柏原から霊仙山

霊仙山はこれまで2回登ったことがありますが、山頂周辺から下界の展望が得られたことがありません。花が多い山という印象もありません。去年はガスと雨の中で、登山者より出会ったシカの数のほうが多かったくらいです。なので、次は晴れている日に行こうと決め、吹きっさらしの山にしては風も穏やかそうな今日を選びました。 昔から歩いて見たかった柏原駅から登りは、急登はないもののどこの山にもありそうななだらかな登りが延々と続きました。導入部が長く軽く飽きてきた頃、経塚山付近から頂上一帯だけ風景が一変、見たこともない景色で感動というよりは、ヤレヤレこんなに感じで山が見えるのか、「なんか今日はこんなに景色が見えて異常なんじゃないの？」という感じの思いにとらわれてしまい、ガスのかかった山という強い印象を完全には払拭できませんでした。醒ヶ井駅まで歩く長いコースだったので、太陽が強く照っていない涼しめの日で、稜線での風も予想通りで良かったです。歩いた甲斐がありました。