山伏 雪遊び

2022.01.15(土) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
6 時間 33
休憩時間
1 時間 8
距離
8.1 km
のぼり / くだり
1124 / 1115 m
12
1 18
1 30
1 7
56
3

活動詳細

すべて見る

友達2人との夏の赤岳以来の登山。 先週のYAMAPのレポを参考に、雪国育ちの友達のチェーン付き運転なら大丈夫だろうということで、前日夜に山行を決定。 梅が島付近では、前日路線バスが運行を一時中断ししんぱいしたが、路肩にうっすらと雪が見えるところがある程度で、林道の入り口までノーマルで進めた。林道手前から、チェーンをつけ、登山口近くの駐車場までは問題なく進めた。降雪から1日空けてだったので、結構溶けてくれていた。 登山口から蓬峠までは、沢沿いをジグザグに渡りながらのルート。水飛沫の上がるところは少し凍っていて冬だなーと楽しむ。ただ、足元は残雪の下が凍っていたりしてなかなかスリッピーな箇所があり、走って抜けるには危険。溶けて凍っての繰り返しの感じで、蓬峠より先より正直危ない。実際、蓬峠の直前で派手に滑ってしまい、恥ずかしい動画を後ろを歩いていた友達に撮られてしまったw 蓬峠では本日一番乗りの人とすれ違い、山頂付近は膝下くらいの積雪で、超楽しい状況との情報。富士山、南アルプスの眺望も問題なしとのことで、心踊りながらの2ピッチ目となる。ここから先はアイゼンがあると良いだろうということで、アイゼンをつけることに。 (前情報で友人がチェーンスパイクや軽アイゼン(6本歯)を使うということだったので、それならばと、押入れから十数年前に買った10本歯を引っ張り出してきて、比較して遊ぶ作戦。→結果としては10本で全然OKだが、荷物最小化としてはオーバースペックだったかも。) 緩傾斜の稜線に出るまでは、最初は比較的硬め雪+下の方は少し凍っている感じ。ある程度斜度がつくところでは、軽アイゼン組は爪先側のスタンスがうまく決まらず歩きにくかった様子だった。案外雪が深いところがあって、少しステップを切って歩くなどの工夫もちょっと必要だった(先に登った人がステップをつけてくれていたので、全く苦労なしで、ありがたやー)。滑ったらやばいなというところが少しあったが、それほど危険な場所はなかったので、こういう時にどう足を置くかな、キックステップってこうだったっけと、久々の雪を色々試しがらゆっくりと登りを楽しむことができた(その分ペースは遅い)。 山頂近くの積雪は先達の情報通り、膝下位で一面雪。超楽しい。雪がしまっていないので、トレースがないところでは、結構ズボってしまう。ワッパがあれば、走り回れたなと思ったり。景色はというと、若干曇っていて完璧とはいえないものの、富士山〜駿河湾、南アルプスと眺望が素晴らしく、長い時間楽しんでしまった。昨年登った北岳〜農鳥の稜線もしっかり見えて、ここにテントを張って酒盛りしたら最高だろうなと思った。 が、足が冷たい。雪に足を突っ込んでいるので、末端冷え性の僕としては、これ危ないという感じに。ちょっと感覚がなくなったので、この辺りの装備充実が少し課題となった。 下りは雪があるところは結構いいペースで進め問題なかった。登りの時に凍っている箇所があったので、蓬峠から先もしばらくアイゼンを外さずに下山していたが、雪のないところでの10本歯は最低に歩きにくく、少し凍っている箇所が減ったところでギブアップ。抜群の歩きやすさになるものの、隠し凍結が結構残っていて、所々、文字通りヒヤッとした。チェーンスパイクや軽アイゼンの友達は、割と快調に降っていたので、改めてそれぞれの道具の特徴を学ぶことができた。 雪遊びの目的とよい景色が見れて大満足の登山。アイゼンの特徴を改めて比較することができ、今後の道具構成検討にもよい経験となった。課題は、足元の冷え解消で、冬靴を買わずになんとかならないか、研究余地がある。 夏の山伏を知らないが、登りで1人、山頂で1人、下りで2人とだけすれ違っただけで、中々渋い山だなあとの感想。夏山に来るとしたら、稜線を縦走して遊ぶ人が多いだろうか。 良き友との良い冬の山行だった。

メンバー

もしも不適切なコンテンツをお見かけした場合はお知らせください。