、佐々連さんとお会い出来て懐かしい想いで一杯でした 帰りは東山手前にある錆びた鉄標識分岐から南へ小足谷尾根を下り接待館横に出て日浦へ帰りました 以前はこの小足谷尾根道は藪が酷かったのですが、現在ではこの辺りにも鹿が増えて軽快な尾根道となっています ルートも明瞭で歩き易いので西赤石からの帰りに是非ご利用下さい エントツ山
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